<エンジンマウント交換> (作業日:'01/11/20 更新日:01'/12/17)

 テンパチデフにするときにデフマウントを強化ブッシュにしていたのですが、エンジンマウントはそのままでした。Roadsterはエンジン・ミッション・デフが一体になって、エンジンマウントとデフマウントの4箇所でマウントされていますから、前後マウントのアンバランスが気になっていました。現状のエンジンマウントは、前オーナーが交換したかどうかわからないので、ヘタをすれば15万キロ無交換です。右旋回の横Gが残った状態で2→3速とチェンジするときに、エンジン&ミッションが傾いて5速に入ることがたびたびあったので、これを改善したくてAutoExe強化エンジンマウントを取りつけました。マウントを購入したのは昨年10月ですが。
 交換手順は ハニビさんのHoneybee's personal web site 、mhoohmさんのだれもが、しあわせになるロードスター を参考にしました。感謝。ジャッキアップやエンジンを浮かせたり、前準備の詳しい手順はそちらを参照ください。
運転席側マウント1

<運転席側マウント>
 どちらのマウント交換にも共通するのですが、エクステンションがトータル60cm以上必要になります。私は最長で30cmの物しか持ってなかったので、ミッション脱着にも使えるからこの際買い足そうと思っていたのですが、C葉君も30cmのエクステンションを持っているというので、借りて済ますことにしました(C葉君ありがとう)。

 借りたエクステンションが3/8インチサイズで助かりました。1/2インチのエクステンションでは、狭い隙間を通らなかったのです。ボルトの固着はなかったのですが、3/8サイズだと結構エクステンションが捩れました。トーションバーってこんな感じか〜と思いつつ、折れないでくれよーと念じていました。
スタータブラケット1 スタータブラケットがマウントの上から共締めになっているので、これをずらさないとマウントが取り出せません。赤丸のボルトを緩めれば良いのですが、バルクヘッド側からボルトを通してあるので手が入りにくく、緩めるのに(締めるのも)苦労しました。他の方法があるのでしょうか?? 上から手を突っ込んだのは、ここだけでした。
スタータブラケット2 スタータブラケットをずらしたところです。これでやっとエンジンマウントが取り出せます。矢印が共締めの通し穴です。
運転席側マウント2 取り出したマウントをバラバラにしたものです。マウントブラケットの間に、交換するゴムマウントがはさまっています。万力などで固定してバラすのですが、私は車庫の溝を利用しました。ブッシュの裏表・上下は、入るようにしか入りません。古いマウントは全周ヒビ割れしていました。上が新しいマウントですが、堅さが全然違います。
運転席側マウントボルト

マウントのボルトです。 全部長さが違います。奥の2本が前側で、左から上・下のボルト、手前の1本が後ろ側です。

あとは元どおりに組むだけです。
助手席側マウント1

<助手席側マウント>
 助手席側はエキマニが邪魔です。矢印の辺りにボルトがあるのですが、かろうじて工具が届きました。マルイチのエキマニが標準と違うため、大変だったのかもしれません。エキマニが社外品だと苦労するかもしれませんね。純正でもマウントの取り出しは知恵の輪状態で大変みたいですが。
 難解知恵の輪に挑戦する覚悟を決め、まずボディ側のナットを外したら・・・いきなりマウントブラケットが取れました。

 おお、ラッキー・・・じゃなくてナニか変です(^^;;;;

助手席側マウント2 本来、全部合体したまま取り出すのに、一番右のマウントブラケットが先に取れてしまいました。エンジン側のボルトを外したら、超楽勝で残りのマウントが出てきました。2分割ですから当然です。
ゴムマウントが、ひび割れどころか完全に分断していました。はははは。     
助手席側マウントボルト マウントのボルトです。全部長さが同じでした。
荒業! Caution!
助手席側マウントは分割なら簡単に取り出せましたが、組んでからはどうやっても中に入りませんでした。知恵の輪の達人ならできるかも。

しょうがないので、エキマニの向こう側にバラで放り込んで、中で組みたてました。手前に見えるナットを締めつけるのですが、周囲の狭さを逆に利用しました。
逆転の発想。大陸的作業ここに極まれり。


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