Let'ｓ RUNABOUT!
シートポジション編
シートポジションは、車を走らせる基本中の基本です。ここが悪くては決していい走りが臨めぬばかりでなく、緊急時に対応が遅れたり、必要以上に疲れてしまうかもしれません。
まず、シートにきちんと深く、おしりをシートの奥の方へ置くようにして座ります。このとき、一番奥までいくペダルを踏み切って見ましょう。ＭＴ車の場合はクラッチペダルでしょうか。
どうです？踏み切りました？踏み切ったはいいものの、膝（膝の裏の腱かな？）に余裕はありますか？あんまり余裕があっても駄目ですが、踏み切ったところで更にもうすこし踏める位の余裕はほしいです。（前過ぎて、ハンドル下部とかに足をぶつけないように。）
なにしろ踏み切った状態から繊細なペダルコントロールをＧがかかっても的確にできないと意味がないですからね。感じとしては、「このままでも踏めるけど、ちょっとツライかもしれないから、1か2ノッチ前にシートをずらした。」ぐらいが丁度いいかも知れないですね。
シート位置が決まったところで、今度は背もたれ調整です。
現在の背もたれ位置から、ハンドル上部を両手で握ってみましょう。肩甲骨のあたりはピッタリとシートについていますか？ピッタリついても肘はどうです？伸びきっていませんか？
理想としては、ハンドル上部を両手で持っても、シートから背中（特に肩甲骨あたり）から離れないで、なおかつ肘に余裕が（まっすぐな状態から、すこし「く」の字型ぐらい）なければ、これまたＧがかかっている最中に的確なステア操作はきついです。いついかなるときでもハンドルを切っている最中は背もたれから離れないようなポイントがいいですね。
理想状態ではハンドルを切ってみても、全周囲で余裕があって、苦なく切れることが条件です。感じとしては「肘がつっちゃって苦しいから、1、2ノッチ背もたれを前にずらした。」ぐらいが丁度でしょうか？
チルト機能がある車種は、ペダル操作をしたときにハンドルが足にぶつからないようにと、下にし過ぎないようにしましょう。下にし過ぎると、うまく力が入らないはずです。最近はパワステがあるからわかりにくいでしょうけど、スーパーストラット車みたいに、重いと特にその重要さがわかります。
以上の通りに、シートポジションは重要です。適正なシートポジションになると、運転も変わります。変わって当然なのですが・・。
実際身をもってわかった人が私の周りにいます。
さて、いいシートポジションがとれた状態で、コーナーを回ってみると、以外に踏ん張らなくてもいけます。シートがちゃんと機能して体を支えてくれるからです。シートに身を預けるとは、まさにこの事。踏ん張らなくていい分、ペダルやステア、シフトチェンジ等が無理なく出来て、なおかつ運転自体に集中ができるのです。
でもやっぱり、人と車によっては、いいポジションがとれない場合がありますね。シートやレールとかで調整できればいいですが・・
