皆様、月曜サスペンス劇場にようこそ・・・v( ̄へ ̄)v
この話しは、昔話になりますが・・
月曜日の休みの日に、私の身に実際に起きた!(・o・)マジ?
不思議で怖いお話しです!!。(◎-◎;)ドキッ
決して!!・・一人では見ないで下さい!・・v(^_^;
16年のある日の事です。その頃、私は渓流釣りにハマッテ(狂って)いました。
渓流釣りは数年遣っていると、大物が釣りたくなる物です。
大物を求めて、堰堤、ダム、滝壷など、情報を得て、また、自分で開拓して通いました。
大物は警戒心が強いので、早朝とか深い大場所が、絶好のチャンスに成る事が多いです。
その割には大物は余り釣っていませんが(^_^;
今回の舞台になる、その場所は両側が岩肌で切り立った崖の滝壷です!。
すぐ近くに車が通れる橋が有り、水面まで50mは有ります。(・o・) エッ!
橋の脇から下りるルートが有りますがロープが欲しくなる険しい下り坂です。
![](5.jpg)
この日も仕事前に出かけました朝4時頃でしょうか・・・
橋の下流から慎重に緩やかな崖を降りて行き
両壁が垂直に近い川を腰まで水に漬かり上流に向います
そして川と岩肌を苦労して歩き、まもなく滝壷の右側に出ます、
ココの滝壷は結構大きく、また、とても深いのです(深い所で6m位?)
左側は絶壁で行けません、ここで大物の山女魚が釣れています。
スーパーヤマメの40cm以上の物が上がって居るのです(私では有りませんが)
そんな訳で、何度か来居ます
下流の降り口でも良いポイントが有り、前に妻と来た事もあるんです
画像は釣り館に有ります・・・
そして、私は深い底の方で70cmは有ろうかと思われる
大物を見た事があります!(◎-◎;)ドキッ・・サクラマスかもしれませんv(・o・) ?
私のここの実績は、ヤマメの34cmなので、何とか40cmオバーを狙いたい物です!
数日前に大雨があり、ヤット川の水が引いた所ですが、少し濁って居るようです
少しの増水で苦労して、ここまでたどり着いた私は、期待感で一杯でした。
次の日は休みなので無理が出来るのです・・(^^ゞ
2時間も釣りは出来ませんが、この調子なら、尺上のヤマメを含めて
7〜8匹は釣れるだろうと、私は、今までの経験で感じでいました!^ー^)ニヤリ
所が!!・・釣れない!!・・・一匹も!!(・o・) ハテ??
こんな筈では・・・(-。-;)ちぇ!つまんないの
愕然として・・・対岸を見ると!!(◎-◎;)ドキッ
なんと右側の絶壁で釣りをしている人が居るではありませんか!?
(先ほどまで薄暗くて分からなかった)
それに、黒いカッパを着ているし!!(滝の滴で濡れるから着ているのだろう!?)
しかし!!・・行けない筈なのに!!どうやって??後ろは岩肌の絶壁!!
目をこらして、暫く見ていると、ヤマメが釣れている、良く釣れている!!
しかも!!。少し大きい!!(◎-◎;)ドキッ
私の方はと言うと・・・不思議な位全く釣れない┐(´-`)┌
一匹も・・・変だな?条件は良い筈なのに???
馬鹿馬鹿しいので諦めて帰ろうとした所!・・根がかり!!(-。-;)ちぇ!
今日は最悪の日だな〜と、思いながら釣り糸を切ろうと思い引っ張ったら少しづつ・・
何かが、浮いてくるのが分かりました。
でも結構重いので途中で糸が切れてしまいました!!
前に増水したので、沈んでいる流木にでも引っ掛かったと、気にも留めませんでした(^_^;
次の日は休みでした。前の日、仕事前に釣りに行き、疲れて居たので午後まで
布団の中でウトウトしてました。そして、大山女を釣った夢を見たような気がします
頭は、ボーとしていたので、定かでは有りませんが・・・
この日は一日小雨でした、ところが、午後3時頃!何か無性に、
前の日に釣りに行った滝壷に釣りに行きたくなりました!不思議です?
今から行けば1時間は掛かるので釣り始めは4時過ぎになります。
6時過ぎには薄暗くなって来るのに2時間しか釣りは出来ません!
それなのに、どうしても行きたくなって来ました・・・トテモ不思議です?!
車を運転しながら自分の行動が理解できないでいました┐(´-`)┌?。
やはり、大山女魚の夢でしょうか?
一時間位掛かって滝壷の上の橋に着きました。50m下の川を見ると、
増水していました(◎-◎;)ドキッ!これでは滝壷に向かう事が出来ません。
ただでさえ、腰まで川に入って向かうのですから・・v(T_T)
昨日から本当について居ないな〜ぁと思いました┐(´-`)┌
流石に私も、諦めて帰ろうとした時・・・あれ??・・・
目の前の森が凄く気になるんです?、そう滝壷の右側の上の森です!(・o・)
![](../kenya200107070001.jpg)
少し考えました・・・とりあえず森の中に入って見る事にしました!。
薄暗くて不気味だ!!・・ためらいは有りましたが・・・
びくびくしながら、少し歩くと崖で行き止まりでした。下を覗くと、
ナント滝壷の右側が見えるでは無いですか!しかも、人が一人位、立てる足場が
見えるのです!!なるほど、前の釣り人はここを降りて
釣りをして居たんだなと思いつつ・・腕時計を見ると4時過ぎ!
時間が足りない!!仕方なく、とぼとぼと車に戻りました・・・
また、橋の上から滝壷を眺めましたが、見れば見るほど、
如何しても滝壷が気になる!!どうしょう?
今からじゃ、装備が無い!!・・・・・あっ!!(・o・) そうだ!!!
車のトランクを確認したら、30mのザイルがある!!・・これなら、何とか!!
よし!!、このまま帰っても、後味が悪い、意を決して!!・・行ってやるv( ̄へ ̄)v
7mの本流竿をロープで背中に固定、30mのザイル、工事用のヘルメット、革手袋!
コンパクト懐中電灯、よし!!顔をパンパンと叩き、自分に気合を入れる!!
不気味な森を早足で歩き、崖の降り口に到着!!・・・遣ってやる!!
崖の側にある木にロープをシッカリ結びつけ、大きく深呼吸をしました
今から下りるのが、とても気が重いのです・・・でも下りなければ・・・
何か、使命感見たいな物を感じながら、いや、やけになっているのかな?
![](../kenya200107070002.jpg)
雨で地盤が緩んでいる崖を降り始めました、しかし、途中から急に勾配がきつくなる!
垂直に近い所もあるし・・・やっぱり、早まったかな〜ぁ??
しかも、下まで中々着かない、崖降りはプロでは無いが、結構慣れている
でも、ここは思ったより・・キツイ!
この時、自分は何をしているんだろう?と呆れてしまいました┐(´-`)┌
初めて、降りる場所だし、周りが薄暗いので慎重に下りる。
結構時間が掛かる・・・釣る時間が無くなる
気持ちばかりが、焦る・・急げ、急げ・・・
残り7m位、殆ど垂直に近い、最後の難関!ロープが足りない
先ほど、ゆるい勾配で使ったので、また外しに上る・・・
ロープをかけ直して、慎重に降りる・・・
やっと着いた!!
嬉しい!、登山家が山頂に着いた満足感だ!。
目の前は滝壷で絶好のポイントだ!。水も雨で程よく増水している
また・・そこは日があまり当たらないので薄暗く成って居る。
大物を釣る上でこれだけ揃った良い条件!!
もう、大山女魚は釣ったような物です・・d(⌒o⌒)b♪
イッヒヒヒ♪・・^ー^)ニヤリ!
残り一時間で大物が釣れる!!・・・苦労してきて崖を降りて良かった!!
大きな期待と少しの不安の中、滝壷に背を向けて身支度を始める。
背中にロープで固定した7mのカーボンの本流竿を、外し
仕掛けを芯竿に付ける・・・その時!!
あれ?、背中に視線を感じる・・・・・・・・・!!
辺りを見回すが誰もいない・・・・・??
ははは、こんな時間に居る筈無いか・・・思わず笑う(^^ゞ
あれ?、また背中に視線を感じる・・・・・・・・・?!
もう一度辺りを見回と
向い側の、私が前の日釣りをしていた場所の
下の渦を巻いている所で何か
大きい物が浮いて回っているではありませんか??
は、は〜ん!増水で大きい流木が流れて来たんだな!
前にも小さい流木が浮いていたからな!
気にしないで準備を進め・・ほぼ、完了!
また、滝壷に向かって、周りのポイントに目をやりながら
るん、るん気分で、タバコに火をつけ、くわえタバコで
7mの本流竿を半分位伸ばしたその時・・・!!!
先ほどの、向い側の、私が前の日釣りをしていた場所の
下の渦を巻いている所で流木が浮いて回っているが・・・!!!
何か、へんだな〜ぁ!!(・o・) ?・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しばらく目を凝らす
あれっ!・・何だろう?
薄暗いのでもう一度目を凝らして、暫く見ていると・・・・(◎-◎;)ドキッ
(・o・) えっ!・・何?・・(・o・) ほえっ??・・・人の形!?・・・
ハッキリ見えてきた・・・
まさか!!!・・・(◎-◎;)ドキッ
水死体??!!
\(◎o◎)/ギョェ〜\(◎o◎)/ドョェ〜\(◎o◎)/ショェ〜!!
ぎゃ〜〜〜〜ぁ!!
(◎-◎;)まずい!!・・・
私はとても焦りました!!回りは薄暗いし!!!
何とか、落ち着こうと努力しました!!
落ち着け・・落ち着け・・落ち着け!!
呪文の様に何度も自分に言い聞かせました!!
今から崖をロープで上らなければ成りませんから!!
でも膝がガクガクして止まらないんです!!回りは薄暗いし・・・
あれは、違う、違う、違うんだ!!・・・
暑くも無いのに、汗が出てくるのが分りました
滝壷に背を向けて、今伸ばしている、竿を戻し始めました
落ち着け、落ち着け。・・・
また自分で、呪文のように唱えながら
なぜか、背中に感じる物が先ほどより強くなっている!!
思わず身震い・・・・・・!!!
もう一度、振り向いて確認したい!、間違いであれば!!
いやだ〜ぁ!!
怖くてとても、振り向けない!!!!
震える手で身支度を急いで終わらせ・・・
垂らしてあるロープをつかむ・・・えっ!!!
手が震えているので、余り力が入らない・・マズイ!
満身の力を入れて滝壷を見ないようにして登り始めました・・・
足もガクガクして、空回りしているので、思うように登れません、
時間が掛かります!!
初めの難関の垂直に近い崖、7mを上りきりました!!
見境無く、登ったので、服は汚れ、腕は擦り傷だらけ。
第一難関を突破して、少し安心・・・そして・・・
如何しても下を見たく成りました!間違いであれば良いなと思いながら・・・
恐る恐る、7m下の滝壷を見たら!ナント!!
先ほどより、はっきり分るでは有りませんか!!・・・
水死体と!!・・(◎-◎;)ドキッ
離れて上から見ているから輪郭が良く分るのです!・・・
体中から、汗が滝のように流れて来るのが分りました!
まずい!!やはり、見なければ良かった!!
腰が抜けた感覚ですが、そんな事は言って居られない・・v( ̄へ ̄)
足がもつれる感覚と、震える腕・・・
精神力、気合だけで何とか登りました。
登るのは、大変ですが、記憶が飛んでいます
ただ、服やズボンが汚れ、擦り傷が増えているのは確かです!!
![](../kenya200107070002.jpg)
無我夢中であと3m!その時です!!
丁度浮石が多い所で、足にかけていた、頭より大きいいしが一つ落ちていきました
連鎖的に2こ、3こと増えていき滝壷にドボン、ドボンと響き渡っていました
仏様に申し訳ないと思いました・・・私はと言うとバランスを崩し2m程岩場を
擦るように、下がってしまいました、手袋している手が熱く痛い・・・
胸を岩にぶつけて苦しい・・・
後、少しだ!!
最後の火事場の馬鹿力で何とか登りきりました!!
崖を登り切り、その場に仰向けになり
やった〜ぁ!!たすかった〜・・・!!
その場で叫びました・・ぜーぜー、言いながら
シャツは汗でビッチョリに成っていました。
まてよ!!このままで良いのか?
警察に通報しなければ、いけないのでは??
飛び起き、走って、森を出ました!!
車に飛び乗り・・そこで本当に安堵感を感じました。
如何しよう、迷いは有りましたが、やはり警察へ・・・
車のエンジンを掛け、その場を急いで離れました
だんだん、気持ちが軽くなって来るのが分かります。
探しながら、近くの店に急いで向いました。
店には誰も居ない。時計を見ると5時過ぎ・・・
御免ください、すみませ〜ん!!
間もなく、店の奥から、おばさんが現われて
いらっしゃ〜い・・・・・・・・私の姿を見るなり
驚いた顔して!!・・・(・o・)
アナタ!!如何したの!!あなたの顔が・・・・!!
鏡で自分の顔を見たら!!
\(◎o◎)/ギョェ〜
2話へ続く・・・(^^ゞ
![](../modoru2.gif)