お次は航空自衛隊の固定翼機を。
米軍基地だけど、自衛隊機がズラリ。
日本の国土形状に合わせて開発されたターボファン輸送機。川崎 C-1
中型輸送機に分類されるが、双発機の割には大きく見える。
細長い国土に、空挺部隊や車輌をすばやく展開させることを主眼に置いている。
尾翼下のカーゴベイ。内部は公開されていなかった。
国土の狭さから、STOL性が重視された設計になっている。
F-15Dの日本版。複座のF-15は主として飛行教導や機種転換訓練に使われている。マクダネル・ダグラス(現ボーイング)F-15DJ イーグル
戦競用の特殊迷彩。
アメリカ・日本それぞれの国情により、多くの電子装備が日本独自のものになっている。
F100エンジンのアフターバーナー用可変ノズル。
ロシア風の迷彩を見ると、Su-27がF-15のライバル機であることを思い知る。
F-4Eのバルカンをカメラシステムに代えた偵察機。マクダネル・ダグラス(現ボーイング)RF-4E ファントムII
自衛隊では測量や災害調査などの用途でも活躍している。
機首下のカメラパックを交換することで、各種偵察任務に対応する。
百里の偵察隊所属。
大きなアレスティングフックを挟む、2基のJ79エンジン。
最近では珍しいターボジェット。
日本唯一の国産超音速機。三菱 T-2
SEPECATジャギュアとの類似性が指摘されるが、それは皮肉にも
単座型(F-1)の後方視界が悪いことによって否定された。
機首部分は直線的なジャギュアと違い、曲面構成が目立つ。
練習機としては珍しく、固定武装としてM61A1バルカンを装備する。(後期型のみ)
反面、機体の後半分はジャギュアとの共通点が多い。
翼面荷重の高い設計は攻撃機に必要な安定性を提供するが、格闘戦には向かない。
エンジンもジャギュアと同じロールスロイス/チュルボメカ・アドーアを採用している。
航空自衛隊独自の、亜音速中等練習機。川崎 T-4
ジェットとはいえ亜音速練習機らしく、コンパクトな機体をしている。
T-2とは逆に翼面荷重が小さく、亜音速の運動性を重視した設計になっている。
F3エンジンは小型の割に推力が大きく、
ダッシュ力と旋回性を兼ね備えたT-4の特性に貢献している。
航空自衛隊における、T-34メンターの後継機として開発された初等練習機。富士 T-3
今の自衛隊では珍しいレシプロ飛行機。
T-34との部品共用化が企図されており、外観上の共通点も多い。