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● いたスト梅雨明けオフのレポート ●

 2003年7月19日にいたスト梅雨明けオフがおこなわれました。今回は 3連休の初日ということで、かなり参加者が集まりました。こちらでは、1日目のいたストオフの方をレポートしたいと思います。翌日のアナログゲームオフについては、こちらをどうぞ。


- オフ開始まで -

 いつもなら G2 の宿舎ゲームは何かテーマを決めて持ってくるところなのですが、今回はアナログゲームオフとの兼ね合いもあってあまり考えませんでした。強いていえば、オリジナルゲームということで私の作品「ことばであそぼ」ができたらと思っていたくらいです。

 前の週までは、アナログゲームオフの準備をしていたので、いたストの調整はほとんどしませんでした。いたストオフは本当に楽しむだけという感じで行きましたね。

 当日は 6:30 くらいに起きて、ページの更新をかけてから出かけました。今回は荷物がとんでもない量になったのですが、この時間の土曜日の電車は混み合うのです。いつもよりちょっと早く出かけたので、中目黒到着は 8:40 くらいでした。

 コンビニで時間つぶしをしていると、エルミートさんとスピーディさんにあって、軽く買い物をしたあとで、会場となりました。梅雨明けオフという名称に反して、梅雨はまだ明けていなかったのですが、機材搬入の時に雨にたたられなかったのは、幸いでした。


- いたストオフ本戦 -

● 試合前

 積極的に仕掛けていこうということで、試合前から「ことばであそぼ」を 2回ほどやっていました。いたストオフで出したのは初めてでしたが、なかなか面白い展開が見られました。

 最初のプレイの最初のことばは「おといれ」(スピーディさん作) でした。これが引き金となってかなり盛り上がりましたね。ねーぽんさんの 10連鎖とか、スピーディさんの「ひっこぬく」とか、思わぬ方向に変化した人名とか、ゲームの面白いところが伝わった感じがしました。

● 第1戦 サパタの地上絵(GK)

 今回もいつも通り、ストリート決めのスロットでランダムに決まったのですが、サパタの地上絵(GK)、アメリカ大陸(3)、カジノタウン(3) とアメリカ大陸以外はプレイ回数の少ないものが来ました。

 1戦目は、GK マップのサパタの地上絵でした。GK からのマップはプレイ回数が少ないということもあるのですが、資金繰りが難しく 6までしか出ないストリートなので、かなりのテクニックを要することになります。

 序盤からいい店がほとんど買えずに来てしまいました。GK マップは、全体的に 1〜2週目の資金が苦しい、株をためにくいといった特徴があるので、プレイスタイルからの相性はあまりよくないのです。店が買えないからと行って、流動資産が多いわけでもないので、出遅れるとつらいのです。

 最初の相乗りチャンスとなった、ガールズラインですが、なかなか増資されない上にトップに相乗りをされたため、作戦変更して 10株売りをかけることになってしまいました。

 中盤では、各プレイヤーがエリアをつくる展開に。私はレフトベース 3軒とハンドストリート 2軒しかなかったので、相乗りを狙うしかなかったのですが、レフトベースの 99株の相乗りに対してなかなか増資してもらえず、他のプレイヤーの高額エリアへの乗り換えに間に合わなかった形になってしまいました。

 レフトベースはいち早く 4軒になったものの 99株の相乗りに対して、サラリーを待って 250株のインサイダーにしていました。が、ここまでためられると 10株売りをせざるを得ない状態になり、19株売りから、10株ずつの売却と容赦のない売り方をしてしまいました(そのままほおっておくと明らかに 20000G を突破するので)。

 結局、18000G あたりから増資しても伸びない状態になって、最終的には 15000G 近くまで総資産を減らすことに成功しました(普通なら楽にトップの展開から 2位に引きずりおろしたことになります)。5軒エリアといっても最終的には 999G の増資に対して 5G しか伸びなくなっていましたね。

 終盤は混戦になったのですが、50G の株への再乗り換えで 20000G を突破してそのままゴールということになりました。店数が 7軒しかなく 4位に終わりました。

 私の場合は、株もうけを重視していますが、今回のように、下位にいるときの相乗り拒否に対してはかなり厳しいです。有力エリアのある時は自分のやつをやるのですが、ない場合はどうしても相乗りしてもらいたいですからね。

● 第2戦 アメリカ大陸(3)

 第2戦は、初代からのストリートのアメリカ大陸です。昔は時短マップでかなり登場していたのですが、最近はあまり多く出現しないですね。3のアメリカ大陸ということで、独占時の増資あまりが多い分、中央の安めのエリアもそれなりに使えると思います。

 これも 1週目から荒れる展開になりました。いきなりシカゴを 3軒にされたのです。ただ、一等地は私がブロックしていたので独占ということはほぼあり得ませんでした。ロサンゼルスも一等地を含めた 2軒になって危険だったのですが、流動資産の少なさで助かった感じでした。

 私はというと、1戦目に続いて店の買えない展開でした。シカゴの一等地、ロサンゼルス 1軒、ニューヨーク 1軒、フロリダ 1軒のわずか 4軒で 2週目が終わっています。

 シカゴの相乗りをぜひしたいということで細かく株を買っているうちに、かなり株価が高騰していました。私の 400G の増資と、3軒エリアへの 2回の増資で株価が 55G くらいになっていました。

 有力なエリアがなく、シカゴが怖いとなると、あとはハワイしかありません。ちゃっかりコロラドの相乗りをしながら、ハワイを狙うもののなかなか行けず、お店買い取りチャンスでむりやりカウカウヨットハーバー(800G)を買うにとどまりました。

 本土で足の引っ張り合いが起こり、なかなか店の値段が伸びないところで、チャンスカードの 33番で増資後のシカゴのお店を売却し、大量の流動資産を作りました。これをハワイの株につぎ込み 396株までためて、3軒までのばしたところでヨットハーバーに増資、3960G を稼ぎました。

 10株売り警戒で、ハワイの株を 100株まで売って、増資チャンスを待っていたものの、チャンスがないうちに 5倍買いが入ってしまい、しばらく場が停滞していました。相乗りと 2倍で売却のカードで目標金額ぎりぎりまで稼いだものの、売却したシカゴの店で独占を許してしまいました。

 チャンスカードが1周して、だめ押しの強制 2倍売りをハワイのヨットハーバーにかけて、なんとか目標金額を突破。買い物料ねらいの増資も避けてゴールしました。

 シカゴのシカゴシアーズタワーを 2回売ったほかに、フロリダのエプコットカフェスタンドも 2回売却、ヨットハーバーも売却したので、チャンスカードを 21枚引いたうち、実に 5枚がお店を売るカードだったことになります。

 瞬間的に持っていた店数は最大でも 6軒、最終的に残ったお店はわずか 3軒。アメリカ大陸なのによくこれで勝てたものです。

● 第3戦 カジノタウン(3)

 3戦目はいたスト 2 のマップのカジノタウンですが、経験はかなり少ない部類に入ります。いたスト 3 ということで、税務署ラッシュ、たまにマイホームというのが怖いストリートです。

 このストリートも、序盤の資金繰りがきついのですが、1週目から周回を遅らせてエリアをつくるプレイヤーが 2人もいたので、かなり苦戦しました。

 私はというと、空き地ももてず、お店も 4軒しか買えず、納税で所持金がきついというどうしようもない状態でした。周回をするものの、インサイダーをかける間もないような状態で進んでいきました。

 予想通り、2週目あたりでほぼ全員の流動資産が尽きるという事態になりましたが、ここでひとりだけインサイダーを成功させたプレイヤーが、大きくリードしました。うっかり競売に出すと定価で買いたたかれてしまうので、八方ふさがりになりやすいのです。

 トップのプレイヤーが納税などで苦しんでいるうちに、ヘリポートの活躍が見られました。マークを順調にとって、銀行周りを増資して逆転を成功させていました。

 私はというと、その銀行周りの増資にきれいに蹴られてしまい、自分のお店が 1軒もなく、税務署があるところを 3周も回ってしまいました。

 序盤の出遅れが響いて、インサイダーを阻止することができず(十分な相乗り株をキープする流動資産がなかったのです)、そのまま 4位で終了しました。さすがに株もうけが 2000G も行かないような試合では勝てません。店数は 7軒でしたが、中盤までは 5軒しかありませんでした。

 このストリートは、ルート選択の幅が狭い分、税務署がかなり強力です。ヘリポートもかなり役に立つことが分かりますね。速攻が大事なストリートなので、序盤は周回した方がいいようと思います。最初に +1000G とかをつけておくと楽ですからね。

 コンビニインサイダーは 1500G という少ない所持金では難しいのですが、成功すればかなり楽になります。いたスト 3 の場合は狙ってみるのも手でしょう。となると、ヘリポートはさらに使い勝手がよくなりそうです。

 今回は、資金繰りのきついストリートでまともにお店が買えなかったということもあって、さんざんな結果に終わりました。とはいっても、この内容なら全部 4位ということも普通にありえたわけですから、勝てただけよかったのかもしれません。


- ゲーム間 -

 3試合目が 1箇所 4時間を超える試合になったので、結果として時間が余ったわけで、アナログゲームがやられていました。私の参加していないところでは「オーノー99」とか「スコットランドヤード」がやられていました。特に「スコットランドヤード」は山崎さんが改心の逃げを見せていました。

 私の方はというと、The Last Hope をやるにとどまりました。翌日のアナログゲームオフのことも考えると、あまりいろいろとは出せませんからね。


- 宿舎 -

 宿舎では、比較的時間があったので「ことばであそぼ」を風船さんとウナムさんと私の 3人でやっていました。3人の場合のルールも確定できたのはかなりの収穫でしょう。

 2ゲームの間にできたのは、風船さんの「すかんぴん」ですね。私は「いっぱつ」と「はんじょう」と「こうりゃく」を作りました。しかし、「こうりゃく」からウナムさんに「こうりゃくページ」を作られてしまいました。

 ことばのゲームなのに数学的な要素があるような気がするというウナムさんからの感想がありました。確かに作っている私は思いっきり理系の人間ですからね。

 メンバーが増えてからは、BNC を久しぶりにやるということになっていたので、時間の都合上、観戦のみになりました。別の部屋ではゲームキューブで「スターソルジャー」がプレイされていましたね。翌日はあわただしくなりそうなので BNC を軽く観戦しつつ、1:30 くらいに寝ました。


 今回は、本当に楽しんでいこうという感じのいたストになりましたが、ふたを開けると厳しい展開の連続で楽しむというよりも、生き残るのに必死な感じでした。まあ、どうしようもない展開になってくると、他のプレイヤーの動向もより見られるわけなのですが。

 翌日はアナログゲームオフということで、そのまま続くことになるのですが、内容が変わるのでページも買えてお送りしようと思います。


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