入院6日目

 

7/9(火)

4:20

目覚める。

トイレでねばるが排便しない。経鼻胃管からの排出量も多い。今日の造影検査ダメかもしれない。

 

9:30

Dr.B が回診に来る。

Dr.B 「管からまだ結構な量出ているけど、後ほど造影してみましょう」

 

10:30

Dr.A による造影検査。

ガストログロフインという造影剤を経鼻胃管から入れて、きちんと胃→小腸→大腸へと流れていくかTVモニターで観察し、造影剤がつまったりたまってしまうのがどこなのか、つまり腸閉塞を起こしたのがどこなのか調べるのである。

造影剤が経鼻胃管に入れられ、胃に入った瞬間、冷たい! モニターを見ていた Dr.A 「胃、でけーな」 あのー、1mも離れていないので聞こえまくりなんですが・・・。やせの大食いで、胃下垂だろうとは思っていたが、かなりの胃下垂らしい。造影剤の使用量が、予定していた量では足りないらしく、さらに倍量くらい注入される。それでも十二指腸へはなかなか流れず、右下を下にしたり、頭を下にするように機械を動かされたり、指で胃を軽くつついたりして、何とか十二指腸へと流していく。小腸の動きはやや悪いが、造影剤がつまったりたまったりするところはなく、スーと流れていく。

Dr.A 「いまだに経鼻胃管から1日、800mlも出てくるけど、色が腸液っぽくないんだよね。どうやらすべて胃液かもしれない。となるとかなりの量だけどね」 胃下垂で胃の容量が大きく、しかも胃液の量も多いので、やせの大食いだということが医学的にも証明されたようだ。

造影剤によって腸内の内圧が高まるとのことで、胃内のものはすべて吸引して終了。

検査は30分ほどだったが、被爆は15分ほど。被爆量はCTの半分くらいか?

 

11:30

造影剤のせいか、おならが結構出る。

 

12:00

腹部レントゲン撮影2枚。すでに下行結腸の途中まで、造影剤が達している。

 

13:00

腹部レントゲン撮影2枚。すでに直腸まで、造影剤が達している。

 

15:00

トイレへ。造影剤が出てきた。レントゲン写真だけでなく、自分のからだでつまりのないことを実感。

造影剤とはいえ、腸内を通って腸が動き出したら空腹感が。

好奇心から、体重計に乗ってみる。48,5kg。ゲゲッ、50kgをきっている。長く見積もっても、2週間で1割やせちゃった。

 

17:20

Dr.B 「やはり原因はわからないけど、つまりがないから管抜きましょう」 入れるのは大変だったけど、抜くのは簡単。管が入っていた右の鼻の穴が大きくなっている。

Dr.B 「炭酸や固形物が混じっていなければ、飲み物は飲んでもいいよ」

私 「12日には退院したいんですけど」

Dr.B 「あくまでも順調ならいいよ。点滴も順に減らしていくから」

入院以来、ほとんど洗えなかった顔を洗う。う〜ん、スッキリ!

飲み物を飲むけれど、空腹感は満たされず。

 

21:20

消灯。

 

23:00

入眠。

 

 

 

BACK<<

>>NEXT