ジャッキアップ・ウマ(リジットラック)かけ
パンタジャッキ
パンタジャッキは車載用に使われることが多く、軽量・コンパクトではありますが、ジャッキ自体の安定性はさほどないので応急処置的作業以外に使わない方が無難です。
それとジャッキUPする際は、平面な所とアスファルトやコンクリートの上で行いましょう。でないと、最悪死ぬ場合もあります。
砂利なんかだと、簡単にジャッキが沈み傾いていきますので、ものすごく注意しましょう。
パンタジャッキは下の写真のようにサイドシルの切り込みがある場所が支持位置ですので下の写真のようにセットし付属のハンドル等を使ってジャッキアップします。支持位置以外で上げようとするとボディがへこみますので注意が必要です。
ジャッキアップする際には下のイラストのようにジャッキアップしようとする対角線上に輪留めをします。これは車を持ち上げた際に、動き出さないようにするためです。ですので、サイドブレーキもしっかり引いておきましょう。
↑青丸がパンタジャッキを掛ける所。赤の棒は輪止め。
↑輪止めしてからジャッキUPは、最早鉄則。
尚、パンタジャッキで持ち上げた車の下には絶対入らないでください。車の下に入るときはウマをきちんと4つ掛けてからにしましょう。じゃないと何時自分の車に足、胴体、腕、頭を潰されるか分かったもんじゃないですから。
地震が発生したときは、速攻逃げてください。作業再開するときは、車やウマが傾いてないか等、安全を良く確認してからにしましょう。
ガレージジャッキ
ガレージジャッキは大変便利なジャッキですが、大きくて重いので、携帯性はあまりないですが、ウマをかけるときに必要なジャッキです。ウマをかけるときにはリアから上げ始めないように注意します。フロントから上げるのがセオリーです。
ガレージジャッキのジャッキアップポイントは、フロントの場合は、メンバー部、牽引フック(丈夫なのに限って)が指定されていることが多く、リアの場合は、丈夫な牽引フック、FF車ならメンバー部、リアビーム。4WD、後輪駆動車ならリアデフ(アルミ部分は避ける)。以上が大抵のポイントですが、車種によって専用ポイントがあるなど、まちまちですので整備書での確認が理想的です。ジャッキアップの際には車が動き出さないように輪留めをします。
ガレージジャッキでアタッチメントをかえずにサイドシルに当てると周辺がへこみますので、注意が必要です。
車高が低くてジャッキが入らない場合は、ジャンプ(これが本当のジャンプ台)とか古雑誌を踏ませて意図的に車高を上げた状態でトライすると、うまくいきますよ。
たぶん車高下げるとジャッキが入らないと思いますので。これさえあればスロープを買うことはあんまり無いかと。
尚、ガレージジャッキで持ち上げただけの車の下には絶対入らないでください。車の下に入るときはウマをきちんと4つ掛けてからにしましょう。じゃないと何時自分の車に足、胴体、腕、頭を潰されるか分かったもんじゃないですから。
地震が発生したときは、大至急逃げてください。作業再開するときは、車やウマが傾いてないか等、安全を良く確認してからにしましょう。
ウマ(リジットラック)掛け
作業の効率性を上げるばかりか、命の安全性を高めてくれるウマかけです。
下の写真のようにサイドシルの切り込みの所が、支持位置ですので写真のようにかけます。ウマにはロック機構がありますので、それぞれの方法で確実にロックします。
支持位置の下にウマをいれたら、そっと、ガレージジャッキをおろしてウマにのせます。ウマにのせたら車を少し揺すり、ウマと車をなじませます。車体保護のため、ウマはサイドシル用のアタッチメントがあると良いでしょう。写真の様なウマですと、ウマを掛けている部分がつぶれていきますので。
それと車を弄るならウマ(リジットラック)は導入しましょう。安全にお金を掛けられないなら、車弄りはやめたほうがいいでしょう。所詮そこまでの危機管理能力が無いって事ですから。
共通注意事項
ジャッキUPし、タイヤを外すことがあれば、外したタイヤは下の写真の用に、車の下に入れます。
万が一、ジャッキが外れた際の保険なんですが、自分がペシャンコになりたくなければしておいたほうがいいでしょう。
これをやっておけば100%安全といえないですが、もしかしたら肋骨折るぐらいで済むかもしれませんしね。車弄りは命あってこそです。