HOME演奏活動PowerPointの例

公開講座で用いているPowerPointの例を紹介します。
ここに示したものは、約30分のプログラムですが、
60分〜90分のプログラムを数多く用意しております。
また、実際にはアニメーションの設定などを用います。
1/6 表紙

開場から講座開始直後まで投影します。
本日の内容や参考図書を確認します。

配布資料が複数枚ある場合や、
拙著を「テキスト」として使用する場合、
受講生自身が講座前に準備できます。

スライドの背景は今回作成したオリジナルです。
2/6 平曲の基礎知識

最初の3〜6分を使います。
楽琵琶や薩摩琵琶や筑前琵琶の話をすることもあります。

平曲では語り方(旋律形式)と場面が関連していることや、琵琶をあまり弾かないこと、 創作ができないことなどを補足します。

幕府の法要や参勤交代の効果などを紹介し、平曲の文化的側面について理解を深めます。
3/6 平曲の伝承系譜

4〜5分を使います。
系譜の説明をしない場合もあります。

前田流と波多野流のこと、平家吟譜と平家正節のこと、 天保初め頃の江戸には100句程度の伝承しか無かったこと、 島津斉興の出資によって京都に残っていた200句が江戸に伝わったことを紹介します。
4/6 那須与一の装束

あらすじと装束の説明に
4〜7分使います。
直垂(ひたたれ)の描写を受講生の皆さんと一緒に音読することもあります。

鎧や弓矢の描写も合わせて確認し、前後関係や与一の姿が判明したところで、 次のスライドに移ります。

右下の数字は、拙著のページです。
5/6 那須与一の語り

内容の解説と語りに必要なのは
「味方の兵者共」以降なら15〜18分、
「沖には平家」以降なら10〜12分です。

曲節と内容を対応させて解説し、
時には原文を投影したのち語ります。
場面をイメージしながら鑑賞できます。
6/6 上日の唱和

残りの時間で「紅葉」の説明をして、江戸時代の平曲会では 全員で唱和したという「上日(じょうにち)」を語ります。

続いて、譜(節博士:ふしはかせ)の解読方法を紹介し、 受講生の皆さんと唱和します。
節博士の色分け表示は好評です。

Copyright:madoka  初版:2008年4月16日

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