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Cell_雀 不定期コラム 第二十三弾! |
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ここにきて自分でも少し驚いているのがVBAの保守性のよさです。 十五回のバージョンアップで変更した箇所は膨大で、かなりコアな部分までもいじってます。 正直エクセルにしろアクセスにしろVBAでの開発にはいろんな意味での限界があり、度重なるコード修正やオブジェクト追加は深刻なデグレーションを引き起こすものだと、私自身がそう思っていましたから。 ※ デグレーション=プログラム修正によってシステム全体の機能を低下させてしまうこと。 しかし、まさか十五回もプログラム改変してもデグレを起こさないとは…。 あ、ここ多少自慢も入ってます(笑)。 多分、エクセル5や97だった頃のイメージが強いのでしょう。 確かにあの頃はエクセルやアクセスなどのオフィスアプリケーションそのものにバグがあり、その上で動かすVBAも当然のごとく不安定なものでした。 デグレは開発者の力量による部分も大きいですが、アプリ(この場合は開発環境)自体にバグがある場合はもう如何ともしがたいものがあります。 プラスOSもWin9X系が主流だったため、もうどうしようもない状態だったのでしょう(笑)。 現在のようにWin&Officeの2K・XP環境が主流になると、VBAのイメージががらりと変わってしまいました。 まだ多少不安定な部分もありますが、それでも以前のように不可解な現象やバグに悩まされることは格段に少なくなってきています。 正直ここまで安定しているのなら、VBAは立派な開発環境としてプロユースの使用に耐えると今さらながらに思います。 ただ大規模システムの構築には未だ不向きですが…(笑)。 コンピューティング環境の将来ってどうなるんでしょう? 家庭用PCの黎明期、付属のアプリケーションなど皆無だった頃、コンピュータを使いたい人は独学でコツコツとプログラミングを習得するしかありませんでした。 WinPCが全盛になりスタートメニューに収まりきらないほどのプレインストールソフトと、ネットに接続さえすれば山のようなフリーソフトがダウンロードできる時代になりました。 でもユーザー層による開発のニーズはいまだに衰えることがありません。 むしろPCで「できる」ことが格段に増えた現代の方がよりニーズが高まっているようです。 PCの表現力が高まったということは、ユーザーの「やりたい」と思うことにより的確に応えられるようになったということであり、そんな魅力的なツールをクリエイティブな人々が放っておくハズがないということなんでしょう。 そしてそれを成し得るための開発環境や、それを支援するためのツールが脚光を浴びるようになったということだと思います。 VBAは最もお手軽に開発環境をユーザーに提供します。 そしてその機能は他の開発環境に比べて決して引けをとらないレベルです。 エクセルで麻雀ができる。これは当たり前のことです。初期のBASICだって麻雀ゲームを開発してた人はいたのですから…。 私よりももっと優秀な開発者ならきっと凄まじいことをエクセルやアクセスで実現してしまうでしょう。 そんなVBAの究極の姿をいつの日か目の当たりにしたい…そして可能ならば自分がそういったソフトを開発したい…。 たかが表計算ソフトで人に感動を与えられるとしたら…考えてみれば、これは本当にスゴイことなのかもしれません。 |
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