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資格の種類     受験資格         難易度   
           上級、中級  初級    上級  中級 初級
                      

CADトレース技能審査とは

CADトレース技能審査は、現実的な図面を日本工業規格(JIS)に基づき、CAD(computer aided design)ソフトを使用して製図する作業を評価する試験です。
現実的な図面とは、建築部門であれば、実際に施工可能な建物をベースとした図面、機械部門であれば、実際に組立て、加工ができる部品の図面のことで、本試験では、このような図面に製図に必要なスキル要素を盛り込んだ課題を使用して試験を行っています。
建築や機械分野で設計業務に携わる方のスキルアップや設計者を目指す方の就職などに役立ちます。

取得方法

CADトレース技能審査に合格すること

分類

試験は機械部門と建築部門に分かれており、さらにそれぞれの部門に次の等級が設定されている。
等級 基準
上級  中級で評価する能力に加え、仕様変更に対応ができる能力
中級 専門分野に応じた図面の読取り・製図ができる能力
初級  一般的な図面をトレースができる能力

受験料

上級  15430円
中級 13370円
初級  10290円

受験日程

上級  年2回 9月、2月頃
中級 年2回 9月、2月頃
初級  年2回 9月、2月頃

受験資格

上級  @CADトレースに関する1年以上の実務経験のある方
A同一部門の中級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
中級 @CADトレースに関する6ヶ月以上の実務経験のある方
A中央協会会長が指定する3ヶ月(総教育訓練時間が概ね300時間)以上の関連する教 
  育訓練課程を修了された方又は受けている方
B初級合格後、CADトレースに関する3ヶ月以上の実務経験のある方
C初級合格とともにCADトレースに関し、職業能力開発促進法の規定に基づく職業訓練
  を修了又は受けている方
D初級合格とともに学校教育法による大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、中等
  教育学校の後期課程、専修学校又は各種学校において、CADトレースに関する学科を
 修めて卒業した方又はCADトレースに関する学科に在学している方
初級  @CADトレースに関する業務に従事されている方又は予定が見込まれる方

受験科目

1)機械部門
上級 試験時間:実技試験120分、学科試験40分
1)実技試験
C A D を使用して、尺度「1 : 1 」の正投影図で示された可動部のある「組立図」及び「複数の部品図」をもとに、尺度「1 : 1 」でトレースを行う。また、「仕様変更」による「公式等」に基づく作図及び寸法記入、並びに、「組立図」と「部品図」との相互判断による未完成部の作図を行う。
2)学科試験
4 肢択一方式で30 題
製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CAD アプリケーションソフトの活用、CAD システムの活用等について問う。
中級 試験時間:実技試験90分、学科試験40分
1)実技試験
CADを使用して、尺度「1:1」の正投影図で示された可動部のある「組立図」及び「完成した複数の部品図」をもとに、尺度「1:1」でトレースを行う。また、「組立図」については、可動部における指定状態の作図及び寸法記入を行う。
2)学科試験
真偽方式22題+4選択一方式8題
製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CAD アプリケーションソフトの活用、CAD システムの活用等について問う。
初級  試験時間:実技試験60分、学科試験40分
1)実技試験
C A D を使用して、尺度「1 : 1 」の正投影図で示された「関連性のある2 つの完成した部品図」をもとに、尺度「1 : 1 」でトレースを行う。
2)学科試験
真偽方式で30 題
製図一般、機械加工全般に関する基礎及び関係法規、CAD アプリケーションソフトの活用、CAD システムの活用等について問う。
2)建築部門
上級  試験時間:実技試験120分、学科試験40分
1)実技試験
C A D を使用して、R C 構造の建物における1 エリアを対象とし、尺度「1:50」の「平面図」及び「仕上表・建具表」をもとに、尺度「1:30」の「平面詳細図」を作成する。また、作成に当たっては、尺度に応じた「オブジェクト(柱、壁、建具等)」の描画、「下地・壁」等の仕上げ方法の表記を行う。
2)学科試験
4 肢択一方式で30 題
製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。
中級 試験時間:実技試験90分、学科試験40分
1)実技試験
C A D を使用して、一戸建ての専用住宅を除くR C 構造の特殊建築物(※ )を対象とし、尺度「1:100」で示された「平面図」及び「立面図(その1 )」をもとに、尺度「1:100」でトレースを行う。また、「平面図」及び「立面図(その1 )」をもとに、指定方向からの「立面図(その2 )」の描画等を行う。
2)学科試験
真偽方式22 題+ 4 肢択一方式8 題
製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。
初級  試験時間:実技試験60分、学科試験40分
1)実技試験
C A D を使用して、一戸建ての専用住宅を除くR C 構造の特殊建築物(※ )を対象とし、尺度「1:100」で示された「平面図」をもとに、尺度「1:100」でトレースを行う。
2)学科試験
真偽方式で30 題
製図一般、建築全般に関連する基礎及び関係法規、CADアプリケーションソフトの活用、CADシステムの活用等について問う。

合格基準

上級  実技試験:100点満点で、70点以上
学科試験:30点満点んで、21点以上
中級 実技試験:100点満点で、70点以上
学科試験:30点満点で、21点以上
初級  実技試験:100点満点で、70点以上
学科試験:30点満点で、21点以上

合格率

1)機械部門
上級  実技試験:15〜25%程度
学科試験:60〜80%程度
中級 実技試験:40〜50%程度
学科試験:75〜85%程度
初級  実技試験:50〜60%程度
学科試験:75〜85%程度
2)建築部門
上級  実技試験:15〜25%程度
学科試験:50〜70%程度
中級 実技試験:40〜50%程度
学科試験:75〜85%程度
初級  実技試験:50〜60%程度
学科試験:75〜85%程度

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