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2007年■崖■M60

作品2007年10

キャンバスに油絵の具

真鶴は石の産地である。
最上等は小松石といって、高級な墓石に最適で、
研磨すると肌理の緻密な青白い肌がすばらしいそうである。
この崖の石は、普通の真鶴石だろうが、
表面は鉄さびの色をしている。
切って磨くと、やはり青白くなる。

現地にキャンバスを立てて描いたものだが、
植物がどんどん大きくなる時期で、写生の時間が限られる。
また、自然の複雑さを表現するのは至難の技である。
不本意なまま終わってしまった。