10月18日(水) 晴れ ローマ

全然現実と違ったけど、昨夜、イタリアに来て以来初めて会社の夢を見た。くわばらくわばら。朝一でミラノのホテルを変更。

ローマの主要なところは今日1日で見れた。やっぱりナポリを見て死ねだ。ローマみたいな文化都市はおらにはむかん。何もおもろくない。英語が通じるどころか、日本語で話しかけてくるのにはうんざり。クルマの運転も随分安全。反対向きに駐車してるクルマはめったにないし、単車はメットなしどころかフルフェースまで現れた。南イタリアの荒々しさが懐かしい。なんとおらの運転がここでは荒っぽすぎるときた。でもちょっと変な道に入ると、バックがうまくないやつはチョット厳しいかな。物価も高い。もうこれ以上北に行きたくなくなってきた。

コロッセオで買ったアイスクリームの高かったこと。日本の観光地にいるみたい。

それにしてもこっちでは、ちょっと迷うとすぐ警官に道を聞いて助かってる。今日も4-5回聞いたかな。日本の警察は敵にしか見えんが、イタリアでは頼りになる。でもたぶんそのうちホントにお世話になってしまうかも。

今日は珍しく、あんまりかみさんと喧嘩しなかったが、最後の最後でホテルについてからつまらんことで頭に来て怒鳴ってしまった。でももうちょっと協力してくれ。このまま一緒に旅する自信がホントに無くなってきた。

か:私なんか旅行する前から自信無かったわよ!それに私はほとんど英語が話せないから、話す時にはすごく勇気いるんだから。二つ返事で即行動に移せない時だってあるの。それが悪いんだろうけど。

探してるモデム・カードどころか、パソコンショップさえみかけん。フィアットのディーラーも未だに見つからん。

か:今回私が一番行きたかったバチカンへ!システィーナ礼拝堂やサンピエトロ寺院で感動はした。しかし観光客が多すぎていまいち…。スペイン階段も人だらけ。日本人もどこにでもいた。思いが強すぎたせいか、私の描いていたローマとは少し違っていた。夕食に行ったレストラン“イル・ティネッロ”は、お店の入り口前の歩道にガラス張りのブースのような別館があって、オープン・カフェとも違う変わった店。

か:私とした事が、“真実の口”に行き忘れていた。帰り際に立寄ったがすでに閉まっていて、柵越しに見て良しとした。その近くに公衆電話ボックスがあり、さすがイタリア!というオシャレなデザインに、真実の口よりも感動した。

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10月19日(木) 晴れ フィレンツェ、そしてピサへ

一泊の為にホテルを探したり、チェックイン・チェックアウトをするのが億劫になったので、以降一泊滞在はできるだけ避けようと、ホテル予約の大変更をし、今日はフィレンツェ泊の予定だったが、7AMにはホテルを出てフィレンツェ、ピサ、カッラーラの大理石採掘場、ポートフィーノ、ジェノヴァ、ミラノと回り、ミラノに3泊する事にした。これはタオルミーナからバーリ間以上の強行日程になる。

フィレンツェは住みやすそうな綺麗でいい町だ。丘の上にあるミケランジェロ広場が気に入った。

か:フィレンツェに向かう途中のアウトストラーダで、“JALバス”を発見!なんとか私達に気づいてもらおうと、前後左右にピッタリついて走ったがダメだった。

か:フィレンツェにはお昼すぎに着き、お腹は空いていたがまず、フィレンツェ最古の橋“ポンテ・ヴェッキオ”へ。橋の上には宝石店などが建ち並んでいる変わった橋で、ここでもウェディング・ドレスの花嫁さんが行きかう人々に祝福されていた。これまでの道中、何組もの新婚さんに出くわしたが、これは私達にも新婚時代を思い出して喧嘩などしないで仲良くしなさいということか?

おら:甘い!おらがかみさんに今まで唯一手を上げたのは、新婚旅行のジェネヴァでのことなのだ。忘れたか!

か:お昼はJCBの割引特典があるレストラン“アル・ルーメ・ディ・カンデーラ”へ。生まれて初めてうさぎの肉を食べたが、白ワイン煮のせいか癖もなく、チキンのような味で美味しかった。ダンナはフィレンツェ風ステーキ。Tボーン風ですごいボリュームだ。ランチタイムも終りに近かったので客が少なく、ウェーターとここでもデジカメで盛り上がった。その後ドゥオモを見たが、花の都にふさわしい美しい建物だった。でもおっくうで屋上には登らなかった。アカデミア美術館でミケランジェロのダヴィデ像を見ようと思ったが、私が道を間違えてしまい断念。駐車場に戻る途中、ウフィッツィ美術館の広場で全身白く塗りたくって自ら彫像となりピクリとも動かない人が何人も立っていて、なにやらあやしい。ダンナはその中の全身ゴールド人間と記念撮影を。ミケランジェロ広場に立寄り、街を見下ろす。ガイドブックやテレビなどで見るのと同じロケーションだ。ポンテ・ヴェッキオ橋やドゥオモはもちろんのこと、美しい街並みが一望できるお勧めスポット。眼下の河は汚いけど・・・。そしてここでもダンナはデジカメで観光客と仲良しに。

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ローマ以北は文化都市すぎて、イタ公の世界って感じがしない。みんな安全運転で、人もおもろくない。今度イタリアに来るとしたら、南イタリアだけでいい。フィアット・プントで駆け回る。

か:確かにアウト・グリルの店員も、事務的な対応しかしない人が多くなった。

結局フィレンツェ観光で時間がかかりすぎ、カッラーラに行っても日没で何も見えなさそうだし、ピサのホリデー・インがアウトストラーダの出口のそばにあって見つけ易そうだから、計画またまた大変更。公衆電話でホテルの予約変更をした。幸いピサのホリデー・インは一部屋だけ空いてた。それにしてもPriority Clubは無料のホテル会員クラブだが、ホリデー・イン、ホリデー・イン・リゾート、クラウン・プラザ、ホテル・インター・コンチネンタルの宿泊予約が簡単に取れたり変更できるのがいい。キャンセルは当日6PMまでに行えばいいし、どの国でもフリー・ダイアルで英語での予約ができるのに加え、コーポレート料金になるわメジャーな航空会社のマイルが加算されるわという、えらい使える会員クラブだ。ホントはUS$50/2年だけど、むこうのチョンボに頭きて文句言ったら無料で入れたSummit Club、以下全て無料のシェラトン、ウェスティン他系のStarwood Preferred、ヒルトン系のHHonors、ハイアット系のHyatt Club他、おらはいろんなホテルの会員クラブに入会しているが、少なくともイタリアでまともに使えるのはPriority ClubとStarwood Preferredくらい。

というわけで、きょうはめずらしく、明るいうちにホテルにチェックインができたし、かみさんとの喧嘩も無し。2人とも相当疲れており、なんと6PMには寝てしまった。

だいたい、いつもおらが6AMくらいに起きてこの旅行記を書き、かみさんがそのうち起きてくるというパターンが続いている。おらは平日、家では全く起きれんのに不思議だ。

か:ホントに不思議。この旅行で早起きグセがつくといいのに。

米国系ホテルのチンケな朝食を欧州でとるのもあほらしいし、時間がもったいないので、このところ朝飯抜き。昼飯か夕飯だけで観光と移動に精一杯の状態だ。1ヶ月でたった3カ国なのに、こんなにきつい日程になるとは思いもしなかった。

か:そのお蔭で各地のアウトグリル巡りができている。アウトグリルでは、チョコとスナック菓子を必ず買って旅の友となっている。

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10月20日(金) 晴れ ピサ、カッラーラ、ポートフィーノ、ジェノヴァ、そしてミラノへ

早朝薄暗いうちにピサの斜塔に到着。ピサの斜塔は思いのほかびっくりものだった。でもピサの斜塔はカッラーラに行く途中にあるからいいけど、ピサの斜塔を見る為だけにこんな僻地にまで来るのは考え物だ。

か:思っていたよりもピサの斜塔は小さかったナ。でもホントに傾いてる。スゴイ!ニュースで聞いてはいたけど、ピサの斜塔を真っ直ぐにする工事が進められていて、地盤も掘り起こされ、何本ものワイヤーが塔を支えていた。なんだか痛々しい。この工事計画が製図入りでパネルになっていたが、伊語、英語、仏語など何カ国語かのパネルはあったのに日本語のが無かったので内容は詳しく分からないのがちょっと残念。隣接しているドゥオモや洗礼堂も細かい細工が見事で、日中明るいところで見たかった。そしてお約束のポーズなんだろうなと思いながら、ピサの斜塔を支えるポーズで写真を撮った。このポーズ、結構難しい。次は真っ直ぐになったピサの塔を見にきたいな。

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さて、今回の旅を通しての最大の成果は大理石の採掘場、カッラーラに行った事だろう。行きのJALの機内誌にイタリア特集が載っていて、その中にあった写真を見て是非行きたいと思ったのが、マッサとカッラーラの採掘場。普通のガイド・ブックには載ってない場所だ。マッサ付近で採掘場の場所を聞いたガソリン・スタンドのおっさんが、メルセデスを見て「この大きさでは無理だ」と言う。こちとらシチリアで鍛えられてるから平気だい。ナント山の雪景色のように見えたのは、大理石の採掘跡だった。

次は隣接するカッラーラ。カッラーラの山のふもとのバールで店のおじいさんに道を聞いたとき、ジャポネの彫刻家がいると日本人彫刻家の写真を見せてくれた。すぐそこでやってると言われたので一ヶ所だけ寄ってみたが、残念ながら日本人はいなかった。それにしても南イタリアでなくてもやはり田舎の人間はフレンドリーだわ。

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ここでおらは自分にこれだけの度胸があったのかと感心してしまう体験をした。JALの機内誌の写真にあった、地下にあるような壮大な採掘場を探したが、地元の人間も良く知らないのか、何人かに聞いてもいっこうに見つからない。ずいぶん走り回って諦めかけていた時、とうとうそれらしいトンネルを見つけた。ラヴァッチョーネと書かれている。真っ暗で全く中が見えない相当長そうな、クルマ1台だけがやっと通れる未舗装路だ。まず普通の人間ならとても入っていかないだろうそのトンネルにおらはやけくそで入って行った。すれ違いのできる道幅ではないから、対向車が来たら、延々バックで戻ろうと思った。かみさんは入る事を相当嫌がったし、走ってておらも相当不安だったが、走り始めてから5-6分か。急に道が開けて例の写真の場所に出た!砕石場の中では、落石したら一巻の終わりと覚悟を決めざるをえない状況。でも、もっと心配だったのはここからどうやって出るかということだ。来た道を戻って対向車が来たら、バックで戻るにはやはり距離が長すぎる。おらはクルマとかみさんをおいて1人で奥まで、真っ暗なトンネルを歩いていった。暗くて全く前が見えず、かつ足が水浸しになりながら進んでいく。ライターがターボ・ライターなので明かりの役にはたたない。ランボーはこんなライター使わんだろうな。するとまた急に道が開けて、別の採掘場に出てクルマが置いてあった。2人の人間がでっかいブルドーザーみたいなのを運転して砕石工事をやってる。注意されるかと思ったが、「ボンジョルノ!」と声をかけたら返事されただけで、何のおとがめもなし。あとでみやげ屋の姉さんに聞いたらそこは立ち入り禁止だった。しかしこの先どうするか。まだ道らしきものは続いていたのでちょっと行ってみたが、暗すぎて全く先が見えず、行き止まりとしか思えないのでクルマの位置までひき返した。そして行き止まりだとは思いつつも何とかそこまでクルマで行って、さっき歩いて引き返したところより先まで行ってみたら、なんとすぐ外に出られた!助かった!おらは靴もズボンも真っ白けのけになってた。名門ホテル、Hotel Splendidoに行くためにせっかく履いてきたお気に入りのズボンなのに。

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か:本当に恐かったす。ダンナがそんな思いをしてたとは。どうりで外に出てからハイ・テンションだったわけだ。それにしても砕石場の大理石を見たときは感動で鳥肌が立ちました。1人で待ってるときひんやりとした空気と妙な静けさと、壁の白さに圧倒され恐かった。でも一番恐かったのは、出口の手前にあった大きな水溜りを見た時。すごく深かったらどうしようとか、ぬかるみにはまって動けなくなったらどうしようかとか、不安でシートにへばりついていた。無事外に出た時の嬉しかったこと。全身の力が抜けたようでした。このラヴァッチョーネを探してる途中、無人の採掘現場に立ち寄った。大理石の山肌がきれいなマーブル模様で、足もとの砂利まで大理石。これが遠くから雪に見えたのか…。野生のヤギまでウロウロしてスゴイところに来たもんだと感動してしまった。

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ここでは安価で素敵な大理石の買い物ができた。重いけどクルマでの旅はこういう時助かる。カッラーラの街に戻る途中、バックでガードレールにちょっとぶつけた。またしても、後ろを見なかったおら。絶対凹んだと思ったけど、何とも無かった。さすがメルセデス。

カッラーラのふもとでやっと、アルファとフィアットのディーラーを両方とも見つけ、カタログを得て上機嫌なおら。

次の目的地はおらの憧れだったポートフィーノだ。でもおらのこの真っ白けの格好ともっと真っ白で凹んでるクルマではHotel Splendidoには入りにくいので途中靴と服だけは汚れをとった。残念ながらアウトストラーダのガソリン・スタンドには洗車機が無く、時間も押していたのでクルマはそのまま。

か:大理石の粉塵って、よほど粒子が細かいのか、洗っても洗っても白さが残る。あ〜、めんどくさぁ。

途中ミラノのホテルをSummit系に変えようと努力したが、Summitは当日の予約はだめと。有料にしては使えんホテル・クラブだ。予約してあったのがクラウン・プラザだからまあいいか。でもだんだん欧州で米国系のホテルに泊まるのが阿保らしくなってきたのだ。

Hotel Splendidoには泊まりたかったものの、予約時は3ヶ月先まで空きがなかったし、とてもおらの泊まれるような値段じゃない。おらがひどい有り様のメルセデスでホテルに乗り付けると、「宿泊じゃなくお茶するだけ」と言ったのに、「Sir」でクルマを入庫してくれた。さすが、Hotel Splendido。ホテル内の海の見えるオープン・テラスのレストランでカプチーノと軽食だけ注文した。カプチーノの値段は普通のレストランの10倍だ。そのかわりと言っては何だが、ホテルの名前入りの灰皿をけっぱち。いつか泊まりたーい。ちなみに、ここいらからフランスの海岸にかけてをリヴィエラと呼ぶのだそうな。

か:街全体がオシャレな高級リゾート。ダンナは記念にとホテルでTシャツを買い、ド派手な店員のおばさんがロッド・スチュアートと肩をくんで写ってる写真を見て、自分も同じポーズでそのおばさんの肩に手を回し「ジャパニーズ・ロッド・スチュアート!」と、妙な盛り上がりで写真を撮った。とにかくヨク喋るおもしろいおばさんだしとてもチャーミング。

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ジェノヴァに着いた時はもう暗く、レストランで夕飯をとってすぐミラノに向けて飛ばす。みんなけっこう飛ばすが、東名高速と一緒で、おらをぬけるクルマ無し。

か:ダンナは他のクルマが飛ばしているのをいい事に、かなり調子に乗った運転をしていて絶対捕まるか、事故ると思った。私はスッゴク恐くて前を見ていられず、シートに小さくなっているうちに寝ていた。寝てしまうとは、イタ公運転に慣れてしまったのだろうか?

思った通りタイヤは195の65だった。おらのビーマーより相当重く、車体も長く、このタイヤではグリップ悪いはずだ。こっちではアルファにしろBMWにしろディーゼルが圧倒的に多い。日本では環境に悪いと不評のディーゼルだが、こちらではその燃費のよさから逆に環境に良いと考えられているらしい。

主にアウトストラーダで使うレストランであるアウトグリルは使える。日本の高速道路のドライヴ・インとは天と地の差だ。高級感あるし、売ってる物も豊富だし、何より食事が安くて、美味しい。エスプレッソ飲むのに丁度いい場所でもある。エスプレッソとカプチーノを飲むのが癖になってる。飯は日に一度でも、バールかアウトグリルでエスプレッソかカプチーノを日に4回は飲んでる。

か:珍しくホテルはすぐに見つかった。クラウン・プラザ・ミラノ・リナーテ。がしかし、一方通行やなんやかんやでホテルは見えるのになかなか辿り着けず。

10月21日(土) 曇り ミラノ

朝にまた旅程をかなり変更し、ホテルの変更にかなりの時間を費やした。

ミラノでの運転は楽だが道が分かりにくい。それに、みんなとろとろ走る。おらは南イタリアの運転癖がついたようで信号無視の限りをつくし、縦横無尽に走りまくった。でもやはり行き止まり等でバックの機会は多し。とうとう駐車中のクルマにバックでちょっと強くぶつけた。相手のクルマはパッと見なんとも無かったし、でこぼこグルマはここでは当たり前だから、悪いがそのまま走り去った。自分のメルセデスがどうなったかは見忘れた。

か:メルセデスのライトがかけ、跡も残ってた。

旅に出る前はミラノにあるおらの勤務先のイタリア支店におらを売りこみに行くつもりだったが、あいにく今日、明日は土日だ。でもミラノは海から遠すぎて住みたくないな。

スカラ座の中を見学したら、雰囲気がすごくよかった。公演も見ようかなと思ったらちょうど公演が今日ある。チケットは売り切れだったがダフ屋がチケット売ってた。しかしながらかみさんが体調悪くなったので帰ることに。そういや今日は朝から何にも食べる暇なかったもんね。もともとフィリッパ・ジョルダーノ以外のオペラには興味無いし、今日は女性ヴォーカルでもないからいいか。それにしても、場外のダフ屋は分かるとしても、どう見てもここが公式チケット売り場としか思えないスカラ座一階出入口目の前のカウンター内にダフ屋が座ってて、どうどうとチケット売ってるのには驚いた。そしてなんと公式チケット売り場がその地下一階にある。変なの。

か:どーもすんません!私も見たかったー。残念です。ドゥオモもしっかり見ときたかった。スカラ座の外観はとても地味だったけど、舞台は華やか。思っていたより小規模だったけど、これだけ舞台に近いとかなりの迫力なんだろうな。いいなーこの重厚な雰囲気。

パソコンショップをやっと見つけ、PCMCIAモデム・カードを見つけた!「ウィンドウズ98の日本語版で動作するかどうかが心配」とソニーが言ってたので店員に聞いてみたが、あっさり「関係ない」と。ソニーよりこいつらの方が詳しいぞ。頼み込んで、持ちこんだVAIOにソフトのインストールや設定までやってもらった。日本語で表示されるウィンドウズ98の部分はおらが英語に訳したが、インストールやってくれたお兄ちゃんがえらい詳しくて、かっこよくて、インターネット・アクセスに成功したときには感極まって、おら思わず抱き着いて“You are my God!”と叫んだ。チップたんまり渡そうとしたら、受け取れないと。えらいまじめ。電子メール・アドレスを交換しあった。ホテルに帰って接続試したが、ぷららもUUNETも接続OK。会社からの電子メールは無し。ホントにホッとした。ただし電子メールの送信はできず。

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こっちのやつらはほんとにどこでもタバコ吸う。驚くばかりだ。でもさすがに本屋では誰も吸ってなかった。おらには米国と違って住みやすい。

か:ミラノは冷たい街かと思ったら、ガソリン・スタンドの人たちやカフェの人みんなが親切だった。レオナルド・ダヴィンチ作“最後の晩餐”を見るべく、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会までの道をカフェの人に聞いたら、そこのお客が外まで出て分り易く(?!)教えてくれて、私はお礼を言ってダンナのところへ。少ししてまたその人がやって来て、「カプチーノ飲み忘れたでしょ」みたいな事を言っうので「あっ!」っと思いカフェへ戻ると、新しいカプチーノを入れなおしてくれて感動しました。お金も要らないときてまた感動…。さっきの人が払ってくれたらしい。日本では無いことですね。

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