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”資格の栄光“は、会社員が資格や検定の取得に挑戦した実体験を”資格挑戦記“として紹介するとともに、
受験対策、資格・検定の基本情報を紹介するサイトです。

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資格選び

私は飼うのも、釣るのも、食べるのも魚が大好きです。魚に関する資格・検定は様々あるのですが、食べる魚に特化した検定が“日本さかな検定”です。魚を美味しく食べる為に、産地や旬、郷土料理から歴史まで様々が問われます。是非ともこの検定を取得し、充実した魚ライフを送りたいと思います。ちなみに“日本さかな検定”は、2010年に第1回が開催された新しい検定で、今年は第2回が開催される予定です。

資格取得への道

2011年4月30日:申込み
今回、資格を探したのは4月下旬頃。5月下旬〜6月上旬に開催される資格・検定試験を中心に探しましたが、期間が短いこともあって国家資格などは申込みの締切が早く間に合いませんでした。そんな時、以前から興味を持っていた“日本さかな検定”が、申込み締切日を延長していることを知りました。試験日は5月22日。全く勉強をしていない状態で残り3週間程度とかなり厳しい日程で、どうしようか迷いましたが、公式ホームページ上で公開されている模擬問題を解いてみたところ5問中4問正解できたので、何とかなるのではないかと思い、思い切って申し込むことにしました。
申込みは、ホームページ上で行うことができます。

2011年5月5日:公式ガイドブック購入
"日本さかな検定"の参考書は、現段階で唯一つ公式ガイドブックである"うまい魚がもっと旨くなる本"です。ただし、1年ごとに発行されるようなので、最新版を入手するようにしましょう。もちろん私は2011年版を購入することにしました。Amazonで申込み、5月5日に届きました。

この公式ガイドブックには、2010年に開催された第1回 日本さかな検定の2級と3級の問題が掲載されており、受験準備にはこの一冊で十分です。

2011年5月5日:勉強方法検討
今回は時間がありません。とにかく時間をいつも以上に有効利用して勉強していく必要があります。ザッと過去問題に目を通してみましたが、公式ホームページ上で公開されている模擬問題より難しいような・・・。ほとんど分かりません。過去問題とテキスト部を照らしあわてみると、3級は細かい記述(文字が小さい部分)からの出題率が少ないようです。また、魚の名前、産地、料理名に関する出題率が高いことも分かりました。これらのことを考慮し、重要部に絞って勉強していくことにします。

2011年5月5日:勉強開始
実際に手にして分かったのですが、この参考書は非常に大きく持ち歩きに不便です。また、満員電車の中で開いて読むのは難しく、このままでは通勤時間を有効に使えなくなってしまいます。そこで、参考書の重要箇所をExcelにまとめ、印刷して持ち歩くことにしました。これで通勤時間にみっちり勉強することができます。

2011年5月15日:模擬試験
まだ5割程度しか進んでいませんが、検討外れなことをやっていたら大変なので、2010年の試験問題を解いてみることにします。結果としては、正答数40問弱(100問中)でした。合格基準は60問以上なので、今のままでは合格は厳しいです。

2011年5月15日:実践(魚をさばいてみる。)
参考書には魚のさばき方が載っています。この中に得点となる情報が隠されているはずです。覚えるには実際にやってみるのが一番!魚を買って来てさばいてみることにしました。スーパーに行くと、刺身用のアジが売っていたので、これを購入しました。参考書では、アジの焼き南蛮という料理とサンマの三枚おろしの方法が紹介されており、私はこの二つを組み合わせて、アジの三枚おろしに挑戦してみることにしました。アジは側面に“ゼイゴ”というとげ状の硬いウロコがあります。これを参考書通りに包丁で取り除きます。そして“大名おろし”で3枚におろします。初めての経験でしたが、驚くほど上手にできました。

2011年5月16日〜:勉強後半
 残り1週間しかありません。この時点で合格基準に達していないのはまずい。模擬試験の結果を踏まえて、未だに覚えられていない魚の名前と産地の繋がりを中心に勉強していくことにします。

2011年5月22日:試験当日
試験当日です。会場は品川にある東京海洋大学です。品川駅を出て大学方面に行くと、歩きながら参考書を読んでいる人が歩いていたり、複数人で参考書を広げて勉強していたり、皆さん試験ぎりぎりまで熱心に勉強しているようです。試験会場は12時20分から開場なので、私も早めについて勉強しました。
12時50分集合〜13時00分試験開始〜14時00分試験終了
40分くらいで全て終わりましたが、途中退出可能な時間も残り10分だけだった為、ゆっくりと見直しをして時間を使い切ることにしました。

2011年7月9日:試験結果
試験結果は、郵送にて送られてきます。

結果は・・・合格
  
合格できる自信はありましたが、やはり結果を見るまでどこか不安な気持ちも残りますね。ホッとしました。合格証と一緒に“採点結果のお知らせ”が同封されていました。ここには、自分の採点結果と受験者のなかでのランキングが記されています。私の点数は100点中82点でした。結構良かったと思いましたが、ランキングは1218人中750位・・・。皆さん、かなり高得点をとっているようです。



合格証は、合格者全員に無料で送付されますが、これとは別に有料にて“認定カード”と“名刺”を購入することができます。
私は、早速認定カードを申し込むことにしました。

試験を終えて

受験者は、小学生から年配の方々まで幅広い層の方々が含まれていました。私のように趣味として受けている方も多数見受けられましたが、一方で企業や学校から団体で受験している方々の姿もいたようです。趣味としてではなく、学業として、仕事に役立てる為に受験されている方も多数いるようです。
今回、試験問題の中で印象的だったのが、“ゼイゴ”を持つ魚を選ぶ問題が出たことです。実際にさばいたアジが選択肢の中に入っていたので、もちろん正解でした。実践しておいて良かった〜。
時間が無かったので、ガツガツ勉強してしまいましたが、本来この検定は楽しみながら学んで、受検するものだと思います。是非、皆さんはもう少し時間に余裕を持って参考書を購入し一つ一つゆっくりと覚えていって下さい。

勉強期間・・・18日
参考書・・・・・うまい魚がもっと旨くなる本 2011年版
費用・・・・・・・1500円(参考書料金)+4000円(受験料)+2410円(認定カード)+交通費=5500円+交通費

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