ステー穴貫通式のブレーキホースの取り外し方
他にもこういった場合のクルマもあるかとは思いますが、少なくともAE101とAE111のスーパーストラットは困ったことに、下の写真のようにブレーキホースがステーの穴に貫通して固定されていることです。ということはステーを加工するか、ブレーキホースをいったん分解させないと交換できない困ったタイプです。
あ、下の写真はもう加工してしまった後なのでブレーキホースの代わりにドライバーで模しています(汗)
上の写真のようにブレーキホースに金具があってそれをコの字型のクランプでステーに固定してあるんです。つまりこのままじゃ、クランプとってもブレーキホースはショックから取れないという意味です。
しかもそういった状態で車体に付いているモンですから、さー大変です。
解決方法は上の写真のように、カナノコでステーに切り込みを入れて・・・・下の写真ののように「うりゃ」と曲げてホースが外に出れるようにします。この写真ですとブレーキホースがないですが、本来は車体に付いているショックですので間違いなくホースがあります(汗)
クランプを取ってみて、こういった逃げ加工がしてあれば、前作業者がやってくれてたんでしょうね。結構切り込み入れるのは時間が掛かる上、せまい所での作業になります。こうしてただでさえ時間が掛かるスーパーストラット交換に、さらに時間が掛かってしまうのでした。
しかも純正は次の出番がなさそうなので、容赦ないやり方で切り抜けます。
車体側がひとまず終わったら、今度は組み付けるショックの作業です。なんと、こっちも貫通式なんです。写真は使い回していますが、本当にそうなんです。(泣)
今度は作業スペースもあって、ラクにできますからきれいに仕上げましょう。間隔が狭いとまた削るハメになりますのでご注意を。
写真のように切る(というか削るというか)とステーも真っ直ぐな状態を保てるため、元の通りクランプを取り付けての固定ができますので。
サンダーとかがあるなら、新ショックにこのような加工をするもの簡単でしょう。
写真の通りでなくて、横から切り込んでもいいでしょう。
管理人の今付いているショックも同様な加工がしてあります。
ちなみに、ここのステーがまがるとクランプで固定できなくなるので、タイラップで固定するしかないですね。その例はこれ↓です。
管理人の車はすでにこの状態です(汗)
しかしながら、しっかり固定されていれば問題ないのでOKです。数年この状態ですが平気ですね。もちろんここの部分も点検してますけど。
ショックに加工したくない、スマートにやりたいという人はこれ(↓)を使いましょう。
フレアナットレンチという工具でブレーキホースをこれで分解してブレーキホース問題をクリアします。
しかし、分離するとフルードが出てくるは、エアは混入するわで、これもそれなりに大変だったりしますね。
お好きな方をどうぞ!