則満: 初代 伊東の地名「宇佐美」を名乗った時期がある。津軽藩に仕え、天文年間に岩木山神社近くの百沢を知行し、百沢姓となる。 |
則久: 3代 娘が、狐森(板柳町)の別家4代当主百沢則繁に嫁ぐ。 |
則茂: 5代 元禄2年、藩主より楠美姓を許される。別家も準ずる。 |
則徳: 9代 寛政3年、参勤交代中に平曲を学ぶ。
又次郎: 則徳の弟で、館山家の養子となる。 |
仙内: 文化3年に26歳で中風病に罹り廃嫡。則級を養子とした。
総蔵: 仙内の弟で、幼くして北原家の養子となる。
則級: 10代 館山又次郎の次男。楠美仙内の養子。27歳で死亡。
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澄: 楠美仙内の長女。18歳で死亡。
太素: 11代 楠美仙内の次男。10代則級が家督相続後に誕生。
仲: 北原総蔵の娘。太素の従妹で妻。晩翠・楽翁・漸之進の母。
ぬい: 楠美太素の妹。夫は津軽平八郎。
順: 楠美太素の妹。夫は工藤與兵衛。 |
晩翠: 12代 楠美太素長男。泰太郎。
楽翁: 楠美太素次男。菅次郎。佐野茂介の養嗣子。
漸之進: 楠美太素三男。敏三郎。館山源右衛門の養嗣子。
岩根: 楠美太素四男。豊四郎。足立又右ヱ門の婿養子。
六五郎: 楠美太素第六子、五男。
七雄: 楠美太素第七子。小枝要蔵の養嗣子。 |
礼之進: 楠美晩翠長男。明治13年、22歳で死去。
冬二郎: 13代 楠美晩翠次男。
つげ: 楠美冬次郎の妻。父は折笠儀正、姉は折笠ナキ。
恩三郎: 楠美晩翠三男。
すぎ: 狐森楠美家16代楠美繁の弟、楠美盛に嫁ぐ。
煕: 佐野楽翁長男。龍之進。
盈之進: 佐野楽翁次男。
倉之丞: 佐野楽翁三男。
甲午: 館山漸之進四男。
一郎: 楠美六五郎長男。
梅子: 楠美盛・すぎの長女で、一郎に嫁ぐ。 |
宣昭: 館山甲午の次男。
元子: 楠美一郎・梅子の四女。鈴木家に嫁ぐ。 |
まどか: 鈴木元子の長女。 |
参考文献:『楠美家系譜』楠美晩翠、明治16(1883)年
『平家音楽史』館山漸之進、明治33(1910)年
『平家詞曲相伝の家 弘前藩士楠美家の人びと』鈴木元子、北の街社、1999年 |