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Cell_雀 不定期コラム 第二十九弾! |
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え〜!? 今頃、観たの〜? はい、今頃観たんです(笑)。 映画を観るのは結構しんどいです。ある程度まとまった時間がないと一気に見れません。 前のコラム(キーボードが基本です)で、映画の世界ではいまだに 「キーボード、カチャカチャいわしてる」 と書きましたが、この二つの映画を観てハッキリと感じました。 「もうキーボード、カチャカチャいわしてないな…」と(笑)。 マイノリティリポートはいわずと知れたスピルバーグの大ヒット近未来ハードSF映画ですが、主人公のトム・クルーズがタッチパネルをさらに進化させたようなスクリーンパネルを両手使ってオーバーなアクションで操作していたのが印象的です。 そこに表示される2054年のGUIはWindowsの次々バージョンといったたたずまいで、未来的なフォルムがカッチョイイのですが…実際に使用できそうなくらい洗練されたデザインだったと思います。 アイ,ロボットはこれまた有名なアシモフの古典SF小説を映画化した作品ですが、2035年が舞台のこちらは主に音声によるオペレーティングが主体です。 英語のような定型化された文法構造の言語はオペレーション言語と自然言語の差異が少ないのか、こちらも充分実用性のある技術だなあと感じました。 (ちなみに音声オペレーティングは一部のハードウェアやアプリですでに実用化されています) ただ二つの映画に共通して感じたことは…、 「もう、キーボードをカチャカチャいわすだけではSFっぽくならないんだなあ…」 ということです。 考えてみればこれはしごく当たり前で…ここ十年の間にオフィスには急速にPCが導入され、キーボードのカチャカチャは言わば、 「日常、見慣れた光景」 であり、いまさらそれを劇中で再現したところでなんら未来っぽさとゆーかSFっぽさを感じない…とゆーことなんでしょーね。 もう一つ共通しているのが、二つともマウスデバイスをほとんど使用していないところです。 これもマウスデバイスがGUIのオペレーティングデバイスとして未完成…もしくは進化の途中にある中間形と捉えられているのでは…と強く感じました。 現実に、肢体不自由者のための視点を使ってオペレーションできるGUIや視覚障害者のための音声のみで動作するOS・アプリケーションの開発は日々進化を遂げており、実際に多くの方に利用されています。 近い将来のオフィスで二つの映画のような光景が見られる日が来るのでしょうか? エンジニアとしてはまさにワクワク、興味津々といったところであります♪ あと個人的にお気に入りだったのが、アイ,ロボットのなかで旧型のCDプレイヤーのボリュームを下げようと懸命に音声指示を繰り返しているヒロインの姿が笑えました。 結局、主人公のウィル・スミスがリモコンでなんなくミュートしてしまうのですが…。 その不思議な道具はいったい何?とでも言いたげなヒロインの表情が印象に残っています♪ |
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