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2014年■吹き寄せられて(MWS珪藻プレパラートAMM-01より)■P50

作品2014年02

キャンバスに油絵の具
この絵は前の絵と平行しながら描いた。
少し描いては乾かすのだが、乾かしている時は別のを描いてるわけだ。
形になるまで結構時間がかかるが、そこは忍耐である。
この絵もかなり形になってきたときに、これ以上描き進めるのがよいのか迷った。
リアルな実在感にはまだ遠いが、これ以上描くと動きが無くなるような気がしたからだ。
思想性を追求せよとの助言があったが、とてもそんな力はない。せいぜい部分と部分の関係性を追求出来るぐらいだ。そうなると描き足りない分、動きがあり、それが他に影響を及ぼして、全体が動くようにも感ずるのである。

03-22追記。
3月になって手を入れた。地の部分をもう一層塗ってやや明るくした。珪藻の明暗をよりはっきりさせた。期待するほど良くならない。変化なしである。それは今の自分の力の限界での仕事だからだろう。これから先はなにか飛躍させるものが自分の中に生まれなくてはいけないのだ。