福祉用具専門相談員とは
福祉用具専門相談員は、他の介護保険サービスの専門職と連携しながら、高齢者の自立した生活を、福祉用具でサポートする専門家です。
「介護保険法施行令」において「居宅要介護者又は居宅要支援者が福祉用具を選定するに当たり、保健師や看護師等や福祉用具専門相談員のいずれかに該当する者から、福祉用具に関する専門的知識に基づく助言を受けて行われる貸与又は販売とする。」
と定められている必置資格です。
福祉用具を利用する方の心身の状態や使用環境などから、適切なものを選定する支援を行う重要な業務です。
ただ、前述したとおり、保健師や看護師などの本業務を行うことができる国家資格が多数存在することから、必置資格としての価値や若干弱いですが、福祉用具について集中的に学べるという意味では非常に有用です。
取得方法
福祉用具専門相談員指定講習を受講して、修了評価に合格する
受講科目
1)福祉用具の役割:1時間
2)福祉用具専門相談員の役割と職業倫理:1時間
3)介護保険制度等の考え方と仕組み:2時間
4)介護サービスにおける支店:2時間
5)からだとこころの理解:6時間
6)リハビリテーション:2時間
7)高齢者の日常生活の理解:2時間
8)介護技術:4時間
9)住環境と住宅改修:2時間
10)福祉用具の特徴:8時間
11)福祉用具の活用:8時間
12)福祉用具の供給の仕組み:2時間
13)福祉用具貸与計画等の意義と活用:5時間
14)福祉用具による支援の手順と福祉用具貸与計画等の作成:5時間