セカンダリーダクト常時解放
1.やる事の意義とは。
まず、アルテッツァ(SXE10のみなはずです。GXE10にはないと思います。)は吸気が2系統あり、4000rpm以上で2次吸気のダクトが開くようになっています。レビンに比べると随分豪気です。
この二次吸気のダクトは見てくれ的にもよく空気を吸ってくれそうな位置に配してあり、これを常時活用しようと言うのが常時開放の意義です。
2次吸気のダクト常時開放してやると2000〜4000rpmのアルテッツァにとって痛いところのトルクの薄さを、ほんの少しですが向上させることが出来ます。ホントに少しですが・・・。なんでこうなってるかと言うと、吸気音対策の為とされています。
この吸気系のお手軽チューンですが、お手軽らしく費用は最低で0円です。ちょっと手間掛けて手動切り替え式にしても数百円と言うホント、お手軽です。
手動切り替え式のメリットは、すぐさまノーマルに戻すことが出来ると言うことと、ちょっとしたギミックを仕込んであるという自己満足いう最大のメリットがあります。あと、手慰みがてらの暇つぶしになるのもポイントです。
2.常時開放の手段は?
常時開放するにも2つ方法があると先に述べました。
1つは、2次吸気側につながるホースを単に取り除く(負圧を与えない)方法。もう1つは切り替え機を使って常時開放とノーマルを切り替えられる方法です。
3.用意する部品。
用意する部品は下の写真の通り、最大で2点の部品。最低で部品必要なしです。
2点の部品の内訳は、おなじみのバキュームホースと・・二股バルブ。
これはホームセンターの金魚コーナーにおいています。たぶんこれは水槽のエアー分岐に使うヤツだと思いますが、空気の流れの切り替えに使うものなので、車のパーツ以外から流用するにはもってこいのブツでしょう。ステンレスっぽいので耐久性も安心。金属製なので、そこいらの負圧程度にゃ負けません。
バキュームホースに関してはバキューム計やブースト計をつけたりして余っていたバキュームホースを使えば良いだけです。なければバキュームホースを買ってもいいですが、10cmも使わないので勿体無い。
ですので、友達からおこぼれを貰うか、内径4mm程度のゴムホースで代用しても構わないかと思いますが、肉厚のあるのを使ったほうがいいでしょう。切り替えて使ったときは負圧と戦わなくてはならないので、軟弱なホースだと使用に耐えられるか分かりません。
ちなみにこの部品は「コトブキ工芸(寿工芸梶j製 K-09 二方分岐」という部品で、検索してみると車・バイクに流用されてるのがわかります。
4.オススメの方式は?
オススメは切り替え式の方です。
なぜか?
単にホースを抜くだけでお金も掛からず効果は同じ。だったらホース抜くだけでいいじゃないか。
本当にそうですか?
そのホースに負圧が掛かるということは、そのホースはインテークにつながってるということです。つまり、外気をフィルターも通さすにシリンダーに送り込むような暴挙です。
吸入する空気の量と砂塵の量は定かではありませんが、砂塵を吸い込まぬようフィルターがあるのに吸い込ませる要因をわざわざ作ってしまっては「チューニング」とは言えず改悪以外何者でもありません。
ホース抜くだけにするなら、抜いたホースにせめて栓なり蓋なりして対処し、ホースがブラブラしないようにどこかに固定するのが道理ってものでしょう。
5.改造ポイントは?
普通にエアクリーナーを外すようにカバーを外します。○の所が3箇所クリップで固定されているのでパチンパチンと外します。
そこのクリップを外したら、外した周辺をカタカタしながらカバーを外しに掛かります。そうすると開きそうになってくるのがわかります。
そうしたら、カバーを剥がします。内部にもはめ込みクリップがあるので、スコっと取れませんが、ベリっと剥がしますとエアクリと改造ポイントが見えます。
ここが改造ポイントです。
ます、用意したバキュームホースを5cm程度切り出します。※車体のホースは絶対切らないように。元に戻せなくなります。
こんな感じです。雑草・ガレージシャッター留め穴と比較すると良く(?)分かります。そうし更に半分に切ったのを二股を使って下の写真の用に組みます。
端子の先になにも付いてないのも、ホースが抜けたのかとか勘違いするのを少しでも防止するため先の切っておいたのを被せます。
あとは元通りにすれば完成です。
この写真のレバーの状態で常時開放になっています。ノーマル状態にするには左右反対の操作をするだけです。
以上。