”三大認可共済”(主要な保障)を比較すると

共済比較一覧
[都民共済、こくみん共済、CO-OP共済]

2011年12月現在



認可共済のうちでも最も加入機会の多い「都(道・府・県)民共済(全国生活協同組合連合会)」「こくみん共済(全労済)」「C0・OP共済(日本生活協同組合連合会)」の主力商品を、「死亡重視」「入院重視」「こども」の3つに分けて比較してみました。
比較対象の保障は、「死んだら」と「入院したら」が重要で、通院や高度障害等については、共済内容の本質を左右するものではありません。
もちろん、比較すべきは、“病気”死亡と“病気”入院です。
事故や交通事故の保障がどんなに手厚くても、共済内容の本質を左右するものではありません。

また、各共済とも、短期入院やがん・三大疾病の保障などオプションや、倍額コース、女性コースなど、選択肢は盛りだくさんですが、そのようなオプションを追加して掛け金を増やすくらいなら、そもそも生命保険プランをしっかりと考えるべきでしょうから、言及していません(65歳までに死亡・入院するリスクは、それ以降のリスクと比較すると非常に小さいので、65歳になるまでの保障を手厚くすることよりも、65歳以降を手厚くできない保障では、本当の意味の安心は確保できません)。
2,000円以上の保険料(掛金)を払うなら、共済をわざわざ選択するメリットは小さいでしょう(65歳以降の保障が準備されていても、それまでより死亡・入院の保障が減ってしまうのなら、それはあまり役に立ちません。目安は入院日額5,000円未満では、加入する意味は大きくないと思います)。

「なくてはいけない保障」をきちんと比較することによって、どの共済がお得というよりも重要な、それぞれの共済の特色が見えてくるはずです。
もちろん、共済であっても「うまい話」はありませんので、お間違いなく(共済のメリットは、65歳になるまでの保障を2,000円以下の掛け金で確保できる点です)。
掛け金が安く見えるのは、単に死亡・入院のリスクが低い期間に限定しているからで、安くていい保障ということではありません(死亡も入院も60歳、65歳以降からが保険は役に立つのです)。
例えば、こくみん共済の「医療タイプ」の場合、男性も加入できるのに、女性のみ「女性特有の病気の手術」に6万円の給付がありますが、これは単に女性の死亡と入院のリスク(0歳〜60歳)が男性よりも低いためで、男女の掛け金格差を解消する手段としてこの給付があるわけで、決して女性が得をする訳ではありませんので、注意が必要です。

併せて。
共済の保障内容は、随時見直されます。
これまでは、加入者の拡大に伴い保障内容がアップしてきましたが、今後もそうなるかどうか、保証はありません。
また、割戻しも必ず受け取れるものではありませんので、ご注意ください(割戻率も、徐々に低下する傾向にあり、あくまで”おまけ”でしかありません)。

共済については、
「共済の“非営利”はメリットか?」も参考にしてみてください。

都民共済
全労済
CO-OP共済




死亡重視の共済(pdf)

医療重視の共済(pdf)

こどもの共済(pdf)

老後の共済(pdf)


※ 最終的な判断の際には、ご自分で保障の内容をご確認ください。内容の誤りには責任を負えません





 

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