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「おおきなかぶ」授業プラン

 クラスの全員が10回以上音読をしている状態であることが、この授業の前提である。

 クラスの全員が、すらすら読める状態にしておくことが望ましい。
 1年生1学期の国語の授業は、90%以上が音読である。

 指示1「おおきなかぶ」。もう何回も音読していますね。今日は超スピードで読みます。座ったら2回めを読んでおきます。全員起立。

 全員が座ったところで発問する。

発問1 登場人物を書きます。ドラえもんの登場人物は誰がいますか。(ドラえもん、のびた、ジャイアン、しずかちゃん、スネオなど)そうですね。それでは、「おおきなかぶ」の登場人物を書きます。先生が黒板に書くのと同じに、ノートに書きなさい。

 教師は、「おおきなかぶ」「とうじょうじんぶつ」「@」「A」と黒板に書く。

 指示2 できたらノートを持っていらっしゃい。

 ノートに○をつけて黒板に書かせていく。
 書けない子どもには「黒板に書いてあるのを参考にしていいですよ。」と助言する。それでも書けない子どもには赤えんぴつで薄く書いてやり、なぞらせる。


 指示3 右から順に発表しなさい。

 次のような板書になるだろう。(実際は縦書き)

 とうじょうじんぶつ
 @  おじいさん
 A  おばあさん
 B  まご
 C  いぬ
 D  ねこ
  E  ねずみ

 発問2 この中でおかしいものはないですか。

登場人物が抜けていたり、字が違っていたりするものを正す。
順番が違っているものについては、番号をつけているので、出てきた順番がいいということを話して、ノートの番号を書き直させる。

 発問3 登場人物の中で、一番がんばったのは誰でしょう。一番がんばったものを書きなさい。

「おじいさん」「ねずみ」「みんな」という意見が出るだろう。出なければ教師が別の立場をとる。 少数派から理由を発表させる。
 意見を出し尽くさせた後、次のように教師の解を示す。

 発問4「うんとこしょ、どっこいしょ。」という文は何回出てきますか。教科書に@、Aと出てきた順に番号を書きなさい。「6回」ということを確認する。黒板に@〜Eと番号を書く。

 
 発問5 それぞれの「うんとこしょ、どっこいしょ。」はだれが言ったのですか。

 6人指名して黒板に書かせる。
 発問6 おじいさんは何回ひっぱっていますか。

 「6回」という確認をする。

 発問7 ねずみは何回ひっぱっていますか。

 「1回」という確認をする。

 説明1 そうなんです。おじいさんは6回もひっぱっています。一番がんばっています。

 討論の中で意見が出たら、それを交えて説明する。

 発問8 6回の「うんとこしょ、どっこいしょ。」はみんな同じに読みますか。違うように読みますか。「おなじ」か「ちがう」かノートに書きなさい。

 どのように読むか発表させる。
「人数が増えるからだんだん大きくなる」ということはわかるだろう。

 指示4 6回の「うんとこしょ、どっこいしょ。」をみんなで読んでみましょう。

 子どもたちはだんだん大きく読んでいくであろう。
 教師は、「うんとこしょ、どっこいしょ。」の後のかぶの様子のところを読む。

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文責 東田 昌樹


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