Dr.A による造影検査。
ガストログロフインという造影剤を経鼻胃管から入れて、きちんと胃→小腸→大腸へと流れていくかTVモニターで観察し、造影剤がつまったりたまってしまうのがどこなのか、つまり腸閉塞を起こしたのがどこなのか調べるのである。
造影剤が経鼻胃管に入れられ、胃に入った瞬間、冷たい! モニターを見ていた
Dr.A 「胃、でけーな」 あのー、1mも離れていないので聞こえまくりなんですが・・・。やせの大食いで、胃下垂だろうとは思っていたが、かなりの胃下垂らしい。造影剤の使用量が、予定していた量では足りないらしく、さらに倍量くらい注入される。それでも十二指腸へはなかなか流れず、右下を下にしたり、頭を下にするように機械を動かされたり、指で胃を軽くつついたりして、何とか十二指腸へと流していく。小腸の動きはやや悪いが、造影剤がつまったりたまったりするところはなく、スーと流れていく。
Dr.A
「いまだに経鼻胃管から1日、800mlも出てくるけど、色が腸液っぽくないんだよね。どうやらすべて胃液かもしれない。となるとかなりの量だけどね」 胃下垂で胃の容量が大きく、しかも胃液の量も多いので、やせの大食いだということが医学的にも証明されたようだ。
造影剤によって腸内の内圧が高まるとのことで、胃内のものはすべて吸引して終了。
検査は30分ほどだったが、被爆は15分ほど。被爆量はCTの半分くらいか?
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