赤 岳
あかだけ
2,078m

銀泉台コース

0:00 銀泉台登山口 4:40
1:00 第一花園 4:00
1:30 奥の平 3:40
1:50 コマクサ平 3:30
2:50 頂上 2:50
赤岳頂上


大雪山連峰のどこからでも、その名のとおり、赤い山肌が見える山。

国道39号線の大雪ダム湖畔より、国道273号線に入り、途中から赤岳観光道路に入った 終点が登山口で、ここには食堂・宿泊も可能な「銀泉台ヒュッテ」(林野弘済会旭川支部−пF0166-61-1092)がある。 尚この場所から携帯電話はかからない。


登山口 第二花園 コマクサ平

ヒュッテには登山事務所があり、この前が登山口となっている。大雪山縦貫道路のなごりである荒れた車道を歩くことから始まる。 少し登ると車道から分かれ、ナナカマド等の灌木帯を登り、1時間程歩くとお花畑が始まる。登山口が1,500mなので、 登りはじめから高山植物に出会える感じだ。チングルマ、レイジンソウ、エゾツツジ、ショウジョウバカマ等が斜面一面に咲き乱れる 「第一花園」である。

「第一花園」の斜面を登り切ると台地にでて、東大雪の山々、北大雪山々の伸びやかな展望が広がる。 ハイマツ、ナナカマドやダケカンバの間を通り抜けると「奥の平」に着く、ここは「第二花園」とも呼ばれている。 斜面にはアオノツガザクラ、キバナシャクナゲの他、岩の隙間には苔が絨毯のように敷き詰められている。

「奥の平」の斜面を登りきると澄んだ水をたたえた、小さな沼、「神の田圃」が現れる。 ここから少し進むと「コマクサ平」に着く。広い砂礫の斜面にはコマクサが咲いている。 「コマクサ平」から緩やかに下ると、秋には東岳斜面の見事な紅葉が素晴らしい広がりで現れる。 息をのむ程の鮮やかな赤の紅葉とハイマツの緑で多くのカメラマンがそれぞれの瞬間を待っている。

ここから、赤岳の最後の登り「第四雪渓」を登る。赤岳のピークが見えてくると、頂上はもうすぐで、石のゴロゴロした間を抜け、 巨岩の横にある赤岳の標識に着く。白雲岳や旭岳など表大雪のほとんどの山々が見える素晴らしい展望である。 地形図上の頂上はここから北200mにある。

コマクサ平 山頂