・シフトワーク編

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シフトワークに関する注意事項は少ないです。

例えば、自転車を運転しているときは無意識に近い感じでギヤを変えていると思います。あれは足が疲れるから軽くしようとか、速度出したいから重くしようとしていますよね?

そうやって走行状況によって自然とシフトチェンジしていると思います。

車も同じで、エンジンが苦しそうだからシフトするとかになります。

エンジンは自分の体じゃないから苦しいかどうかの判断は、回転計をみてアイドリング近辺だったり、振動が大ききなったときがそれにあたります。

 

ですから、やることを書くよりもやるべきでないことを説明します。

 

 

意義

シフトワークの意義は、言うなれば不必要にエンジンに負担を掛けないということです。

エンジンというのは、得意な回転領域、不得意な回転領域があります。ですので、出来るだけエンジンの得意な回転領域を使うことにつきます。

よく、このエンジンは何馬力だとかいう話がありますが、常にその馬力を出しているわけではないでのです。カタログに最高馬力等とその回転数が載っていますが、その回転数でしか、その馬力等を発生しないのです。

それに関連して運転していてアイドリング回転数よりも下回る場合は、さかさずシフトダウンしてください。そのまま加速することができますがエンジンにとって辛いことですし、なにしろ加速が鈍いものですから交通の妨げになりうる事も十分考えられます。

 

交差点とかカーブとか

また、交差点や曲がっている最中に、シフトチェンジするのはハンドル操作の誤りにもつながりますのでやめましょう。一度にハンドルとシフトチェンジをしなくていいと言う事です。何なら前もってギヤチェンジを済ませるとスムーズに行きますよ。

人間は一度に複数のことをこなすのは大変なことですから、ちゃんと段取りをつけて運転しましょう。

応用として、曲がった後に加速が鈍りそうな程回転数が低いときは、あらかじめシフトダウンするのも手です。

あ、MT車の場合はニュートラル或いはクラッチ切ったままカーブを曲がらないようにしましょう。危険なんですよ、これ。

 

シフトアップ

この話を聞いてると、一つ気がついたことはありませんか?

車の速度に関連してシフトチェンジをするという記述がないことに気がつきましたか?

教習所時代によくやった「何キロで何速にシフトアップ」というのは、あくまで平坦な道でしか有効じゃなく、しかも他の車では通用しないのです。

シフトアップするということは、次のギヤに移っても十分な加速が出来る状態になってからするか、これ以上の加速力を必要としない時にするものです。

シフトチェンジ後に十分な加速が得られないようでしたら、次回はもっと回転数を上げて車速を上げてからシフトアップするようにしてください。

 

シフトダウンで減速

また、走行中に積極的にシフトダウンする状況は、エンジンブレーキを用いたいとき、急加速が必要なときです。

山道でエンジンブレーキを使わないで、下るのは危険なのは周知の事実ですね。フットブレーキがもたないのです。ですから補助ブレーキとしてエンジンブレーキを使うのです。

 

シフトダウンで加速

急加速するとき、なぜシフトダウンするか?

それは、もうすでに説明済みのようなものですね。

エンジン回転をあげるということは、さらに高加速が得られる・得たいからシフトダウンするのです。

ATだったら、キックダウンがありますが、MTなら一つギヤを下げてこれを人間がやるだけのことです。

 

最後に

ひとつ肝心なことを忘れていました。シフトレバーを操作するときは、ガラスの棒を操るような感じで、やさしく扱ってください。でないとミッションを壊して、かなり手痛い出費が待ってるかもしれませんよ?

シフトしていて、引っかかるような感じがする時や「ガリッ」とする時は、無理に入れてはいけません。様子をみながら、じわっと入れましょう。でないとミッション内部の「シンクロメッシュ」という部品が早く痛んでしまいます。これが駄目になると、普通の人ではもうシフトチェンジが出来なくなるでしょう。

また、走りだしの時は各部が暖まっていないので、尚更無理は禁物です。

 

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