番外編

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バーンスタイン 「プレリュード・フーガとリフ」

ビーチコウマー(バンドのためのアンコール)(フェネル&ダラスウインドシンフォニー)

「ジョイフル・ノイズ」(トリビュート・トゥ・デューク・エリントン) ドン・セベスキー

「アイ・リメンバー・ビル」(トリビュート・トゥ・ビル・エバンス) ドン・セベスキー


バーンスタイン 「プレリュード・フーガとリフ」 ロンドン・ブラス

 この曲はそのむかしベニー・グッドマンも録音しているたのしい曲です。この、ロンドン・ブラス版は、ブラスアンサンブル+クラリネット+サキソフォンという編成にアレンジされていまし。います。当然ヒビキはキラキラでブアツクなっているわけで、まっことにパワフルっちゅーかパーフルっちゅーか。この曲のこの演奏にはおもわずおしりがうごいてしまいますね。バーンスタインのウエストサイドストーリーのシンフォニックダンスやコープランドのエル・サロン・メヒコ等々がカップリングされていますが、こちらも達者で、ちょっとブラスのみだとは思えない演奏になっています。ブラスのファンにはおすすめ。ですし、純粋に音楽として聴くにも高い水準を持った演奏だと思います。廉価盤で再発売され、だいぶ手に入れやすくなりました。


ビーチコウマー (バンドのためのアンコール) フェネル指揮 ダラス・ウインドシンフォニー

 ビーチコウマー。浜辺の放浪者っちゅーようなイミらしい。CDのジャケットでもフレデリック・フェネル氏が浜辺に突っ立ってはるか沖のほうをながめているとオスのくびなが鳥が...ちがった。(またわかんないギャグを...)突っ立っている写真が出ちょります。内容は、ティコティコ、スラヴァ、コーラスライン、八木節(!)等々の楽しいアンコールナンバーがめじろおし。理屈抜きにたのしい。演奏も某「東#×○ウインドオー☆ス○△」みたいに(自粛したが...バレてるか?)分別くさいっちゅーか、燃えないっちゅーか、そういうところがないし、なんといってもうまい。フェネルもダラス・ウインドシンフォニーのメンバーもきっと楽しくやったにちがいなかろうと思います。グールドのパヴァーヌとか、もしかすると少しなじみの薄いナンバーがあるかもしれませんが、楽しい曲ぞろいです。これもオススメ。ワタシの買ったのは外国盤でしたが、国内盤も出ているはずですので、めっけて見てくださいませ。

Tくん、早く返して。(こんなとこで催促しない。)


「ジョイフル・ノイズ」 ドン・セベスキー

 以前、ビックバンドとかいうところでスコシ活動していた関係で、ビックバンド関連のCDを買い漁っていたことがあるのですが、いかんせんわかんないで買ってるもんで、はずれも多かったりする、のですねぇ。そいった中でアタリかなって思ったのがこれです。ビックバンドジャズのカミサマ(ってことでいいの?)デューク・エリントンの作品を名アレンジャーのドン・セベスキーがアレンジした一枚。原曲のイメージをダイタンに組みなおしてスリリングでいいフンイキに味付けしてございます。演奏もナカナカで、トランペットとか時々「すか。」とか言いますがまあそのへんもアジってことでけっこうカッチョ良いのであった。速いテンポの「Mood Indigo」や「Creole LoveCall」、クールな「Caravan」はうふうふって感じで聴いちゃったし、「Warm Valley」はこのアルバムですっかりお気に入りの曲になっちゃいました。エリントンのメロディによる「Joyful Noise Suite」はもうノリノリでおもはずおしりがうごいてしまいます。
 Bassで「Satin Doll」等に参加して良いアジを出している「ロン・カーター」っていう人は有名らしくて、くわしい人にきいたら「ジャズのベースの世界ではいかりや長介みたいな存在」とゆうてはったがワタシにはイミ不明。いかりや?演奏の時に「う゛ぃーっす」「もいっちょお!?う゛ぃーっす」とかゆって出てきたらそれはけっこういやだ。


「アイ・リメンバー・ビル」 ドン・セベスキー

 これも上のと同じで、セベスキーのアレンジによるものです。上のがエリントンので、こちらはビル・エヴァンスへのトリビュートということです。面白いことに、このアレンジではピアノをいっさい使っていません。ビル・エヴァンスは有名なジャズピアノのプレイヤーですけれども、ここでピアノをあえて使わずに演奏しているというのが、面白いところです。

 このCDは、上の「ジョイフル・ノイズ」と違って、ボーカルやストリングスを使っており、全体としてかなりしっとりとした印象のアルバムになっています。これは、エヴァンスの曲調にもよるのでしょうか。詳しくないのでわかりませんが。もちろん、ノリのよい曲もあって、例えば、“I'm Getting Sentimental Over You”なんてのは、ちょっと軽めのノリの良いアレンジになっていて、楽しいのですが、それでも全体としてきくと、さほどうるさくない、いい感じのアルバムになっています。また、ここでもやっぱり、強弱の対照が上手く使われている場面が多くて、味わい深いです。


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