私がYHを初めて利用したのは中学卒業時(1991年3月)に九州(6カ所)へ行った時が最初でした、その後大学2年の夏休み(1995年8月)にフェリーで沖縄を旅した時に再び会員となり、そして2000年7月に青森への旅をきっかけに再々度会員となりました。過去2回とも単年で1回ずつしか利用しませんでしたが、それは私の経済事情とかであまり遠出をしなかったから?(^^;)久々5年ぶりに会員となり今年は無事更新も済ませましたが、どーも昨年以来ヤミツキになってしまったよーです(^^;)
青少年向けに安全かつ経済的に旅が出来る事を目的とした世界的規模の宿泊施設組織であり、元々はドイツの青少年ギルドが発祥と言われる。基本的には会員制で料金体系は寝食分離(B&B)方式(素泊まりと食事)、男女別の相部屋、食事やベッドメークはセルフサービスというのが原則ですが日本国内に限っては1泊素泊まり料金が会員の1000円増し程度で非会員でも宿泊できたり、食事(夕食・朝食)も別料金で提供するYHも結構多いのが特徴です。
私は海外のYHに宿泊したことが無いので分かりませんが、日本国内に限定すると初回1年間の会員料金は成人パス(年齢毎に分かれていて終身パスとかもある)で2500円で入会できます。入会方法は各都道府県にある入会案内所や直接入会できるYHもあり、会員1泊の素泊まり料金はだいたい3000〜4000円程度で1泊2食でも殆ど6000円以内で収まります。まあ、詳しくは日本YH協会にでも問い合わせてみて下さい。またホームページを持っているYHもあるようです。幾つかのYHにはリンクさせて頂いてますのでこちらからどーぞ→接続案内(個人編)
★予約
電話にて予約しますが、同時に到着時間や車の有無、食事の有無などを聞かれます。YHの夕食時間はだいたい18時頃からなので到着時間が微妙な場合は夕食の予約は取らない方が良いかもしれません。予定が決まってない場合などでYHによっては前日位までに食事有無の連絡をするよう言われるところもあります。YHでは到着を心配しています、あまり到着が遅くならないように。もし遅れそうだったり、辿り着けない?(笑)場合は途中で電話など一報入れましょう。間違っても無断キャンセルなどしないよう、一般常識マナーから考えてももってのほかです。
★部屋
YHに到着したら受付をします。このときに宿泊者カードを書いて、シーツや枕カバー等を受け取ってから部屋へ。基本的には2〜8人の男女別相部屋で2段ベッドだったりしますが、和室であったり、家族やグループでの一部屋利用をさせてくれるYHもあります。(それぞれYHによって異なります)
★食事
夕食や朝食の時間は決まっていて、YHによっては放送とかで知らせてくれます。基本的には食堂などで自分でご飯を盛ったりして食事をとります。YHによっては食事にかなり差があったりするので、行ってからのお楽しみ?!
★ミーティング(ティータイム)
YHによっては食後にミーティングがあります。最近はミーティングと言わずにティータイムと言って、お茶を飲んだり、雑談したりといったYHが殆どですが、中には今でも歌を歌ったり踊ったりするYHもあります。基本的には参加は自由で地元の観光案内をしたり、情報交換をして時間を過ごすといった感じです。消灯はだいたい11時〜12時頃。疲れていて9時とか10時頃から寝ている人もいるので実際にはあまり早いとは感じないでしょう。でも談話室に場所を変えて夜中遅くまで起きている人も中には居ます。(マネージャーさんでも居ます^^;)自分の部屋に戻る時に同部屋の人に迷惑を掛けないよう注意しましょう。尚、最近は飲酒を許してるYHも増えてきましたが(ティータイムで飲むことが出来るYHもある)、酔っぱらって大騒ぎはしないようにね(^^;)
★スタッフ(マネージャー・ヘルパー)
YHを管理運営している責任者をマネージャー(ペアレントとも)と言い、泊まり込みでYHの運営をお手伝いしている人達のことをヘルパーと呼んでます。ヘルパーについては期間も様々で数日間の短期から、何ヶ月もしている人も居ます。シーズンなど混雑期には多くのヘルパーが居るYHも有るようです。
★ツアー・イベント
YHによってはツアーやイベントをやっている所があります。場所によって様々な体験ができます。各種ツアーやイベントは直接YHに問い合わせるか、YH協会で確認すると良いでしょう。スキー、気球、乗馬体験、ダイビングなど料金も手ごろで、珍しい体験ができます。但し、モノによっては連泊しなければならなかったり、1日使ったりするので参加の際は要注意。事前に確認しておくと良いかもしれません。
★出発
翌朝は7時頃から朝食というYHが多く、洋食、和食など様々です。借りたシーツや枕カバー等を返してから出発します。また朝食を取らずに早く出発したりする人も居ます。旅程の都合で6時頃など朝早くに出発するような場合は出来る限り前日に準備をして、なるべく同部屋の人に迷惑がかからないように部屋を出ましょう。特に目覚ましなどをセットする場合は同部屋の人に一言断っておくなど配慮を忘れずに。
相部屋だから、ミーティングがあるから、お酒が飲めないから(笑)といってYHを敬遠している人もいるようですが、同宿した人同士で情報交換をしたり、一緒に途中まで旅をしたり、友達になったりなど、似たような趣味を持つ人々との交流をもつ事ができます。青少年を対象として作られた宿泊施設となっていますが、男女問わず結構広い年齢層で利用されていて(さすがに大学生以上が多いようですが)、年輩の人でも学生でも1人で気兼ねなく気軽に利用できる施設ですので是非一度は泊まってみる事をお薦めいたします。