F市 K邸床(ナラ材) |
平成11年11月23日(火) 曇り
朝8時30分に自宅を出て、F市のK邸に向かいました。午前中に帰れるよう早く出発です。
途中JRの車窓から変った家が多く見られました。帰りに写真を撮って行こう。F市には9時30分ころ到着したのですが、建築現場が良く分かりません。マピオンで調べた地図と町の様子が全然違うように感じます。見当を付けて歩き出すと、何故か間違わずにK邸に到着してしまいました。
K邸を施工されているのは大工さんのSさんという方とお聞きしていましたので、「Sさんはいらっしゃいますか」と作業している方に聞いてみると本人でした。Sさんも私が来るのを知っていたとのことで快く内部に入れて頂きました。このK邸はオーク材の床なのですが、予想していた物より随分短い材料が多いのに驚きました。ほとんど400mmから600mmほどの長さの材料です。施工はすべてスクリュー釘を使用していますが、下張りには防湿シート等は敷いていません。壁とのクリアランスは10mmほど空けられていました。施工面積の全てを奥さんがキリモミしてSさんが釘打ちしたらしいのですが、約40uの面積をSさんご夫婦二人で2日かかったとおっしゃっていました。また材料に若干の幅の違いがあって、目路を揃えるのに苦労したらしいです。
ワシの家はパイン材の床(柔らかい)で長尺の材料ですから、もっと施工は早いことでしょう。面積は100u程度ですから、K邸のことを考えれば2人で4日ぐらいの作業量でしょうか。(そう考えると工賃は1人23000円×2人×4日=184000円程度だろ、おい)しかしワシのところの工事費は、施工費と養生費それに管理費までとられて、結局かなりの費用(工事費3倍以上プラス材料費で総額ウン百万円!!)となってしまいました。
これってスンゲー高え〜んじゃないの?ねえ?!
それならその費用に見合う仕事をしてもらおうじゃないの。ワシうるさいけんね。記念に写真を2枚撮らせて頂く。2階も見せて下さったが、2階はメーカ標準の無垢床でした。(フィンガージョイントです)缶のお茶をSさんにお渡しし、丁寧に御礼を述べて自宅へ帰りました。
午後長男の自転車のフェンダーを取り付けていたところ、カッターで左手親指を裂傷。近くの県立病院にて縫合。しかし出血は少なかったのですが、自分では骨が見えたと思ったほどですので病院へ行きました。でも医師の話では骨でなく腱だったらしいっす。
スンゴク痛かった。(裂傷じゃなくて縫合するのが痛かったのよ。。。)
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平成11年11月24日(水) 天気不明
そういえば昨日、12月分の工程表が郵送されてきました。「床材入り」が12月中旬となっています。着工前にIさんから指示された搬入日は、1月15日前後という話だったのですが一体どういうことでしょう。電話で確認しましょう。
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平成11年11月25日(木) 天気不明
昨日の床材搬入日の件で会社から監理者Iさんに電話したところ、「床材入り」とは床下張り材のことでした。また基礎伏図も速達で郵送するとのこと。両方とも解決。
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平成11年11月26日(金) 天気不明
予てより要望していた基礎伏図がやっと速達で届きました。明日現場確認に行こうと思います。
監理者Iさんからも電話があり、「29日月曜日の13時30分から基礎の配筋検査立会いをお願いしたい」ということです。当然ワシが来るものと思っているらしいのですが、仕事の関係で会議があるから出られませんよお。基礎段階の検査を延期すると、後々の工程に響くので、ワシが出なくとも実施してもらおう。
しかし、月曜日配筋検査ということは、それまでに鉄筋の組み付けが終了しているということか。むむ、では根切りはもう終わってしまったか?昨日現場を見に行っておくんだった。失敗したあ〜。。。
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平成11年11月27日(土) 晴れ
午前中から現場へ行ってみると、やはり根切りも土壌処理もステコンも終了していました。ああ、ワシのばか。この部分見なきゃだめじゃん。後悔先に立たずです。
この日の作業者は3名。缶のお茶を差し入れしました。義父に状況を尋ねてみると、昨日コンクリートを入れていたらしい。ええ?!じゃ、ステコン打った次の日にもう配筋始めたの?それでいいのでしょうか?判らない。特に養生期間を必要としないのでしょうか。本日の作業はどんどん進行していますが、土間全面のランマーによる突き固めと、防湿シートの敷設を実施中です。
2時間ほど見学後、あまりじっと見ているのもなんですから、以前より誘いがあった先輩Kさんの所へミカン狩りに行きました。この人はミカン山を所有しており、今日は会社の人達がみかん狩りに来ています。しかし左手負傷によりワシは見ているだけで帰ってきました。
再度現場を覗いてみると、ユニット鉄筋を組み付けているところでした。スペーサブロックを防湿シート上に投げていたのは感心できません。シートが破れてしまうだろ。おい、おっさん。あとでチェックして破れていたら直してもらうけんね。
本日は外周部の配筋と土間部分の配筋及び外周部型枠の設置で終了しました。職人さんが帰った後、図面と照合してみます。縦、横主筋・副筋の長さ、太さ、間隔を確認。防湿シートの重なりもOKですがやはり破れあり。土間部分にも内緒で足を踏み入れてみましたが、硬く転圧されていました。問題なさそうです。
ところで図面を見ていて気になるところが出てきました。404土台継手位置の両側にアンカーボルトが不足しているところがあるのは何故でしょう?要検討です。図面がおかしいのであれば追加してもらわなければなりません。
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外周部及び内部土間配筋
ガレリア(室内土間床部分)
ユニット鉄筋直線部突きつけ位置と補強筋(鉄筋間隔300mm)
基礎配筋隅角部(L字の補強筋はこの後入りました)
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平成11年11月28日(日) 晴れ
午前中に現場へ行って写真撮影しました。
午後はMホームO営業所にて照明の打合せです。先日の電話で照明に問題ありとのことだったのですが、一体なんのことでしょう。インテリアコーディネーターのSさんにお話を伺ったところ、スポットライトのレールが垂直面に使用できないということでした。レール内に埃が入り絶縁不良を起こすためらしいのですが、これは指摘される前からワシも心配していたことです。天井には設置可能なのですが、ワシの家は壁面にレールを取り付けようとしたため、そこが不可となったのです。やむなく固定式のスポットライトに変更しましたが、イメージが変ってしまいそうだなあ。残念である。
変更ついでに1階廊下のダウンライトも1個追加し、2階カーテン工事は全て取りやめ、1階テラス掃出し窓のカーテンを縦型ブラインドに変更しました。
これでまた再見積もりです。ごめんなさいインテリアコーディネーターのSさん。もう変更しませんので許しておくんなせえー、お代官様ァ。
また、基礎施工の関係で気になった点等、質問事項を基礎伏図に記入して、コピーを監理者Iさんに渡していただけるようお願いしました。
帰宅後妻に図面と現場の状態を説明。
ユニット鉄筋納品書
土壌処理剤の成分表と毒性数値表(魚毒性)
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