誠斎伊東甲子太郎と御陵衛士

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2. 注!妄想爆裂(笑) 「伊東甲子太郎と銀英伝」 (2001/12/21)

伊東甲子太郎っていう人は、わたしにとって知れば知るほど味のある、するめのような存在なんですが、調べているうちに、あれ?と思ったことがあるんです。特に油小路での暗殺事件のあたりなんですが…。幕末ファンの方には、田中芳樹氏の銀河英雄伝説(銀英伝)フリークが結構いらっしゃいますよね?実は、伊東って、ちょっぴり銀英伝の某登場人物と似ている気がするんです。銀英伝をご存知の方、思い当たられたでしょうか?・・・ヒントとして、伊東と某人物の共通点を4点挙げますので、ひまつぶしに想像してみてくださいませ。(銀英伝をご存知ない方、ごめんなさい!でも、よかったら銀英伝、読んでみてください。きっとお気に入ると思います)。

★ヒント★

  • 伊東は温厚で公明正大との評がある。武断主義を好まない温情家。思想と人物を慕って師と仰ぐ者、彼の描く未来に共感してついていく者が多かったが、彼に尊大なところはなく、これらの人々を、同志・友人と見ていた。
  • 敵対している近藤の招待について主な同志は「姦計の可能性があるから行くな」と止めるが、伊東は『邪心を包含する者ならねば、何の疑心もなく承引の趣をもって答え』、諌言を用いなかった。そして、十分な護衛を連れず敵地へ赴き、罠にはまって暗殺された。30代前半・志半ばだった。(これに関連して、同志も数人殺された。その後、生き残った同志が復仇を企て、敵方の総大将・近藤を狙った)。
  • 伊東は、止める同志に対して『(相手が)好意をもって招くからにはこれに応じて行くのが礼である。もし行かなければ礼を失することになる。害心があるのではないかと考えて拒むのは卑怯である…(中略)…万一この身が害にあわば、御身らよく心を一にして朝廷に忠をつくされたい』と言って出かけた(とされる)。
  • 「後世の歴史家(研究家・ファン)」から批判的にみられることがある。
  • おまけ:伊東は武芸の達人で役者のような美男だったとか。この点、某登場人物とは少しも?似ていません(笑)。

いかがでしょう?思い当たられましたか?(答え+αは下に^^)

参考資料:『壬生浪士始末記』、『史談会速記録』、『新選組始末記』、『新選組遺聞』、『伯父・伊東甲子太郎』

こたえ:

あくまで管理人の感じ方ですが、ヤンと共通点が多いんですよね。最初に「あっ」と思ったのは、伊東が油小路にでかけるときにいったとされる言葉で、どっかできいたことがあると思ったら、ヤンが帝国の招待に応じることにし、心配する仲間に言った台詞とほとんど同じだったんですよねえ(もしや、伊東がモデルってことは・・・ないでしょうけどね:笑)。そのほか、つらつら考えてみれば、性格・思想の方向や暗殺のされ方や後世の研究家に嫌われてるところまでそっくり、御陵衛士の同志=ヤン艦隊の仲間ともイメージが重なるし。

ちなみに新選組はといえば・・・これも私的にはあてはまるじゃないですか(笑)。

(ラインハルト:ポジション的には近藤。でも全然性格とか違うけど)。
オーベルシュタイン:土方歳三−ラインハルトや帝国(新選組)のためなら邪魔者は徹底排除。
キルヒアイス:山南敬介。−ラインハルト(近藤;;)を支えてきたが、帝国(新選組)のためなら鬼になって平気というオーベルシュタインの策を容れるラインハルトに違和感を感じる。オーベルシュタインに、最大の邪魔者だとみなされる。

★・おまけ・★
実は、わたしは、当初、新選組本読者にありがちな伊東嫌いで、伊東について調べて、頭では納得してもなかなか感情的に偏見から抜け出せませんでした。でも、「伊東ってもしかしてヤンとある意味ちょっと似てるかも」と思ったとたん、偏見の最後のひとかけらが、音をたてて落ちた気がしました。わたしにとってヤンは、銀英伝の彼の台詞にたくさん線が引いてあるくらい、共感を覚える虚構人物だったんです(ヒロの部屋の好きなことば「自由、自立、自律、自尊」もヤン製)。現金なものですね(笑)。

ヤン嫌いの人もいるので、伊東=ヤンなら、やっぱり伊東はいやな奴だって思っちゃう人もいるかもしれないけど、それは困るな〜(笑)。

追記:あるゲストの方から、近藤=トリューニヒトでは?とのコメントをいただきました。


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