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やる気なしモードにつき、食っちゃ寝状態です。
ところで私の好物に『アーモンドフィッシュ』なるものがあります。アーモンド片とカタクチイワシが一緒になったオツマミです。
酒を飲まない人間がオツマミというのもナンですが、学校給食に出されたこともあり、老若男女におすすめのカルシウム摂取源です。
コンビニ以外ではあまり売っているのを見かけませんが、きょうスーパーで売っていたものはNET80グラムで288円でした。小分け袋の重さも含めて80グラムですよ?
うーむ、もう少し安く売っている店はありませんかね?
久々に秋葉原散財:
あるサイトには「埋立地の描写が素直である」と書かれていた。達観である。
東京に、あるいは埋立地に住む人でなければ、その意味を理解するのは難しいだろう。『パトレイバー』という作品群の中にあっての価値を。
『機動警察パトレイバー』は元来オムニバス色の強いメディアミックス作品として企画されたが、ことアニメ版に関しては押井守による演出の印象が強い。
押井守のパトレイバーはトラウマムービーである。少年時代、東京は大森の海苔養殖場をドボドボと埋め立てられた記憶が、彼の東京観を決定した。
彼は埋立地を専ら、民衆の排泄物として描く。確かに埋立地には、そういった一面も大きい。
だが、埋立地は押井守が描くようなものばかりだろうか? 埋立地は人から隔絶したいものを寄せ集めるだけの場所ではない。その一部は、普通の人々が生活する場でもある。
『WXIII』の埋立地は、ふつうの埋立地である。陳腐な言い方をすれば、リアルな埋立地である。
リアルに描かれたフィクションというのは、意外とつまらない。フィクションは面白いウソを見せておきながら、ウソの臭みを消すためにリアルというスパイスを使う。
だが『WXIII』は、あまりにも普通にリアルだ。粗大ゴミばかりが延々と写されることもなければ、一人が長々と喋りつづける不自然さもない。
怪物とロボットが闘っても、そのケレン味の薄さゆえ「看板に偽りあり」と言われても仕方あるまい。あまりにも普通のフィルムなのだ。
普通さの中から、しかしその価値を見出す方法はいくつかある。たとえば埋立地の風景で暮らす人々の価値である。
押井守の心に傷を残した、埋めたてられた運河はどうなったか。『WXIII』には出てこなかったと思うが、緑地公園として都民の憩いの場となっている。
それがアニメの中で描かれることの価値を埋立地以外に住む人に説明するのは難しい。
そんな作風が許されるパトレイバーであればこその『WXIII』である。
けっきょく、JAMMAショーにもゲームショウにも行きませんでしたとさ。
いや、やっぱりHMDとか気になるわけですが、税抜き\59,800の周辺機器を如何したものか。
ここのところ遊んでいるゲームといえば、何度も申し上げているとおり『エアロダンシング4』ばかりなのですが、その中でも特に、ほとんど"CURRICULUM:
ROTARY WING BASIC STEP07"という面ばかりを繰り返しやっています。プレイ履歴42時間中、半分以上は間違いなくこの面で消費しています。
ヘリ(OH-6D)で滑走路端から離陸、高度100フィート以下を飛行して滑走路脇のヘリパッドに着陸する、それだけの面です。少し練習すれば簡単に満点をとることができます。
しかし自分の納得ゆく飛び方をできることはそうそうありません。無駄な高度を取らず地を舐めるように飛び、ヘリパッドの中央で速度ベクトルを殺し、ふわりと着地する。これが理想ですが、大抵は降下が速くてバウンドしたり、速度を殺せずにスキッドを滑らせてしまったり。
実機を優雅に飛ばす本職の方々が飛行経験数千時間であると聞くに、なるほどと思わざるを得ません。
念のために書いておきますと『エアロ』のヘリ操縦は実機に比べてかなり簡単であるはずです。
* * *
よく行く中華料理屋が臨時休業だったので、近所のあまり流行っていない店に入ってみました。
特に不味いわけではないのですが、予想どおり値段ほどの味や量ではありませんでした。
なるほど流行っていないんだな、と思った途端、なぜか緊張して手が震えました。
* * *
『ブラックホークダウン』話は後日。
日朝首脳会談:多くの日本人が北朝鮮に拉致され、その多くが亡くなられたというのは事実だと思います。当事者やその関係者各位は、さぞや無念でありましょう。
朝鮮半島情勢について多くの国が望んでいるゴールは、(口先だけではない)南北統一でしょう。それも、朝鮮労働党の解体によって。
人間は不透明なもの・先の見えない運命を嫌うからです。世界には不透明なもの――国体の不確かさからテロの温床となっている地域――が数多くあります。
その中にあって北朝鮮は、その国体がはっきりとしながらテロの温床と称されている、数少ない国です。朝鮮労働党がその全土を間違いなく把握していながら、外からはその実態が見えません。
韓国は太陽政策を推進しながらも、今なお南侵トンネルに怯え、街道には有事に備えてバリケードを築くためのコンクリートブロックが用意されています。
分裂国家の再合併にはドイツという前例があります。が、東ドイツと違って北朝鮮の殻が内側から破られることはないでしょう。
その殻はどうやって破られるのでしょうか。背後にそびえる中国が鍵のように思えますが、戦略的思考力や社会知識の欠ける私がこれ以上を想像することはできません。
父母と一緒に兄夫婦を訪れ、姪っ子のお披露目会に行って参りました。生後二ヶ月であります。
黙っておりましたが、7月から戸籍上オジサンです。オレ。
いたって元気な様子です。私と違ってまっとうな兄のもとに生まれた子なので、まっとうに育ってくれるでしょう。
父母にとっては初孫なので、たいそう可愛がっておりました。
私としても一族の血が継がれることを喜ぶ一方、小さな赤子に触れたら壊れてしまいそうな気がしてしまいました。
そんな私の気持ちを察したのか、抱かせてもらおうかと思ったらむずがりました。むう。
しかし寝ている間にあやすとご機嫌になったので、次の機会が訪れるのを待っております。
『ブラックホークダウン』読了。これがジャーナリズムだ。
警告――映画版を鑑賞した人間は、この原作を読まなければならない。
詳しくは後日。
開業医さんの方が詳しく診てくれるだろう、という助言をいただきまして、通院先を開業医さんに変更しました。
よくよく話を聞いてみると、こちらの先生は今までかかっていた病院の女医さんとお知り合いだそうです。ある意味安心、ある意味どきどき。
問診・触診の他、心理テストなるものを受けました。
「あなたの喋り方だと、他人と交渉する仕事はツライねえ」
「あなたは他人に対して遠慮しすぎです」
ああ、はっきりおっしゃってくれますよ。そのとおりですよ。
そんなわけで、とりあえず信じてついて行くことにします。
帰り道、いつものコンビニに寄ろうとすると、店内は真っ暗でした。
しかしよく見ると蛍光灯など一部の機器が止まっているだけで、レジや空調は働いており、営業はおこなわれているようでした。どうやら一部のブレーカーが落ちてしまったようです。
店員や客はいたって冷静で、照明が暗い以外はいつもどおりの店内です。
むしろ通りから店を見る人々の目が、それこそ汚いモノを見るようであったことが印象的です。
「彼ら」にとって、日常的ではないコンビニは汚いモノなのです。
日付とは関係ないと思われます。
同人誌即売会『セガのゲームは世界いちぃぃぃ ZWEI』。
同人誌を買うよりもオ羽様とバカ話したり、上手く動かないアクティベーター(禁忌アイテム)に声援を贈ったり、「うろおぼえメガドラ選手権」がいつのまにか「俺の考えたメガドラ選手権」に化けていたりと、いかにも古きセガマニア的です。
残念ながら体調が悪く第一部のみで退散いたしましたが、色々とセガのなつかしさに触れるイベントでありました。
さて現在のセガマニアはどうよ?
↑「マニア」は「現在のセガ」を修飾しとります、念のため
ゲーム雑考:
散財:
ああもう、無理に茶化しても面白い文章は書けん。心のおもむくまま書きます。
アパートの火災報知機点検がありました。この時期おなじみの行事です。もちろんこの時期に限らず、何時でも備えは必要なのですが。
各部屋で煙センサーの検査があるため、できる範囲で部屋を片付けました。我ながらひどい部屋です。
かつては私も、月に一度ぐらいは部屋の掃除をしていました。が、ある時期を境にほとんど掃除をしなくなったのです。
去年の春です。
NHKスペシャル『テロからアフガンへ』。
タリバンやアルカイダへの報復をおこなうために、アメリカがアフガン周辺国を味方につけ、北部同盟を利用してゆく手腕。
アメリカの強力な軍事力が、強力な外交力に裏打ちされればこそ発揮されることを痛感。
逆に世界にはコスタリカのように、巧みな外交力があればこそ軍事力を持たずに生き残る国もあります。
金や兵器はあっても、弾も外交力も欠乏する日本は如何に。
そろそろここの読者様もヒイてる頃だと思いますので、軌道修正をば。
私が通っている病院の神経科外来には、ふたりのお医者様がいらっしゃいます。ひとりは男性、もうひとりは女性の方です。
私の担当は女医さんです。顔はちょっと裕木奈江似(主観)、声はちょっと井上喜久子似(主観)です。心の治療にはうってつけではありませんか。
こう書くと至極シアワセそうな気もしますが、なにしろ会話の内容が内容です。
「この間いただいた薬で気分は楽になったんですが、眠気がひどくて……」
「そうですか、それではお薬の量を減らしてみましょうか。こちらのコンス(以下、薬剤の商標名が延々と続くので略)」
「そ、それと、最近あっちの方が元気なくて。そ、その、勃たないんです!」
「ああ。そういうことでしたら、気分の落ちこんでいるときにはよくあることです。お薬の後遺症などもないので、ご安心下さい」
そうです。彼女はプロフェッショナルなのです。患者のメンタリティを気遣いながらも、その内容はきわめて事務的です。
ここで三文エロ小説みたいな展開を期待した人は、洗面器の水に一分ぐらい顔をつけて反省してください。
僕には一分もガマンする元気ありません。
『金月真美 LIVE 2002 I am...』
今回は珍しく、三回公演のすべてに参加した。
真美さんが美しかった。可憐だった。元気だった。
その時間と空間の中で、元気を分けてもらった。
最終公演には、二回目のアンコールがあった。真美さんは『僕でいるために』を唄った。
聞いたことのはずがあるその歌詞は、いまの僕にとってあまりにも衝撃的だった。
最後に真美さんが感極まって泣いた。そのとき一緒に僕が泣いていたなら、僕はどれだけ救われただろう。
しかし僕から涙は流れなかった。僕は生きる中で、泣くという方法を捨ててしまっていた。
それでも僕は感謝した。
お祭り騒ぎが終わった、この静寂を、僕は誰とも共有したくなかった。
ただひとり、この時間と空間がふたたび訪れる日のことを思い、焦がれた。これまでになく強く。