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このページでは,競技的もしくは運営的にクラブの中心になる立場の人であれば,ぜひ理解しておきたい言葉が含まれています.全体的に話は難しくなりがちですが,楽しみを作る人の影には,苦労している人が必ずどこかにいます.そういう人々への感謝の気持ちも忘れないようにしたいですね.
−−−【RMOサービス】
アール・エム・オー・サービス.山川克則氏(東大OB)が経営する,オリエンテーリングの運営を専門とする業者.これから手にする多くの地図にこの社名が載ることであろう.【いぶき】
日本学生オリエンテーリング連盟の広報誌.年6回発行される.日本学生オリエンテーリング連盟の賛助会員に登録すると送付される.【ウィニングタイム】
優勝者の所要時間.コースはまずこれを念頭に置いて組まれる.【OS会】
Old Studentsの略で,高校OLクラブを卒業したオリエンティア,およびその集まり.→インターハイ【O−JAPAN】
過去にあった,日本で唯一第3種郵便物認可を受けているOL情報誌.インターネットの普及,競技人口の減少のために休刊に追い込まれたが,あれからどうなっているんだろう‥‥.
【O−RINGEN】(オーリンゲン)
スウェーデンで行われる,2万人が出場する世界最大規模のオリエンテーリング大会.大会には北欧を始めとする多くの国から,人々がキャンピングカーとともにやってくる.8本もあるゴールレーンに参加者が帰ってくるさまは圧巻.世界選手権をエリートスポーツとしてのオリエンテーリングの頂点とするならば,こちらは生涯スポーツとしてのオリエンテーリングの頂点か.
【ガス欠】
レース中に空腹になること.こうならないために,特にエリート選手はレース前の食事のバランスとタイミングには気を配っている.【ガリ切り】
オリエンテーリングのコースを地図に印刷するときに,原紙(昔ながらのガリ版)にコースを鉄筆で書いていくこと.最近はガリ版用の原紙の在庫がないことや,手間の縮小の観点から,地図印刷と同時にコースを印刷する方式が主流である.さらに最近は,電子マッピングとカラープリンターの普及により,印刷プロセスそのものがなくなろうとしているという.【クラシック】
ショートOLに対する概念で,今までの(長距離の)OLを指す.【クローズ】
将来の地図のリメイクによる大会開催を前提として,学連もしくは協会が,テレイン・地図の使用を全面的に取り止めること.cf.リザーブ【公認エリート】
公認大会のエリートクラスに出場できるための資格.21Eはそれなりの実力が必要であるが,20Eなら少々の努力で出場も可能とされる.【コントローラー】
Controller.プランナーのコースに対し,適切な助言を与えていく人.したがって調査者や運営者とは利害関係がなく,かつ競技的に精通している人が選ばれる.【賛助会員】
平たく言うとOB/OGによる,日本学生オリエンテーリング連盟のスポンサー.賛助金は3000円以上.日本学連の重要な財源のひとつである.→評議員【審判】
インカレなど,重要な選手権大会の競技上において,実行委員会の判断に対する提訴が選手側から出た場合,最終的な判断を下す権限を持つ人物.【セレクション】
エリートクラスに出場するための選抜を,大会で行う場合,その大会を言う.地区学連が主催するインカレ個人戦のセレクション,各大学が行うインカレ団体戦用のセレクション,また各都道府県協会が行う県別対抗リレー用のセレクションなどがある.【テーピング】
捻挫防止のために,レース前にテープを足首に巻いておくこと.テーピング用テープはエリートの間では必需品である.【テレインガイド】
早大OCが発刊し,今ではOL界共通の財産となったOLテラインの紹介本.練習会を開くときの場所探しはこれでほぼカバー.【テレインハント】
大会を開くために,運営者がテライン候補地を視察に行くこと.【日本OL協会】
Japan Orienteering Assosiation,略してJOA.日本のOL界の総元締めであるが,日本学連との関係は非常に微妙である.【日本学連】
日本学生オリエンテーリング連盟の略.日本の学生OL界の総元締めであり,インカレの主催団体である.【村越真】
むらこし・しん.東京大学卒,現在静岡大学助教授.日本OL界の「陽」の功労者.【山ちゃん】
山川克則(やまかわ・かつのり)氏.東京大学卒,RMOサービス社長.日本学連の基盤を作り,現在の学生OL界を築いた,日本OL界の「陰」の功労者.村越氏とは東大OLKの同期である.【ユニパー】
アセテート樹脂でできた製図用シート.地図調査時の必需品.最近では,これを越える地図調査専用のシートが一般的になりつつあるらしい.【リザーブ】
セレクションなどの開催のために,テライン・地図の使用を一時的に差し止めること.→クローズ【調査】
地図調査.オリエンテーリングは,通常の地図よりも多くの情報(細い道,細かい地形,植生分布など)を必要とするため,通常の地図では競技ができない.大会開催前には,主催者が綿密な現地調査を行い,オリエンテーリング専用の地図を作成する必要がある.この手間がばかにならない.