メンテしよう!

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車をいじる、となると結構みなさん引っ込み思案になると思いますが、以外にそんな事(難しい、壊しそう)はないですよ。

そう思うのは、それに関する知識がなかっただけのことで、それらはここのメンテ集(うーん、強気だなぁ)やオートメカニック紙などのメンテ系雑誌等で情報を収集すれば大したことありませんよ。強いて言えば、経験者がいれば一番の特効薬になるでしょう。

まあ堅いことは言わず、このページを見て下さいな。きっと、何かが伝わるはず?

 

まずは何はなくともメンテと言えば工具でしょう。ちょっと工具について語ってみましょうか(偉そうな事を・・)。

ここには書いていませんが、リジットジャッキ(ウマ)の4本やガレージジャッキ(安物でOK)は、足回りや下に潜る際に必要です。特にウマは自分の命や身体を守るために必要です

ウマを使用する際はロックピンやロック機構を使いましょう。これらがないウマは使うべきでは無いです。

 

 

 

さて、以下に挙げる工具類は、ここのメンテ集では「基本工具」として、メンテ集中に注記はしてなく、あって当然の工具としています。

 

サイズとしては、8、10、12、14、17、19mmの工具(レンチ)があれば、大抵の事はできます。

それにプライヤー類としてペンチ、ラジオペンチ、ウォータープライヤーなど。

↑プライヤー類。左からラジオペンチ、プライヤー、バイスグリップ。下はウォーターポンププライヤー。

 

あと忘れちゃいけない、ドライバー。これはプラスドライバーとマイナスドライバーが当然あげられますが、No.1〜3(ドライバー先端部の大きさですね)までの各種の計6本。これに卵ぐらいの大きさのドライバーがあると便利です。

↑ドライバー類。底部が金属製でそこからハンマーで叩ける「貫通式」もある。

 

 

あとは6角レンチ。これは単体で買うというよりも、セットになってるのが多いので、セット物をそろえましょう。

↑六角レンチ。別名ヘキサゴンレンチ。ラチェットのコマタイプもある。

 

 

レンチは多数ありますので代表的なのを挙げてみましょうか。

まず、メガネレンチ。ボックスレンチとも呼び、見た目がなんだか眼鏡のように見える工具です。これはトルク(力)をボルトに均等に掛けやすい工具で、本締め用に最適です。形状から察するに、ボルトの山をなめにくい形状になっていますが、反復作業はちょっと苦手です。

 

 

次にスパナ。これもよく見かける「C」の字の形状を持つレンチです。本締め用には適しにくいものの、反復作業連発の締め付け時は割に快適な工具です。ただ、形状からみても口が開いてあることで、ボルトの山にトルク(力)が局部的に掛かってしまい、ボルトの山をなめてしまう可能性がある工具でもあるので、サビたボルト類などを緩めるときはメガネレンチを使用した方が無難です。補助的に使うと効果テキメンだと思います。

 

コンビネーションレンチは、片方がメガネレンチでもう片方がスパナレンチというレンチです。普通は両方同サイズです。これ一つで同サイズのスパナとメガネを揃えたことになります。

 

 

ラチェットレンチ。これは優れ物の工具で、各種サイズが違うソケット(コマ)を差し込んで使う工具です。緩める際や締め付けるときに独特の「カリカリ」音を奏でる工具です。これがあれば反復作業も非常に快適な物となるはずです。

またソケットを揃えればいいので、コストの面でも有利になると思います。本体であるハンドル部も多数あります。

本締め用工具としても使えますが、内部のギヤが欠ける可能性もあるので、バカ力は掛けない方がいいかも。そのときはメガネレンチをどうぞ。

あとエクステンションといってボルトなどが奥にあるときに使う、延長バーもありますよ。

↑左側がソケットコマ。右側はラチェットハンドル。

 

↑左側が延長バーのエクステンションバーです。右側はスピンナーハンドルです。強力なトルクをかけるときに使用します。

 

 

またハンドルのソケット差込部の大きさで、3/8サイズと1/2サイズとかがありまして、3/8サイズは軽整備に、1/2サイズは足周りなんかをいじるような大きな力が必要なときにつかうもので、当然3/8サイズよりゴツイです。入門用としては3/8サイズですね。

 

 

補足

これ以上に工具はありますが、まずは一つ一つ揃えるよりも¥3980円ぐらいの工具セットの購入をお勧めします。

これが以外に充実していて、先のラチェットや各種のコマ・エクステンション、各サイズのコンビネーションレンチ、ドライバー、プライヤーなどがセットになっているものです。安かろう悪かろうの所も多少ありますが、メンテ初心者はこの際関係ないと思います。

まずは工具、ボルト、ネジ、作業自体に慣れろって所でしょうか。初心者なら、いきなりブレーキO/HとかエンジンO/Hとかしないでしょうから、安物工具でも十分です。

 

まぁ、力が必要な箇所に使われるボルトは19mmや21mm以上が使われるのですが、3/8ラチェットでは、工具が締め付けトルクに負けてるのが実感できるので、1/2サイズが欲しくなってくると思いますよ。そうなると激安工具セットでは無理ですからね。

3/8サイズでは、せいぜい17mm程度が限界だと思います。私は17mm以上は1/2サイズを使うことにしています。

安物メガネレンチ等も、薄いので心もとないんですよね。タワーバーや、むき出しエアクリ、ブレーキパッドの交換程度なら、安物でも充分ですが、足回りとかになってくると、厳しいですね。固着してる時なんかは顕著です。

 

 

さて、安物と、有名メーカーの差ですが、ひとえに「いかにボルトの角、ネジの山をなめないか」だと思います。工作精度もさることながら、なめないために均等にトルクがかかる設計、作業性の向上などがなされています。工具のバリエーションが豊かなのも魅力の一つです。

 

だったらなめる心配の少ない、有名メーカーの工具を最初から使えばいいじゃないかとの声もあるでしょう。

お金がある人や心配な人は、ぜひそうしてください。できるんだったらそれのほうがベストです。KTCでもセット工具売ってますしね。

が、やっぱり値段が高いですし、有名メーカーでそろえたら、一気にやる気を失いかねないです。しかも、初心者は自分が出だししにくいようなところ(難しい所、錆びたボルトなんかね)を、好んでやろうとは思わないでしょうしね(でもいるんでしょうね。そして壊して勉強する)。

それに、いい工具が必要だなって思ってきたら、もう初心者は卒業ですね。

 

 

余談になりますが私も、最初は激安工具でした。でも必要性を感じてKTCという国内の有名メーカーのを好んで使うようになりました。いろんな作業を経験していくうちに「工具のせいで作業が失敗に終わったら、面倒だな」と思うことが多々あったためです。

実際、工具の精度の悪さで、ボルトの角をなめて(なめそうになった)しまい、プロのご厄介になったことも・・

高級工具としてはスナップオンやマックツールなどがありますが、高い!高すぎる!!あんな工具だけで牛丼がいくら食えるか。確かに高いことだけはあるんですよね。持ってみると全然違いますよ。まさにプロツールって感じです。まぁ高ければ良いってもんじゃないんですけどね。

 

とてもそんな高級工具は揃えられない。でも日本にはKTCという世界でも有数のメーカーがあります。値段はチョビットだけ高いですが、「うーん、考えられて作られているなー」というのが分かります。

と、まあ値段的にも私に釣り合う工具があったのでそれを選んだのです。いやー初めてKTCの工具を手に入れて、ラチェットにコマを差し込むときのシッカリ感、質感。その瞬間、「いままでとは別物だ」と思いました。

でも「弘法、筆を選ばず」という言葉も有るとおり、いい工具だからいい、というわけでもないのです。使い手の問題も多々ありますねー(笑)。

あ、一般的には「JIS」マークがあれば大丈夫みたいですよ!(国産)

工具うんちく(?)の最後として、「工具はやっぱり消耗品」です。いい工具でも終焉のときはきます。そのときは今までの功績に感謝しつつ、新しい工具を入手しましょう。

 

あと我々がやるってことは「安くあげる」ってとこも重要なファクターですが、はっきり言って「趣味」の段階まで来ている方が多いでしょうから「趣味に多少の出費は、いとわない」て考えている人も多いはず。実際、ブレーキパッド交換、サス交換になると、安上がりではありますけどね。

自分の車をいじることで愛着も益々倍増!不具合が直った日には感激!!なにはなくとも「充実感」。これにつきるのでは?

この充実感を味わいたければ、Let’s MAINTE!

 

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