初めてお会いする
Dr.D の回診。聴診器にて腸の動いている音を確認。
Dr.D
「腸の動きとってもいいね。 昔、お腹ぶつけたとか、悪くしたことないの?」
私
「ないです」
Dr.D
「痛くなる直前、刺身とか海産物食べてない?」
多分、腸アニサキス症を疑っているんだろう。サケ・マス類、サバ、ニシン、スルメイカなどの刺身を食べた時、その中にいるアニサキスという寄生虫(線虫類)が腸内壁に進入し、激痛を起こす病気である。高温(60℃,1分以上)や低温(−20℃,3時間)で死滅するので、生でなければ心配ないのだが、刺身や寿司が大好きな私のようなものには、確実に予防するのは困難なのだ。
私
「食べたとしても、1週間以上前ですね」
Dr.D
「じゃ、大酒したとか」
私
「痛みが出たのは土曜日で、休日は多少(多々?)飲みますが、平日は飲まないんですけど」
Dr.D
「ストレスは?」
私
「いっぱいありますが、今までからだに変化でたことはないんですけど」
Dr.D
「原因、なんだろうね・・・」
こっちが聞きたいんだって!
私
「点滴減らないんですかね。もういらない気もするんですが・・・」
Dr.D
「ちゃんと計画立ててやってるんだから、口出さない。今日はまだ5分粥でしょ。普通食になったら減らしてくからね」
私
「今朝5分粥だと思ったら、3分粥だったんですけど・・・」
Dr.D
「あれ、5分粥じゃなかったの?」 ナースが調べたところ、栄養科に連絡がいっていなかったらしい。「昼食からは、確実に5分粥だから」
私
「先ほど普通食になったらっておっしゃいましたけど、明日退院予定なんですけど」
Dr.D
「えっ、そうなの。 じゃ、点滴今日から減らすね」
ちゃんと計画立ててるって怒ったくせに・・・
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