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「はき物を並べよう」の発問・指示(対象学年 全学年)
始業式の日に、「あいさつは自分から先にする」「名前を呼ばれたら返事をする」「はき物は並べ、いすは入れる」という森信三氏の「しつけの3原則」について話をする。
この3つのことが現在もできているか聞いていくのである。
4年生の私のクラスは、4月に「3つともできている」と答えた子どもは1人もいなかった。
始業式の日に「3つのしつけ」ができているかどうか聞きました。 みんなとっても正直でした。 「あいさつは自分から先にする」 「名前を呼ばれたら返事をする」 「はき物は並べ、いすは入れる」 この3つとも全部できている人は1人もいませんでした。 あれから1ヶ月近く経ちました。また聞いてみます。 |
始業式の時に言いました。 この3つのことが全部できることは、国、算、社、理全部のテストで100点をとるより難しいと。 それだけ難しいけど、大切なことですね。 では、この中で一番難しいのはどれでしょうか。 |
そうですね。これが一番難しい。ではなぜ、はき物を並べるのでしょうか。 |
1つノートに書けたら、ノートを持ってこさせた。そして、黒板に書かせていく。
この中でおかしいものはないですか。 |
ある外国の人が、日本人がスリッパを並べるのを見て、びっくりしたそうです。 外国にはこのようなスリッパを並べる文化がないそうです。スリッパを並べるのは日本の文化なのです。 では、この日本独自のスリッパを並べるという文化は、どういう文化かというと、「思いやりの文化」なのです。 みんなが発表したことを1つ1つ見ていきます。全部、他の人のことを考えている意見ですね。ぐちゃぐちゃになるとじゃまになるのは誰で すか?他の人ですね。きたないと思うのはだれですか?(他の人。) 「スリッパを並べる」というのは日本が誇れる「思いやりの文化」なのです。 |
感想を書かせて授業を終える。
次の日から、はき物が並んでいたら誉め続ける。
文責 東田 昌樹
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