MOTO Impression



「Stones&Eggs」

1999.8.25 発売 (ESCB2022)

 

語り/とよきち

 

1999年に発表されたこのアルバムは「ファンを意識した」との言葉

通り前作「BARN」からはガラリと雰囲気が変わり、佐野節復活!とも

いえる曲が並んでます。

 

しかしながら「うーん、聴きやすいけどちょっと音がチープかな?」

という意見もあり、ファンの間でも賛否両論(これはいつもの事だが)

されてる作品でもあります。

このアルバムは佐野さんのパーソナル・スタジオで

レコーディングされたらしいのですが、この話を聞いた時は

「うーん、制作費、削られちゃったのかなぁ?」

な〜んて事を思ってしまいました。

 

ダブルヴォーカルについては「VISITORS」の頃からもやってる

わけですから個人的にはあんまり不自然さは感じませんでしたね。

それよりも、なんていうかこのデジタル・レコーディングされた中で

打ち込みの音と、佐野さんの生っぽい声のギャップに多少の違和感を

感じたのです。

 

アルバムのタイトルは石と卵。佐野さんはこれを「似て非なるもの」

と言っています。この意味について考えてみると、佐野さんがこの

アルバムで表現したかったものが少しは見えてくるのでしょうか?

 

石がデジタルな音を、そして卵がヒューマンな音を例えてるとしたら?

《デジタルとヒューマンな音の比較・対決・融合》

そこに新たな音楽を追求している佐野さんの姿を見る事ができないかな。

 

本当の答えは次のオリジナル・アルバムで明らかになるかもね。(^^)b

 

お気に入りには「GO4」「No Surprise At All」「大丈夫と彼女は言った」

そしてAFSのテーマソングともいえる「エンジェル・フライ」をあげて

おきます。

 

 



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