★生保コンサルティング的“バカの壁”
昨年のベストセラー「バカの壁」の第3弾、「超バカの壁」(養老孟司著、新潮新書、680円)を発売と同時に読んでみました。
今回の「超バカの壁」は、具体的な社会問題について、解剖学者であった著者が“脳味噌の癖”という視点(大脳生理学的見地)から、1題読み切り形式で回答しています。
一読してみて、その回答のエッセンスが、生命保険の検討の際に、皆さんを困らせている(悩ませている)問題にも応用できることに気がつきました。
要するに、私がコンサルティングで相談者にお話しするエッセンスが、元東京大学医学部教授という権威によって裏付けられていたのです。
一FPの話では信用がおけなくても、脳味噌についての専門家で、かつ元東京大学医学部教授の話なら、皆さんも信用してもらえるのではないでしょうか。
そこで、「超バカの壁」中のフレーズを抜き出し、生命保険コンサルティングの視点(皆さんにとっては、コンサルティングの際の心構え)から、私なりに見直し、まとめてみました。
できましたら、「超バカの壁」全文を熟読した上で、抜き出したフレーズを味わっていただければと思います。
なお、「超バカの壁」のエッセンスには、数字的な裏付けは一切提示されていません。
あくまでも、解剖学者として、あるいは人生の先輩としての経験が根拠となっています。
なぜなら、私たちは“脳味噌の癖”で、右往左往しているだけなのですから、ということなのでしょう。
詳しくは、下記からどうぞ。
http://www4.plala.or.jp/anshin/baka_no_kabe.html
★週刊ダイヤモンド「信頼できる保険会社」
前回(2004年7月9日号)の「勧めたくない保険会社」の際も、あれこれ?な箇所を指摘したのですが、週刊エコノミスト同様、全く記事に反映してもらえないようで(ある意味当たり前ですが)。
で、今回も毎度のように、週刊ダイヤモンド(2006年02月18日号)「信頼できる保険会社」の内容について、あれこれ揚げ足取りをしてみようと思います。
ただ、前回と指摘の内容が重なる箇所が多くて、改めて指摘するのも面倒なので、前回の内容を流用している箇所があります。
予めご諒承ください。
さて、そのランキングですが、まず名前が、前回の「勧めたくない保険会社」から、「信頼できる保険会社」に若干変更されています。
それにより、ランキングの項目立ても、次のように変更されています。
<今回> <前回>
●契約者評価 ← 契約者評価
●加入後の顧客対応 ← 加入後の顧客対応
●顧客の利便性 ← 利便性
●保険金の不払いへの対応 ← 会社としての取り組み
●ガバナンス体制(新規)
●財務の健全性 (新規)
これも毎度のことですが、指標に継続性が、残念ながらありません。
ランキングの名称が変わったからという要素はありますが、ランキングは継続性を担保しないと、その時点だけランキング的に良かった生保が上位にきてしまう恐れがあります。
また、うがった見方をすれば、編集的に(記事の内容に沿ったランキングにするために)、上位に持ってきたい生保に有利な項目立てをすることで、ランキングをある程度操作することも可能ですし。
続きは、下記からどうぞ。
http://www4.plala.or.jp/anshin/W_Diamond_06_02_18.html
★ムーディーズ 格上げ情報
ムーディーズは、2月28日付けで、朝日生命の保険財務格付けを、3段階引き上げました。
●朝日生命 Ba3[新] ← B3[旧] (3段階アップ)
「Ba」:支払能力に疑問がある保険会社に対する格付け。
これらの会社の保険契約債務支払能力はやや低く、したがって将来の支払に関して安全性が十分でない場合もある
「B」 :支払能力が弱い保険会社に対する格付け。
長期的にみた場合、保険契約債務が期日どおりに支払われる可能性は低い
毎週水曜・土曜・日曜「無料 生命保険コンサルティング」実施中(神田小川町・町田)
■HOME■ 生命保険のコンサルティング あんしん配達通信