サーモスタットの作動チェック及び脱着

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サーモスタットのチェックを説明します。

用意するものは熱湯、ビーカー、100度まで計れる温度計(理科で使ったヤツ)があれば、チェックできます。どっちもホームセンターなんかで入手できます。

 

 

 

サーモスタットを外す

 

まず、サーモスタットのある場所ですが普通ロアホースのエンジン側についています。

まず、エンジンが完全に冷めている状態で始めましょう。じゃないと火傷しますよ。

ナットットを外し、周囲に注意しつつ金属カバーを外せばサーモスタットがお目見えします。ただし、微妙に工具が届きにくいところなのでナットをナメないように注意が必要です。

金属カバーについているホースはそのままでも大丈夫でしょうけど、やりづらければ外してもOKでしょう。

 

 

 

金属カバーを外しても、サーモスタットが張り付いちゃっているかもしれませんが、ちょっとコジればポロっと取れます。サーモスタットを外すということはLLCも出ちゃうのでLLCの入れなおしが必要です。

 

大抵のサーモスタットは82度で開弁するので、82度のお湯の中にサーモスタットを入れて充分に開弁するかを見ます。開弁温度はサーモスタット本体に刻印されています。

 

ちなみにサーモスタットはゴムのガスケットが主流なので、ゴムの場合は漏れない限り使いまわしてもOKでしょう。本来は再使用不可です。

サーモスタットのガスケットも車種によっては向きや位置指定するものも存在するので注意が必要です。

普通はガスケットはバラしませんけど、新品ガスケット組むときは注意しましょう。

 

 

 

作動チェック

 

下の写真はお湯につけて、開弁したサーモスタットです。見づらいですが、開いてるのと閉じてるのも見比べれば分かります。

上の写真は開弁する前のサーモスタットです。ちなみにガスケットは外してあります。

 

↑開弁中

↑空気弁は取り付け時に注意しましょう。開弁温度はここに記載されています。

 

指定の開弁温度で開かなければ不良です。ただし、サーモスタットを入れることによって温度が下がるかもしれないので温度計で温度をチェックしましょう。

写真のは正常な開弁です。ここまで完全に開かないとか高い温度じゃなきゃ開かなかったとか、全然開かない、お湯入れる前から開きっぱなしの場合は不良なので新品と交換です。

 

 

 

サーモスタットを組み込む

 

サーモスタットを組むときはコツのようなものがあります。

上記の写真をみれば分かるかと思いますが、サーモスタットにまるでピアスしてるかのように小さなピン?みたいのがあります。これは開弁前の水流の確保や空気抜きの為なのでこれが頂点に来るように組みます。

 

あとは、元の通りに組み付けてLLCを充填しエア抜きをして漏れがなかったら終了です。

 

※サーモスタットを入れる容器は、間違っても飲用等で使うコップ等で共用しないでください。LLC(冷却液)は毒物です。

 

 

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