Modify(5SL1)
'03YZF-R6(5SL1)のモディファイに関して、改造の内容やパーツの紹介、使用感のレポートなどを掲載するページです。'99YZF-R6の情報は'99R6モディファイでどうぞ。

右側はカウル裏からステーが伸びる

車体左側
フレームスライダー(ベビーフェイス)
レースに出るわけでなければ、サーキット走行といえども特別なパーツは必要ない。しかし、フレームスライダーは、「安心感を買う」という意味でも、ぜひ装着しておきたいパーツ。材質は「ジュラコン」と呼ばれるエンジニアリングプラスチックで、摩擦が少なく摺動性に優れる、つまり滑りやすくて削れ難いため、フレームスライダーには最適というわけだ。フレームスライダーは転倒時はもちろん、立ちゴケにも効果があるのは間違いないから、サーキットでは走らない人も検討する価値はある。
左右共にエンジンハンガーのボルトを一部外して装着する。車体左側の取り付けは極めて簡単だが、右側はエンジンハンガーがカウルに隠れているため、カウルを外してからボルト2本を外して装着する必要がある。右側はエンジンハンガーから伸びるステーが付属し、スライダー部がカウルの外に出るようになっている。カウルの加工は必要ない。カウルやエンジンが黒塗装なので、ブラックのフレームスライダーは違和感なく溶け込んでいる。価格は1万4500円とやや高いが、こうした構造と仕上げの良さを考えれば納得できる範囲だ。


フックボルト フックボルト
YZF-R6のスイングアームにはフックボルト用のネジ穴が最初から開けてある。レースに参加する車両は通常スタンドを外すので、メンテナンススタンドを使わないと自立できずフックボルトは欠かせない装備。レースでの使用を意識したR6ならではの配慮だ。このボルトは、R6を購入したYSP店がサービスで付けてくれた。店主いわく「これがあるとウチも整備が楽なので」。実際、フックボルト用のY字ステー付きメンテナンススタンドは、スイングアーム下を支えるタイプよりもかけやすい。