コンサルティング事例

生命保険コンサルティングって
どんなことをするの?

皆さんにお出でいただいて、次のようなコンサルティングを行っております。
あくまでも
セカンド・オピニオンにお気づきいただくことを目標に、相談をお受けしています。
マネー雑誌やパンフレットを集めても、場合によっては時間とお金の無駄です。
そんなお時間がありましたら、ぜひご相談ください。

コンサルティングをお希望の方は
こちらへお気軽にどうぞ

 



<相談19>(09.01.07追加)
相談内容:ドル建て終身が不安。
外資系生保の勧めで、3年前にドル建ての終身保険に加入。
円での最低保証がないことを、奥さんが不安に感じている。

回答:将来ドルで生活することが確定していればドル建て商品の選択もありですが、老後の生活費の土台にしたいのであれば、まずはドル建てでないものから確保する重要性をご説明。
ドル建て商品は、貯蓄・積み立てのつもりであっても、実態は投資。
預けた段階で手数料が差し引かれ、まずは元本割れからスタート。
思い通りにいかないときは、老後の生活も、そのマイナス分だけレベルを下げることに。
為替の変動によるうまみもありますが、必ずそうなるとは限らない「うまい話」だけ聞いて、それに老後を託してしまうリスクについても検討されるようアドバイス。

時間:1回で3時間。


<相談18>(09.01.07追加)
相談内容:生保のおばちゃんにしつこく勧められている。
生保月のためか、生保のおばちゃんにしつこく、ご主人の生命保険の乗り換えを勧められている。
すでに申込書は渡してしまったが、診査と初回保険料、約款はまだ。
もう加入しないといけないのか。
ネットで調べてみると、その生保は、格付けなどが不安。
また、保険料がアップするプランなので、この機会にアップしないプランに切り替えたい。。

回答:申込書を渡してしまっても、まだ申し込みの手続きは完了していませんので、取り下げをするだけでOKとアドバイス。
格付けやソルベンシー・マージン比率についても、お考え通り。
現在加入している生保よりも、下位の生保に乗り換える意味はなし。
保険料がアップせず、65歳ですべての保険料の払い込みが完了するプランを提案。
なお、奥さんの国民年金保険料の延滞をどうしたらいいかも、ご相談。
ご主人がサラリーマンであることから、奥さんは第3号被保険者に該当することを説明。
市役所に相談に出向いて、延滞期間はすべて第3号被保険者の期間にが切り替えできたとのこと。

時間:2回で4時間。


<相談17>(09.01.07追加)
相談内容:外資系生保のお勧め以外の選択肢を知りたい。
外資系生保2社から、お勧めプランを数通り提案されたが、それ以外の選択肢はないものか。
保険料の多寡よりも、保険料の無駄がなく、老後にも役に立つようにしたい。

回答:遠方からのお見えのご相談。
すでに、ニーズははっきりしていたため、外資系生保では取り扱っていないプランを提案。
保険料負担も、外資系生保のプラン内に収まり、保険料払い込み後の解約返戻率も大幅にアップ。
もちろん、解約返戻金は最低保証があるもので、格付けやソルベンシー・マージン比率も、上記外資系2社と同じか上位ということで、今後の安全性もアップ。
あとはご自身で選択されるようアドバイスをした。

時間:1回で2時間。


<相談16>(07.01.05追加)
相談内容:職場の先輩が外資系生保に転職。
これまでのつきあいで、ライフプランニング等を受け、プランも提案されたが、ライフプランニングやプランの内容に納得感がない。
本当に、ライフプランニングの結果が、自分のニーズなのか。
また、提案されたプランも、その通りにしなければいけないのか。

回答:すでに、HPをご覧のうえでのご相談だったため、記載内容についての確認という形に。
ライフプランニングについては平均値によるニーズの誘導手法等、まるで当方がその場で見ていたかのように、問題点を解説(外資系のセールス手法は、基本的には「金太郎飴」なので、駆け出しでも、ベテランでも同じで、深みがない。違いは、お涙ちょうだいに話がうまいかどうか)。
提案についても、確定しているものと確定していないものの比較に意味がないこと、知り合いということだけで、信用してはいけないことをアドバイスした。
それで、人間関係が終わるのであれば、それはその程度の関係でしかなかったということ。
「家族愛」の押しつけや、友人・知人の紹介の強要など、冷静になって考えれば、いろいろな疑問を感じる内容も、相手が先輩や同僚だったりすると無下にできず、しかも、提案から短期間での決断を迫られる(催促がしつこい場合も)といった典型的な外資系生保のセールスパターンでした。

時間:1回で3時間。

<相談15>(05.03.16追加)
相談内容:60歳代の女性の方。これからの生命保険プランについての相談。
生命保険については、これから加入して保険料を払うより、手持ちの現金を減らさない方法のメリットを解説。
「これから生命保険が役に立つから加入したい」という気持ちは理解できるも、だからこそ安くていいものがあるわけがない、という発想が必要であることを説明。
ところで、お話をしているうちに、退職の原因が退職前のケガであり、健康保険組合から支払われるはずの「傷病手当金(報酬月額の60%が最高で1年6ヶ月支給される)」の請求をしていないことが判明。
退職した勤務先か健康保険組合に確認の電話をすることをお勧めした。

回答:相談者が健康保険組合に確認したところ、間違いなく「傷病手当金」に該当するとのこと。
過去にさかのぼって、請求をすることができたため、数百万円の給付金を受け取ることができた(そのお金を、老後の医療費に充てることをお勧めした)。
退職時に、勤務先からは一切説明がなかったということで、そのまま請求しなければ、一銭も受け取れなかったと考えられる。
FPは社会保険労務士ではないので、手続きの代行はできないが、制度一般についての説明は可能であることから、お役に立つことができた事例。

時間:2回で、4時間。

<相談14>(05.03.12追加)
相談内容:終身保険を選ぶのに、複数の生命保険の商品が選べる保険代理店で、設計をしてもらいました。
中途で解約はしない前提で、60歳で保険料の払込が終わり、その後に解約して返戻金を老後の生活費や入院費用に充てたい旨のニーズを伝えた。
保険料は途中でアップしないように、解約返戻金は確定していて、決して当初の設計より減らないもので、できるだけ保険料の累計より多い返戻金があるものを希望したところが、最初でてきたプランは変額終身保険であった。
設計書には、非常に高率な返戻金のグラフと数字が並んでいたが、まくまでも確定でなかったため、他のプランを依頼したところ、次には積立利率変動型の終身保険のプランが提案された。
解約返戻金は確定している点は大変魅力があったが、自分で調べていた(利差配当付の)低解約返戻金型の終身保険の解約返戻率よりは少なかったので、それよりも解約返戻率が高いといわれて、無配当の低解約返戻金型の終身保険の提案を受けたのだが、本当に配当は不要なのかどうか知りたい。

回答:史上最も低いといっていい金融環境(局面)なのにもかかわらず、未だに保険料が安い(保険料累計がほんのわずか少ない)からといって、無配当の終身保険を勧めるFPがいます。
また、保険会社も、そのようなニーズに合わせて、後先を考えずに、無配当の低解約返戻金型の終身保険を開発し販売しています。
でも、無配当の終身保険を選択してしまった後で、インフレになったとしたら、死亡保険金や解約返戻金はどうなってしまうでしょうか。
無配当の場合、死亡保険金や解約返戻金の額は、減ることはありませんが、その後の金融環境による増加もありませんので、金額は「固定」されてしまい、インフレの結果、価値は激減してしまうことになります(つまり、価値の陳腐化です)。
したがって、無配当の終身保険を選択する場合、インフレが心配なら、予めインフレ率を予測した上で、保険金額を多めに設定して加入しなければいけないことになってしまいます。
でも、そうなると無配当の低解約返戻金型の終身保険の方の保険料累計が少ないから選択したはずなのに、むしろ、同じ保険金額や解約返戻金額の価値を確保するために、配当付の低解約返戻金型の終身保険よりも多い保険料を累計で負担してしまいかねません。
つまり、配当付の低解約返戻金型の終身保険の場合、死亡保険金や解約返戻金は「確定」していますので、それよりも金額が少なくなることはありませんが、その後の金融環境によっては(つまり、インフレになった場合には)配当が付くことになり金額も増加し、価値の現象をある程度、防いでくれています。
その代理店は、そのような「無配当」の大きなリスクを知ってか知らずか、あるいは自分の手数料(報酬)のために、加入した時点のみよく見える、そんな選択肢をあなたに提供してしまったのです。
もちろん、その担当者があなたの保険プランを一生面倒見てくれる訳ではないでしょうから(代理店の中の一人でしかありませんので)、数十年後に説明通りにうまい話になっていなくても、誰も責任をとってくれません。

時間:保険プランは、取り扱っている商品が同じでも、設計を行う人によって、大きく内容が異なります。
それは、基本的に、今だけ良く見せればいいと思っているのか、数十年後も役に立つようにしてあげたいと思っているのか、設計をする人間のポリシーに基づいているように思えます。
とくに、たくさんの商品を扱っている代理店などは、相談者が「たくさんの中から、一番良いプランを選んでもらえる」といった信頼を逆手に取り、自分たちが儲かるプランを勧めてしまうケースが見受けられます。
その場合、相談者は、いろいろな商品から選んでもらったプランだと思いこまされていますから、その後で他の商品やプラント比較する手間をかけようとはしません。
「固定」と「確定」の違いや、インフレによるリスクの大きさをご説明し、無配当の低解約返戻金型の終身保険が決してうまい話ではないことをご説明いたしました。
2回で、3時間30分。

<相談13>(04.07.03追加)
相談内容:現在加入している終身保険や個人年金(加入して約10年)について、某生保にコンサルティングを受けたところ、老後の入院が不足しているため、終身医療保険に夫婦で加入しなければいけない、とアドバイスを受けた。それも、終身保険や個人年金を解約するか減額するかして、その浮いた保険料で終身医療保険に加入すれば、今のままの保険料負担で済むとのこと。そのようなプラン変更が本当に必要なのかどうか。

回答:人間、不安でないことはありません。
だからこそ、老後の入院が不安だと言われれば、心配になるのは人情です。
でも、今コンサルティングや新商品の主流となりつつある「生きているうちに役に立つ」=「医療保険を手厚く」という考え方は、私は違うと思います。
老後に入院が必要ならば、それこそ現金(あるいは、現金として使える保険=終身保険や個人年金:ただ商品を選ばないといけませんが)で対応すべきです。
なぜなら、医療保険(の証券)は入院しなければただの紙切れでしかありませんが、現金は入院をしなくても使える紙切れだからです。
しかも、医療保険は、保険料の総額以上に入院しない限りその保険料の差額は掛け捨てになってしまいますが、現金に掛け捨て保険料は発生しません。
という点から考えれば、せっかく加入している終身保険や個人年金(すでに10年近く加入している)を減額させたり解約させたりして、終身医療保険に加入させるという発想は、私に言わせれば、相談を受けに来た方のためではなく、コンサルティングを行った方にメリットになるように考えた、としか言いようがありません。

時間:前のコンサルティングと、全く逆のことを言われて驚いたようだったが、本人も終身保険と個人年金をいじることには抵抗があったようで、自分の考えがFPによっても、十分妥当であるという話が聞けて安心できたとのこと。
約2時間。

<相談12>(04.06.14追加)
相談内容:現在加入している終身保険を、変額終身にすると保険料が安くなる上に、解約返戻金も多くなると言われたが、そんなにいい話はあるのかどうか。

回答:もちろん「うまい話」はありません。
うまくいったときの話しか、聞かせてくれませんから、皆さん信用したくなる気持ちは分かりますが、確定しているのは終身の死亡保障額です。
どんなに格付けがよくても、世界的な生保でも、変額終身は、生保が運用を保証しなくてもいい「特別勘定」で運用するだけなので、保険料が安いというわけです。
余裕資金でないなら、わざわざ現在の終身保険を解約してまで、変額終身保険にする意味は無いと思います。
また、変額終身は予定利率の水準が高いのですが、予定利率は預金金利とは意味が全く違いますので、その話からお金が増えると勘違いするのもやめましょう。
まくまでも、変額終身の予定利率の高さは、安く終身の死亡保障が買えるという意味でしかありません。
「うまく運用できたら」という予測でしかない解約返戻金の推移を、信じても意味がありません。
どんなに、7%、8%と書いてあっても、約束(確定)がされていないのなら意味がありません(正しく、絵に描いた餅)。

時間:現在のプランの価値を説明して完了。

<相談11>(04.06.14追加)
相談内容:数社の資料請求が可能な乗り合い代理店に生命保険プランの設計を依頼したが、自分に最適なプランという割には、なぜか特定の1社のみの商品ですべてが設計されていたが、その選択は私のニーズに照らして、本当に最適な選択なのかどうか。

回答:たくさんの商品を扱っているほど、プランは自分の希望通りになる、という幻想から、扱い生保が多いほど安心感を感じるのは人情というもの。
しかし、悪く言えば、お任せでプランを依頼すれば、まず販売して一番メリットのある生保の、一番メリットのある商品を選択することは自明の理。
実は、他の生保は取り扱っていても、あくまでも賑やかしだったりすることも。
であるなら、まず自分のニーズをしっかりと、本当に必要なもの、あったらいいな程度のもの、無くてもいいもの、と3つに分けて、きちんと考えることが必要。
また、ニーズが分からずに、コンサルティングの際のライフプランニングや必要保障額などに頼る場合もあるでしょうが、これもセールスが売りたいものにあわせて、プランニングの数値を誘導している可能性があり、頭から信じるのはいかがなものか。

時間:ニーズを整理した上で、他の生保の商品について紹介。

<相談10>(04.06.14追加)
相談内容:就職した成人の子どもが、生命保険を勧められたが、その内容が妥当かどうか。

回答:拝見すると、一時払いの変額終身保険をプランの土台にしたプラン。まずは今から保険料を払うとすれば、死亡保障を安く確保することよりは、長生きしたときに現金として使える老後の「解約返戻金」が確定しているものの選択を優先すべきでは。
また、一時払いをするくらいなら、そのお金を貯金として維持し、病気などしたときの資金として、手元に置いておくことの方が、お金は生きるのでは。
保険料は、毎月あるいは毎年、一定額を定年まで負担することで、定年後の保障(死んだらと入院したら。ただし死んだらは死ななくても現金としても使えるように)を確保する、それを基本では。
変額終身は、運用によっては死亡保障および解約返戻金が増額する可能性もあるが、同じ確率で減額となる可能性もある。
したがって、保険プランの土台にするのではなく、余裕資金を運用する場合の商品で、減ってもお金を充てることが原則という旨を説明。

時間:初回の1時間でコンサルティング完了。

<相談9>(04.06.14追加)
相談内容:終身保険を選ぶ際、「無配当」の方がやすいと知り合いのFPに勧められたが、「無配当」によるデメリットはないのか。

回答:現在の金融環境から考えると、今後必ず到来するであろう金利上昇局面時に、保障額や解約返戻金の価値が陳腐化するリスクが大きい「無配当」はお勧めできない旨を説明。
現状の安さだけで選択することの危険性と、安さだけで勧めるFPの専門性の不足について補足。
「配当」について、偏見あるいは無視を決め込むことがFPだとまで勘違いしているFPがいることに危惧を抱く。
また、インフレのヘッジには「変額終身保険」しかない、といった浅い知識しかないFPもいることから、「配当」について聞いてみるのも、FPの生保知識レベルを知る上で有効かも。

時間:初回の1時間でコンサルティング完了。

<相談8>
相談内容:リストラで失業したため、毎月の保険料負担を減らしたい。複数加入中の生命保険・個人年金のうち、何を解約したらいいのか。また、新規に加入するのなら、どのような設計がいいのか。

回答:つきあいで加入した定期付き終身保険の解約と、個人年金の減額を行った上で、それでういた保険料のうちの一部を活用して、掛け捨てを中心とした死亡保障と入院の保障に絞った設計を紹介。

時間:初回の1時間で方針を決定。具体的な設計のご希望があったため、その後2回の面談を実施。

<相談7>
相談内容:結婚後、勧められるままに生命保険に加入したが、保障の整理と保険料のリストラをしたい。
必要保障額やライフプランから、必要な生命保険を教えてほしい。

回答:ご家族構成や収入、ライフプランなどをお伺いした後、現時点で必要性が小さいと思われる保険について、そのメリットとデメリットをお話しした。

時間:初回の1時間で方針を決定。後はご自身で手続きを行って、生命保険のリストラは完了。

<相談6>
相談内容:現在加入中の生命保険会社から、保険の見直しを勧められているが、勧められている保険プランの内容を詳しく知りたい。保障はアップするのに、保険料は今と変わらないと言うのも、何か腑に落ちない。

回答:ご家族構成からは大きな死亡保障がいらないのに、現在の保障も勧められている保険プランも、不必要に大きな死亡保障になっている。
典型的な定期付き終身保険で、見直しというのも「転換」で、現在の契約を一度解約をして新しい契約に加入し直す形となっていた。
なぜ保険料が変わらないのに保障がアップ(これまで2500万円の死亡保障が5000万円に)したのかというと、
・払込年齢を60歳から、70歳に繰り下げ
・終身保険の額を250万円から、100万円に引き下げ
・更新期間を15年(1回の更新)から、10年(3回更新)に
 3回目の更新後の(60歳代)保険料は月11万円以上に
・終身保険の保険料払込方法が、ステップ払いに
などなど、裏がありました。
当方からのアドバイスは、終身保険の単品に入院の保障を確保することで現在の保障は十分ということと、勧められている保険会社のそのプランで保険料はどうなるのか確認されることをお勧めした。

時間:初回の1時間15分で結論が。後はご自身で見直しを選択することに。

<相談5>
相談内容:定期付き終身に加入しているが、大きな死亡保障は不要。
加入中の保険はどうしたらいいのか。
医療保険で良いのか。

回答:ニーズを確認した後、定期付き終身をどうしたらニーズに近づけられるか、また保険会社への問い合わせの仕方などをアドバイスした。
医療保険については、加入中の保険の解約返戻金のたまりがまとまってあるので、定期付き終身の手直しで入院特約が継続できなかったら加入することを提案。

時間:初回の1時間で方針を決定。後はご自身で問い合わせおよび手続きを行って、生命保険の見直しは完了の予定。

<相談4>
相談内容:個人年金に加入中なのだが、確定している年金額がいくらなのかわからない。

回答:個人年金の場合、確定している年金額は「基本年金額」と保険証券に記載されている額。
ところが、セールスの際、予想される配当金から発生する「上乗せ年金額」をプラスした額が、年金額として説明されているため、勘違いされている方が多い(設計書・提案書もそのように、確定している年金額ではない年金額が、確定しているかのように記載されている場合がある)。
ちなみに、実際に勘違いしていて、老後の生活設計をやり直さなくてはいけなくなった方も(バブルの頃の設計書の場合、基本年金額は思いこんでいる年金額の半分なんてこともあり得るので、注意を)。
また、個人年金のお得度は
「年金現価」で比較しないと、思わぬ失敗をしかねない点もご注意した(正確な利回りは年金現価から考えないと、実際よりも高めになってしまう)。

時間:初回の1時間でコンサルティング完了。

<相談3>
相談内容:ご主人が勧められるままに保険を転換(ちょうど自動更新で保険料が1万円ちょっとアップするところだった)。後で奥様がよく内容を見たら、「前のプランと同じ内容だ」と言われたはずなのに、どうもニーズとむしろかけ離れてしまったようだ。
転換したプランの内容を教えてほしい。また、このプランのままでいいのかどうか。どうしたらいいのか。

回答:「前の内容と同じで、保険料は変わらない」というセールス・トークを信じてしまった典型的な例。なんと保険料の払込年齢が80歳までに延長され、手厚い保障は加入後10年のみ、しかも転換時の頭金を10年掛けて食いつぶすという等々、とんでもない設計に乗り換えさせられていた。
例の新保険というやつは、販売する方もよく分かっていないため、セールスが強引になりがち。
転換してしまったものはどうしようもないため、ニーズに応じたプランをご提示した(転換前の保険プランにしても、ニーズからは相当かけ離れていた)。

時間:初回の1時間で加入内容の解説を、2回目の1時間でニーズに合致した設計を提示。

<相談2>
相談内容:専門学校生の息子の将来のために生命保険に加入しているが、良い保険が出たからと、転換を勧められている。
転換すべきなのか。また、将来役に立つためという目的の場合、現在加入しておくべきプランはどのようなプランがいいのか。

回答:現在加入中のプランは定期付き終身保険。死亡保障は一見1,100万円と大きく見えないが、収入保障特約、特定疾病定期特約などが隠れているため、それを加算すると3,500万円に。終身保険は100万円であることから、一家の大黒柱でもない学生に3,400万円(10年満期の更新型)の掛け捨てとなる可能性のある死亡保障が付加されていた。
現在の保険料は月1万円ちょっとであるが、10年ごとに保険料がアップしていき、2回目のアップ後は加入時の3倍以上の保険料となっている。
押さえておかなければいけないポイントとしてはつぎのとおり。
・大きな死亡保障はいらない
・掛け捨ての保険料の割合が少ないものにする
・途中での保険料アップはないようにする
・解約返戻金がきちんとたまり、保険料の払込終了時には、解約返戻金が老後の生活資金にできるようにしたほうがいい
なお、「転換」として勧められていたプランは、現在の内容よりもさらに上記のポイントから乖離していたため、対象外とした。

時間:初回の1時間で加入内容の解説を、2回目の1時間でニーズに合致した設計を提示。

<相談1>
相談内容:定期付き終身に加入中で、まもなく10年目の更新となる。その機会にと「○○人生」への転換を勧められている。ところがその設計内容をよく見ると、様々な点で自分にとってデメリットとなる部分があるように思える。自分の見方で間違いないのか、確認し、さらに現在のプランをこのまま更新すべきなのかどうか。

回答:「○○人生」については、ご本人がお気づきの通りで、間違いなし。気になる点がデメリットと思えるなら、転換は不要。
ちなみに、
・保険料の払込年齢が70歳に、10年も延長
・最終的に確保できる終身保険の額が5分の一に
・保険料のアップ時期も、15年から10年へ
・アップ額も、大幅増
等の点がデメリットと感じた部分だった。
もちろん加入時点での保障は手厚くなるのだが、老後の保障を考えた場合、むしろ大幅に薄くなるか、保険料払込終了後に80歳まで入院などの保障に対する保険料が必要となるため、現実的ではない内容。
現在のプランについても、転換するよりはましという内容で、できればこの機会に見直しをされた方がいいと考えられた。
ポイントは、やはり
・保険料の途中でのアップ
・保険料の後払いあり
・過剰な死亡保障額
などの点であった。

時間:初回の1時間で加入内容の解説を、2回目の1時間でニーズに合致した設計を提示。






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