本文へスキップ

”資格の栄光“は、会社員が資格や検定の取得に挑戦した実体験を”資格挑戦記“として紹介するとともに、
受験対策、資格・検定の基本情報を紹介するサイトです。

資格の種類    受験資格    難易度   2級 3級
               

資格選び

私は品質保証の業務を行っており、品質管理検定は仕事に直結する資格です。知識の底上げや自分の実力を試すにはうってつけであり、以前より受験するこを決めていました。では、何級を受験するか。品質管理検定は1級から4級まで4段階にレベルが分かれています。品質管理検定運営委員会では、“品質管理検定レベル表”を作成しており、各級ごとのレベルが記されています。これを見る限り4級は、どうも学生向けのように感じます。一方、1級は論述があり内容も非常に難しい。ここは、2〜3級のどちらかにしようと考えました。品質管理検定は、一度に二つの級を受験することができ、その場合受験料が割引になります。2級に受かるかどうか少し不安もありますので、今回は2級と3級の同時に受験を行うことにしました。

資格取得への道

2009年12月27日⇒2010年1月9日:申込み
今回は、参考書を購入する前に、申込みを行ってしまいます。申込みは、まずパンフレットを入手するところから始まります。パンフレットは、品質管理検定のホームページ上から申込みフォーマットを入手し、必要情報記入後にE-mailで申込みます。しばらくするとパンフレットが送られてきますので、パンフレットに印刷された払込受験願書を使用し、郵便局にて申込みを行います。パンフレットを入手するのが若干手間ですが、職場が取り寄せていたり、団体申込みを行う職場もあると思います。


2010年1月26日:参考書取得
品質管理検定は、級によって試験内容が異なりますので、自分が受験する2級と3級の参考書を探したところ、2級と3級を一つにまとめた“品質管理の演習問題と解説 QC検定試験 2級-3級 対応”を見つけました。

これは、テキストというよりも問題集に近いものでしたが、重要な部分は掻い摘んで説明されており、品質管理自体が普段から業務で携わっている分野であることから、この参考書を購入しました。

2010年1月26日:勉強方法検討
品質管理検定は、2級3級ともに手法分野・実践分野に分かれており、それぞれ50%以上取得する必要があります。実践分野は言葉などを暗記していけば何とかなりますが、手法分野は計算が必要になります。計算方法を身につける為にも、繰り返し問題を解きたいところです。
実践分野は、通勤電車の時間を充てて勉強し、自宅での勉強時間は手法分野に充てていきたいと思います。

2010年1月27日〜:勉強開始
参考書を読み進めていくと、実践分野についてはすでに知っている事柄が多いのですが、頭に入っていない事柄もあり、自分の知識が穴だらけであることを痛感させられました。ただ、普段から業務上携わっている分野であるだけに吸収しやすいです。
一方、手法分野については、やはり読むだけでは身につきづらく、何度も問題を解く必要がありますね。実践分野よりも手法分野の方が苦手な印象です。

2010年2月20日〜:模擬試験
 一通り勉強が終わった為、問題集で過去問題を解いてみます。結果は、3級が正解率7割程度、2級が正解率4割程度です。3級はこのまま行けば問題ないと思います。しかし、2級は危ういです。今回の参考書には、2級を対象としている問題と3級を対象としている問題を区別する為の表示がされています。確かに2級と表示されている手法分野は難しい。
手法分野の力を伸ばす為、休日の勉強時間を増やし計算問題に重点を置いて勉強していきたいと思います。

2010年2月21日〜:勉強後半
計算問題をひたすら解きます。計算自体は苦手じゃないので、計算方法さえ覚えれば何とかなるはずです。2級についても、模擬試験で何とか7割程度解けるようになりました。

2010年3月21日:試験当日
さぁ、試験当日です。会場は埼玉県の久喜にある東京理科大学です。早めに最寄り駅に着き、歩いて会場に向かいましたが、 思ったより遠かった。素直にバスを使うべきでした。試験会場に着くと、貸切マイクロバスが停車しており、正面には企業名が表 示されていました。この資格の取得にずいぶん力を入れている企業もあるんですね。
今日は午前中に2級、午後に3級を受験します。

2級 10時30分試験開始〜12時00分試験終了
終了時間まで見直しを行いました。結果が気になりますが、午後も試験です。食事をさっさと済ませて3級の勉強をすることにし ました。
3級 13時30分試験開始〜15時00分試験終了
すんなり問題が解け、見直しも時間がかからなかった為、3級は途中退出しました。
ずばり、3級は自信あります。合格でしょう!一方、2級は手法分野が怪しいです。後で採点してみたところ、意外にも各分野とも5割を超えておりましたが、総合得点が7割ぎりぎり。結果を待ちます。 2010年4月23日:試験結果
試験結果は、品質管理検定のホームページ上で発表されます。

結果は・・・2級、3級ともに合格
  
後日、合格証が送られてきました。非常に立派なもので、飾りたくなります。



品質管理検定では、この立派な合格証の他に、カード型の写真入り合格証がもらえます。
ただし、有料です。
まっ、せっかくだから有料でもほしいですよね☆

カード型合格証の申込みは、郵便局にて発行料金を振り込むことにより行います。

 

試験を終えて

普段から仕事で携わっている分野だけに、勉強がさくさく進みました。3級は全く問題ありませんでしたし、2級も思ったよりできました。ただ、普段品質管理に携わっていない方、特に学生の方々には少々難しいと思います。4級から腕試しをしてみるのが良いと思います。併願で値引きされるので、3級と4級のW受験も良いと思います。
マイクロバスで会場している団体さんのお話をしましたが、他にも団体で受験されている方々をたくさん見ました。この資格が品質管理分野で認められている証拠ですね。
品質管理に携わる者として、将来的には1級を目指したいと思います。

勉強期間・・・60日(平日概ね1〜2時間、休日概ね1〜3時間)
参考書・・・・・品質管理の演習問題と解説 QC検定試験 2級-3級 対応
費用・・・・・・・2625円(参考書料)+8000円(2級3級併願受験料)+3900円(2級3級合格証発行料+振込手数料)+交通費=14525円+交通費

バナースペース