技術情報

ブランク工程(抜き)の加工能力について

技術情報1

加工領域はパンチングが2500x1270、レーザーが2000x1270、,レーザー定格出力が2Kw、最大出力が2.5KwのCO2レーザー加工になります。昇圧機もついておりますので、厚板でも安定して切れます。M3~M8までのマルチタッピングステーションも装備しております。加工板厚は実績がある物で0.3mm~6.0mmまで。材質は鉄、ステンレス、アルミウムが主要材料になります。真鍮・銅も加工できますが、CO2レーザーのためレーザー加工はできません。パンチングでのみの加工となります。酸洗材(SPHC)の板厚4.5mm,6mmは酸素切断。それ以外の板厚の鉄、ステンレスは基本的に窒素での切断になります。アルミニウムはエアー切断になります。6mmよりも厚い板厚のものにつきましても、外注になりますが対応しております。



曲げ工程の加工能力について

技術情報2

弊社のプレスブレーキの仕様はテーブル長さ2600mm、加圧能力80トン、バックゲージ測長700mm,NCはAMNC3i、制御軸数は7軸になります。具体的には薄板ならテーブル長さいっぱいまでいけますが、側板間距離が2210mmなのでフランジの長さには制限が出てきてしまいます。厚板になるほど曲げられる幅は短くなっていきます。曲げられる長さは、材質板厚によって異なってきます。参考までに計算方法としては 板厚x板厚x68÷曲げる型のV幅(x1.5(SUSの場合))=1m当たりに曲げられるトン数になります。これが80tを超えない範囲で曲げ幅の長さが算出されます。弊社のV幅ですが板厚1.2まではV6,板厚1.5~2.3まではV10,板厚2.6はV12,板厚3.2はV16,板厚4.5~6.0まではV25で曲げております。場合によっては板厚3.2をV12でまげたり、V10で曲げるものをV8で曲げたりすることもあります。曲げ幅の長さを広げる方法の一つとして、V幅を広げることがあります。例えばSUS板厚3mmですと上記の計算ではV16で曲げるとして、限界幅が1390mmほどですが、これをV20で曲げると1740mmほどまで計算上は曲げられることになります。ただし、V幅を広げると曲げの際に内Rが大きくなります。

 

溶接工程の加工能力について

炭酸溶接、TIG(アルゴン)溶接、ガス溶接、ロウ付けにより、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮などの溶接に対応しております。鋳物に関しましては、溶接はお断りしておりますので、何卒ご了承ください。

 

表面処理工程について

塗装、メッキ等の表面処理につきましても、外注によりますが対応しております。何なりとご相談ください。