3.15日目から21日目まで
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排水用スリーブ(パイプから斜めにのびている9mm配筋は、補強筋という位置付けでしょうかね))
土間部分防湿シート
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平成11年11月29日(月) 晴れ
本日は配筋検査がありましたが、ワシは立合いできず会社へ出社しました。昨日渡した基礎伏図の指摘個所の対応が気がかりでしたので、夜会社から現場へ直行してみました。
現場の状態は、内部耐力壁下の基礎梁成部の立ち上がり配筋が終了し、設備配管用のスリーブ(塩ビパイプ)が入っていました。
ガレリアという名前の室内タイルを張る部屋の土間コン部に、約1mほどの鉄筋が立ち上がっていました。どうやってこれを土間コンにするのでしょう。砕石と断熱材を入れ120mm厚のスラブを作るのですが、この1mほどの鉄筋を曲げて土間にするのでしょうか?そんなこと考えながら電車で帰宅したので肝心なスリーブ補強筋の確認を忘れてしまいました。再度車で現場へ行ってみたのですが、補強筋らしきものが入っていたので、とりあえずOKということにしておきます。写真を4枚ほど撮影後帰宅しました(23時)
ちなみに配管のための補強筋は多くの仕様書では80mm以上の穴について実施するよう書いてあります。公庫の仕様書には配管のための補強筋について記載がありません。また本来の補強筋施工方法はスリーブの回りを4本の鉄筋で囲むような施工方法となっていますが、ワシのところみたいに主筋と副筋を補強筋とかねて施工してもやらないよりはマシと言えるでしょう。住宅建築なんて補強筋入れない業者はたくさんいると思いますよ。ワシのところは良心的な業者といえます。(排水はこのエンビパイプをそのまま使用、給水はエンビパイプの中に給水配管を通します)
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配筋検査中(人物の影は工事監理者Iさん)
同上配筋検査
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平成11年11月30日(火) 晴れ
昼間、監理者Iさんより自宅に電話あり。「工程表通りの進捗です」とのこと。ワシからの指摘事項は修正したらしいです。
取り次いだ妻によるとIさんは随分忙しそうに話していたらしい。
工事のほうは基礎の底盤にコンクリを打ったらしいですが、コンクリの品質はどうなんだろ?スランプや水セメント比が気になるなあ。工場出荷時間と現場到着時間はどのくらい開いているのか。どうなってんだああああ!!!
退社後現場へ行きたいところですが、本日は国立競技場でトヨタカップの観戦に行きますので現場確認できませんでした。試合の方は欧州のマンチェスターユナイテッドが南米のパルメイラスを1対0で破り世界一となりましたが、ワシの注目選手ライアンギグスがアシスト決めました。MVPも彼が取り、トヨタセリカの新車をGET。絶対ワシなら貰った次の日売る。
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平成11年12月1日(水) 晴れの値曇りのち雨
本日は怪我した左手の抜糸のため午前中病院へ行きました。
午後から出社したのですが、残業のため帰宅は遅くなり現場へは行けませんでした。きっと内部基礎梁成にも型枠設置してコンクリ打ったことでしょう。ああ、見に行きたい。21時頃から会社近辺は雨が降り出したのですが、現場は養生してあるのでしょうか。
明日は中学時代の仲間と定例の飲み会なのですが、この分じゃ残業のため飲み会にも行けそうもない。忙しくてちょっと疲れました、ワシ。。。
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平成11年12月2日(木) 雨のち曇り
残業もそこそこに飲み会に参加。仕事なんか明日すりゃいいんですよ。途中で切り上げてしまいました。このメンバーはワシ含めて5人なんですがなんと幼稚園からの友達なのです。その仲間の一人は市役所の建築課に所属していますがその彼が言うには「自宅建築場所の隣に変な奴が住んでるだろ?そいつが今日役所に電話してきてセットバックした面積がおかしいとインネンつけてきたぞ。役所で説明したら自分で面積を計測したらしく、(間違いありませんでした)と謝りの電話を再度かけてきた」ということらしい。なんだ謝ってくるなんていいヤツじゃん。その後は楽しく過ごしましたが、やっぱり昔の友達はいいよね。
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平成11年12月3日(金) 晴れ
また本日も残業のため現場へはいけませんでした。
昼間義父からの電話によるとコンクリートが入ったらしいですが、工程表通りに進んでいるなら立ち上がり部分ではないかと思います。土間部分の打設はどのようにするのでしょう。明日こそ現場へいかねばなりません。今日コンクリートが入ったのだから明日は養生中のはずだよね。職人さんがいるとしたら外構部分の作業でしょう。
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クランクアンカーボルト(385mm)
鋼製型枠
基礎外周部直線部分(アンカーボルト設置)
コンクリート納品書とレベラー納品書
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平成11年12月4日(土) 晴れ時々曇り
午前中は次男の「生活発表会」のためビデオ撮りをしました。午後から電車で現場へ。
今日は非常に寒いのですが、職人さんはだれも居ません。基礎のコンクリートは、ガレリアという部屋の土間部分を残しすべて打設済みです。アンカーボルトの数量について、7本追加されているのを確認しました。このアンカーボルト設置位置の中間で土台が継がれれば良いのですね。しかしボルト長さがいまいち揃っていません。少し傾いているところも少々あります。この程度の施工状態なら何も言わない建築主がほとんどだと思いますが、ワシは違います。もっと精度の高い仕事を期待していたので、この状況はいまいち納得できません。長さの違いは平均で90mmプラスマイナス5mmほど。土間部分は基礎パッキンが入らないため、そのぶん基礎梁成が20mm高くなりますからアンカーボルトも70mm前後と短くなっています。土台は404材を使用するので、平均90mmのボルトの出だとすると、約20mm座掘りすることになりますね。
現場にはアンカーボルトの残りとナットがあったので写真に撮ってみました。アンカー長さは385mmのクランク型(90mm外に出ているということはコンクリート埋め込みは295mmとなり埋め込み長さは十分です)なのですが、ナットは変わった形をしていて、お椀の底を長くしたように見えます。
在来工法なら座掘りは禁止ですので、土台からアンカーボルトの頭が出てナットを締めたあと、ねじ山が2山出るのが理想なのですが、このお椀型ナットなら少々ボルトの長さが短くなってしまっていても、2×4なら404土台の深いところまで(ナットの長さは35mmあります)ねじ山にかかることでしょう。でもどうやってねじ締める?六角ボルト使うのだろうか?
またコンクリート納品書も発見しました。スランプは18、設計強度は210kg、工場出荷は9時31分現場到着は9時35分と記入されていました。(もちろんJIS製品)
何だ、すぐ近くの生コン工場から持ってきたのか。良かったあ。その他現場写真5,6枚撮影し電車で帰宅しました。
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平成11年12月5日(日) 晴れ
今日は昼頃現場へ行ってみたのですが、昨日見たナットとアンカーボルトを再度写真に撮りました。(すいませんナットの写真はピンボケでした)現場が少し散らかっていたので片付けも実施。Mホームさん、もっときれいにしてね。
昨日は見逃してしまったのですが、基礎天端の水平を出すために敷く(流す)レベラーというものの袋を発見。これって基礎コンクリート打設と同時に流して良いの?コンクリート固まってからじゃないの?じゃなきゃコンクリと混ざってしまうと思うんだけどなあ。そうすると水セメント比が変わるよねえ。なんかコンクリが水っぽく見えたのはこのレベラーのせいだったのか。不安じゃあ。
その他天端にヘアークラックが数箇所。天端は養生すると言っていたのにしてないじゃん。真夏でないし雨の心配ないからって約束したことはちゃんと実施して欲しいと思います。7,8枚写真撮影。明日あたりまでは型枠残置期間でしょう。
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