硫黄山
いおうざん
1,886m

縦走コース


知円別岳より硫黄山(左)
0:00 登山口
3:00 羅臼平
3:50 羅臼岳
4:20 羅臼平
4:40 三ツ峰
4:50 三ツ峰キャンプ地
5:40 サシルイ岳
6:10 オッカバケ岳
6:20 二ツ池
6:50 南 岳
7:50 知円別岳
9:20 硫黄山取付
9:30 硫黄山
9:40 硫黄山取付
12:00 硫黄山登山口

硫黄山〜オッカバケ岳 サシルイ岳〜羅臼岳


このコースは途中で一泊することになる。羅臼平の先、キャンプ可能な場所は羅臼平、三ツ峰キャンプサイト、二ツ池の3ヶ所である。 羅臼平より 羅臼岳を往復し、
三ツ峰  (1,509m 山名は3つのピークから成っていることによる) を目指す。  ハイマツの路を過ぎてお花畑の登りで二ツ峰のコルを経てサシルイ岳コルへと下る。 コル手前に三ツ峰キャンプサイトがある。 コルから
三ツ峰


サシルイ岳 (1,564m 山名はサシルイ川の源頭にあることに因る。 サシルイは=シャシルイ「昆布・太い・所」の転訛) へお花畑の中を登り、路は頂上へ登らず、サシルイ岳の肩を通過する。 サシルイ岳の肩から遅くまで大雪渓の残る沢筋を下ると小さな池を配した草原に出る。緩い登りで
サシルイ岳

オッカバケ岳  (オッカバケ川の源頭にあることによる山名。 オッカバケはオ・チカ・バケが転訛したもの。オ・チカ・バケO-chikap-ewak-i =そこに・鳥が・住んでいる・ところ・の意味で 天狗岩が、そう呼ばれていたようである。河口から海に突出した天狗岩とよばれている岩を沖の方から見ると天狗の面に見え、 昔はオジロ鷲がよく留まっていたといわれる)。    山頂からは直下にニツ池が見える。オッカバケ岳のお花畑の中を下ると二ツ池キャンプサイトで、ここの水は要煮沸。


シレトコスミレ
ニツ池から尾根筋に出たところが「沢コース」と「外輪山コース」の分岐でハイマツの稜線を辿ると 南岳。この先の砂礫地にはこの山にだけのシレトコスミレを 見ることが出来る。 1,475mピークを過ぎると、一旦稜線から離れ平坦地を過ぎて、知円別岳山頂直下の分岐に到着。右へは東岳方面。硫黄山への路は、
南 岳


ニツ池から尾根筋に出たところが「沢コース」と「外輪山コース」の分岐でハイマツの稜線を辿ると 南岳。この先の砂礫地にはこの山にだけのシレトコスミレを 見ることが出来る。 1,475mピークを過ぎると、一旦稜線から離れ平坦地を過ぎて、知円別岳山頂直下の分岐に到着。右へは東岳方面。硫黄山への路は、

知円別岳  (1,544m 山名はチエンベツ川の上流に位置する事による。チエンベツはチェンプンペ =魚・そこに入る・川、が転訛したもの) の頂上を経由せず、山腹を巻いて火山灰の痩尾根を辿り、急な登下降を繰り返すと、
知円別岳
硫黄山 (1,563m 山名はこの山で硫黄の採取が行われていたことによる) を見上げるコルに到着する。 山頂へは硫黄川源頭側に少し進んでから取り付く。早い時期は、雪が張り付いていてステップを切って登らなければならないような 急斜面の登りである。到着した頂上は以外と広い。 硫黄山からは硫黄川へ下るが、路がはっきりしない火山礫の斜面は 視界の利かない時はウブシノッタ川側へ迷い込み易いので、要注意。 960m地点で沢から離れ左側の尾根に取り付く。あたりから噴煙を上げる尾根路を下ると旧硫黄鉱山の跡を過ぎ、 下方にカムイワッカの滝を見下ろすようになると、登山口も間近である。
硫黄山