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目指せ50万人(実践編)

主旨

知識編では基本的な建て方などを解説していきましたが、ここでは具体的に人口の経過を追いながらその時々の開発の仕方を解説していきます。なお、知識編でも書いたように難易度は上級ということで解説していきますので、初級、中級で始めた場合はあまり関係ないことも書いてありますが御了承ください。

スタート 〜まずは金づるから〜

スタートしてすぐにやらなくてはならないことは、定期的な収入源を作ることです。人口が少ないころは税収ではとてもではないですが開発なんてやってられません。それどころか警察署や線路の維持費だけでマイナスになってしまうことすらあります。なので、最初はカジノと、できれば噴水を建てて安定した収入源を作ることから始めます。

まずは道路を50km造り、カジノを3つもらいましょう。「裏技」にも書いてある通り、道路を作るときは水域上に造ると1つで500m(通常の5倍)になるので、水域上に造るときの費用20ドル(水域上に造ると倍になる)を考慮しても、2.5倍の効率があります。

道路を水域上に50km、つまり100マス造るのに必要な金額は2011ドルです。スタート時には上級でも5000ドルあるので問題ないでしょう。それからカジノを3つもらい(このとき遊園地をもらわないよう注意)、早速建てましょう。なお、先程「2011ドル」と書いたのは、道路を水域上に造るためには水域以外のところの道路からつなげないといけない(直接水域上に道路を造ることができない)ため、どうしても水域以外(具体的には海岸線)にも1マス造らなくてはならないからです。

カジノを建てたら3年待ち、原子力発電所を建てましょう。いよいよ都市開発の始まりです。発電所はマップ端に建てる(筆者の場合は左上から開発を始めるので、左上端に建てる)と他の建物も建てやすいです。

ついでに、時間があれば50年待って噴水をもらい、それを建ててさらに特別収入を増やすのもありです。

人口0〜2万人

開発がスタートしたら、まずは工業地を建てます。最初の頃は開発している範囲も狭く、50万人を目指すときの理想図から程遠いですが、まあそれはしょうがないということで。ですがとりあえず端に工業地を2、3個建て、需要の変化を見ます。急激に住宅地と商業地の需要が上がり、工業地の需要が下がると思います。そうしたら住宅地と商業地を建てます。このとき、商業地を外側(工業地の近く)に建て、その内側に住宅地を建てます。商業地は住宅地より公害に対する影響が小さいので、クッション代わりにしようということです。

このように基本的には「(外)工業地─商業地─住宅地(内)」というふうに建てていきましょう。最初の頃は建物自体が少ないため建物1つ1つによる需要への影響力が強く、需要が乱高下しやすいので税収も安定しませんが、特別収入を生かして粘り強く開発していきましょう。

建物を建てるときは、2×3マス程度をひとまとまりとして、それを線路で囲むというふうに開発すると整然としたきれいな都市になると思います。または、これは人口が少し減りますが、3×3マスをひとまとまりとして中心にプレゼントや公園を置くと、地価が上がって建物のグレードが高い状態を保ちやすくなります。ただ、3×3マスだと50万人にならない恐れが出てきますが……。

当然ですが、建物を発展させるには交通機関が必要です。知識編でも述べた通り線路オンリーで。電線を線路の上に通すことによって維持費が0%でも消えなくなるので、出費を抑えるためにもやっておきましょう。見た目は悪くなりますが……。

人口が2000人になったらタウンになり、同時に市長の家をもらえます。好きなところに建てましょう。なお、市長の家は都市が発展するごとに大きくなっていきます。なので、都市が大きくなってから建ててもあまり大きくならないままになってしまいます。建てるなら発展していない今がチャンスです。

人口が5000人を超えたあたりで警察署を建てましょう。建てるときは最大効率を考慮して、セーブ&ロードを駆使して最適な位置に建てましょう。もし金銭的に余裕があれば、最初に警察署を6つ建てて強力な警察署をもらい(もらったら警察署6つは破壊)、それを本番で建てるのもいいでしょう。

人口が1万人になると都市のグレードが上がりシティーになります。と同時に銀行と動物園をもらえる資格ができました。各々のプレゼントが欲しい場合は条件を合わせましょう。本来なら2万人にならないと要求が出ないスタジアムですが、早めに建てて動物園をもらい、特別収入を得るのも悪くないです。

また、銀行を建てると1万ドルの借金ができるようになりますが、返すときは500ドル×21年=10500ドルなので、個人的には使わないほうがいいと思います。なお、借金が返せないとゲームオーバーになります。じつはシムシティーにおいてゲームオーバーになるのはこの方法だけだったりします。

人口2万〜5万人

ここらへんでやっと需要が安定してくるころだと思います。各々の需要を見ながら建てていけば順調に発展するでしょう。ただ、税金はまだそれほどでもないので、特別収入を織り交ぜつつ資金に余裕を持ちつつ少しずつ開発していきましょう。

2万人になって一番のイベント(?)は「スタジアム要求」です。人口が2万人しかいないのに「住民がスタジアムを要求しています」との非常にうざい文言に悩まされた人も多いのではないでしょうか。500ドルの警察署が最高であったのにいきなり3000ドルの支出。こうならないためにも、人口が2万人になる直前でしばらく開発をストップして資金を貯めるのも有効です。

なお、スタジアムを建てないと住宅地の需要ゲージがプラスになることはありません

ついでに2万人を突破すると消防署も要求されますが、いらないですし建てなくても問題はないので無視しましょう。

それからは今までと同じように開発して問題ないです。

人口5万〜10万人

ここまでくると需要に加えて税収も安定してくるころだと思います。やっと税金の本領発揮というところでしょうか。

5万人になると港の要求が出てきます。「工業発展のために港を要求しています」と出るはずです。これが出たら、港を建てないと工業地の需要ゲージがプラスになることはありません。なので建てるわけですが、費用が5000ドルと非常に高額なため、スタジアムと同じように5万人手前で開発を止めておき、資金を稼いでおきましょう。

6万人になると空港の要求が出てきます。「商業発展のために空港を要求しています」と出るはずです。これが出たら、港を建てないと商業地の需要ゲージがプラスになることはありません。なので建てるわけですが、費用が10000ドルと非常に高額なため、スタジアムや港と同じように6万人手前で開発を止めておき、資金を稼いでおきましょう。

いっそのこと5万人になったら港と空港をすぐ建ててEXPOをもらうために、5万人直前で15000ドル貯めるのも手です。あと、両方とも公害がひどいので建てるときは住宅地や商業地から隔離して、離れ小島なんかに建てるといいです。

港と空港を建てたら、電線はつなげないように。電線をつなげると船や飛行機が出てしまう、つまり船難破や飛行機事故といった災害が起こる恐れが出てきます。じつは電線をつなげなくても問題ないので、災害の要因を断つためにも電線はつなげないようにしましょう。

あとは普通に開発。

10万人〜50万人

40万人あたりまでは普通に開発するだけで伸びると思います。嫌な言い方ですが、「作業」という言葉が当てはまるのはここらへんではないでしょうか。

40万人を超えたあたりで目に付くのは、「ロード後の停電で人口が減る」という現象ではないでしょうか。この現象は人口が少ないときでも起きますが、人口が少ない、つまりロード後の人口の減少も少ないため気になるほどではないです。しかしここまでくると話は別。一気に2万人とか減ります。これが繰り返されるとさすがにやる気が失せてしまうものです。

というわけで裏技の「ロード後の停電を回避する方法」を使って人口の減少を抑えましょう。この技を使っても完全に抑えられるというわけではないですが、普通にやるよりはるかに減少を抑えることができます。

あとは土地の問題でしょうか。今まで公園に使っていた土地を切り崩して建物を建てましょう。あとは海岸線なんか結構盲点なので、注意してスペースを探しましょう。

これで50万人に達すると思います。

さらにその先へ

人口が50万人に達し、都市がメガロポリスとなっても、じつはまだ先があります。人口が60万人になるとDr.ライト(ゲームのヒントなどを与えてくれるじいさん。ゲームの作者ウィル・ライトがモデル)兄弟が出てきて優秀な市長と表彰されます。ここまでくれば一人前の市長といっていいでしょう。

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