<ショック&スプリング交換> (作業日:'01/12/24 更新日:01'/12/30)

 本格的に雪が降る前に純正ショック&スプリングに交換して、車高を上げました。
 昨年、仕事が忙しくて車高が低いままにしていたら、雪がガッツリ降ってラッセル車になってしまった悲しい経験が・・・。今年は頑丈なマルイチ純正バンパーではないので早めに準備しました。セカンドカー欲しいっス・・・
 足交換の詳しい手順はいろんな所で紹介されているので、そちらを参照ください。後ろ足交換は難しくないので、前足交換のみ紹介します。

前足交換のキモは、ショック&スプリングを脱着するのに必要なスペースを作ることです。ロアアームがうんと下がればいいのですが、アッパーアームに規制されてそれほど下がりません(スタビを外すのは当然として)。ロアアームの根元にはアライメント調整の偏芯ネジがあるので、ここはなるべく触りたくありません。となると、アッパーアーム〜ナックル〜ロアアームの連結をどこかで切ることになります。
 2つやり方があって一つはアッパーアームとナックルを連結しているボールジョイントを外す方法、もう一つはロアアームとナックルを連結しているボルトを抜く方法です。今回はボールジョイントプーラーが手元にないため、後者の方法で行くことにしました。 プーラーがなくてもダブルハンマーでボールジョイントを外せるのですが、思いきりハンマーで殴るのが嫌なので、ほとんどやったことがありません。
ロアアームとナックルを結合するボルト1  赤丸がロアアームとナックルを上下方向に連結しているボルトです。画像でわかるようにショックの根元に邪魔をされて、そのままでは工具を突っ込めません。
 ロアアームとナックルを前後方向に連結しているボルト&ナットもあるのですが、これは楽勝で取れます。
ロアアームとナックルを結合するボルト2  ショック根元のボルト&ナットを外して、ショックをずらして工具を突っ込みます。これはショック全長が短いとすんなりできますが、純正ショックだと苦労するはずです。後から紹介しますが、スプリングを縮めておいた方が楽です。
ロアアームとナックルを結合するボルト3  連結を外し、ロアアームからナックルを引きずり出すと、ロアアームがかなり下がるようになります。
危険なスプリングコンプレッサー  純正のショックは長いので、あらかじめ縮めておくと脱着が楽です。というか、縮めないとショックの根元に邪魔されて、前述のロアアームとナックルを結合するボルトに工具が届きません。
 で、スプリングを縮める方法がコレ。
Caution!適当な空間を利用して全体を縮め、その状態で固定します。※注:縮めている最中にコケて飛んだら“超”危険です。当たったら大怪我します。ホントはちゃんとしたスプリングコンプレッサーを使うべきです。車に取りつけてあるなら、車重を利用して縮めるといいです。安全確実しかも早い。
 ちなみに、バンドの本数はこの3倍くらいないとダメでした。
バンド  縮めたバネを固定する方法はいろいろありますが、今回はホームセンターで売っている荷造り用のバンドを使いました。今まで状況とスプリングレートに応じて、針金、ターンバックル、でやったことがあります。でも、このバンドは失敗。安いのはいいのですが、滑るし伸びる。せっかく縮めたのが少し無駄になってしまいました。ラチェットが付いていて強力に締め上げることができるバンド(商品名タイダウン?)がいいかもしれません。次回はそれでやってみます。

 あとは元どおりに組みたてるだけです。純正ショックのガス圧が思ったよりも強くて、バネを縮ませていても、ショックを縮めつつ前述のボルトを締めるのは、コツが必要でした。
 車高が大きく変わる場合、1G状態であらゆるブッシュをいったん緩めて締め直したいのですが、面倒で全部はやりませんでした。

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