被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げたいが、実際の心中は被災者の方でないと分からないと思う。
ただ、救難や復興のためのリソースが有効に使われているかについては注意した方がいいと思う。
デマなど善意の暴走を見るに、本当に役立つ善行がいかに難しいかを痛感する。善行には、わずかな善意と強大な理知が必要だ。
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思えば数日前から小さな揺れはあったが、今の状況は予測していなかった。
最初の本震――その後続いたものが余震と呼ぶにはあまりにも強すぎるので――が起こったとき、会社の古い建物に移動して仕事をしていた。なので、揺れが大きいのは建物が古いせいだと思い込んでいた。
が、建物からの一時避難が呼びかけられ、様子を見て戻った後も再度大きな揺れが襲ってきたので、考えが間違いだと気づかされた。
首都圏の交通が麻痺したこともあり、当日は夕方のうちに帰宅許可が下りた。僕は電車通勤ではなかったが、実家の安否が気になったので早めに帰った。
三陸海岸が津波で大変なことになったと耳にしていたので、内海とはいえ海岸に住む両親が気にかかった。大津波警報が出ていた。
加入電話や携帯電話が輻輳していることは早くから分かっていたのであきらめ、IP電話を試すが、やはり繋がらない。多くの地域が停電に陥っていることが報道で分かった。輻輳しづらい反面、停電に弱いのがIP電話だ。闇雲に連絡を試しても逆効果なので、停電が復旧することを期待し、後はメールだけを送った。
東京電力のサイトで停電情報を見たところ、都心以外の多くの地域で停電が発生していた。関東の西側は比較的早くに復旧したようだが、一方で震源に近い東関東の復旧は遅く、特に被害の大きい茨城はこれを書いている時点でも復旧できていないようだ。
けっきょく実家からは、12日の未明に無事との返事が届いた。
土日の街は比較的平静だったが、14日からは計画停電が予定され(実際には一部のみ実施されたが、それが被害の大きい茨城からとは……)、それを受けて鉄道が次々と運休し、店では色々なものが売り切れた。
我慢することは重要だが、それには計画性が必要だとも思う。限られた品物に人が殺到したり、逆に譲り合いすぎて必要な使い方をされなかったりするのではという不安がある。
限りある資源を大切に使うことは、ミクロな倹約よりも、大局的に資源という持ち駒を最大限に活用することだ。今回の電力不足は緊急に問題となったため誰を責められるものでもないが、世の中をうまく回す策が欲しい。
責任者を責めるのは簡単だけれど、それでは何も解決しない。同じ過ちが繰り返される。
14日は通院で休み、15日には出社したが、16日には電力と交通機関の問題から会社が休業状態に入る。
休んでいる間、ニュースは福島第一原発の事故情報を流し続ける。放射線の漏出は限定的だが、それも現場への負担を強いてのこと。関東圏民は、原発の危険性と必要性を同時に体験してしまった。
個人的には耐震・耐津波性に優れた原発への建て替えをすべきだと思うが、住民の恐怖と、建設にかかる莫大なコストを考えると難しいだろう。
よしんば建設が推進されたとて、実際に電力が供給されるまでには年月を要する。これも、その場を乗り切りながら将来を見据える戦略が難しい。
自分自身はエアコンを買わない、車も乗らないといった人間だが、皆が同じような省電力生活を送れるわけではない。ましてや復興に必要なインフラや産業の消費電力も大きい。
休んでいる間は節電のため布団にこもったり、体を動かしに出かけたりしたが、それ以外にはほとんど何もできなかった。
主に気力が消沈していたため。地震のせいというより、ここ10年の自分がこうだとしか言えないのだが。
明日からは仕事が再開する。
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近ごろの散財:省エネは必要だが、消費活動は停滞させるべきでないというジレンマ。
石丸のワゴンで見かけた。省電力のためPCの使用を控えめにし、iPod touchでwebブラウズをしていたので、文章を打つのに役立つのではと思い購入。
フリックに比べれば速く文章を打てるが、いくつか課題も見えた。
教訓:ワゴンが安いとは限らない。
冒険王版ガンダムでおなじみなアレの、ダグラム&ボトムズ版。個人的にはガンダムよりも需要が高い。
アニメスタッフとの意思疎通ならずハチャメチャになったガンダムを反省してか、クリンがダグラムに乗るまではやたら丁寧に話が進む。が、その後は紙面の都合か急展開。そしてボトムズは終始トップギア。
コミカライズというのは「諸般の事情」による影響を受けやすいのだなあ。だからこそ面白いとも言えるけど。
いやもう、これも「諸般の事情」描写が熱い。しかも才能があるゆえの苦悩。大抵の漫画家漫画は、才能があってトントン拍子か、才能なくて苦しむかの二択が多いからなあ。
こちらにも岡崎優先生の名前がチラッと。
一方こちらは完全描き下ろしという、ある意味非常に恵まれているかもしれないコミカライズ。
しかも細かなビジュアル以外は、かなり原作であるアニメに忠実だ。
むしろカバー外したところが本編(爆)
クーデター云々の話を持ってくる発想は面白いと思うけれど、換言すれば安彦先生も主要読者も、ガンダムに対して大河ドラマ的なものを求めているということだろうなあ。
うお、本編再録が意外と多い。しかしちょっとエッチな外伝目当てで読むんだぜ。
暖かかったり、寒かったり、ことさら体調管理に注意が必要な季節。
相変わらず睡眠は不安定気味でがす。
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近ごろの散財:
今まで使っていたプリンストンのSXGA液晶が不調になった。OSDのボタンが効かなかったり、勝手に働いたりする。7年くらい使ったので、仕方ない気もするが。
せっかくなので高解像度かつ低消費電力のものに買い替えるとす。当初はナナオの多目的エントリーモデルを検討していたのだけれど、月曜日の夜に行ったもんで大概の店が閉まり、頼みの綱だったツクモexも何故か地下だけ先に閉店。
残るツクモDOS/Vパソコン館で、自分の用件に一番合いそうだったのがこれ。もともと安いところへ、期間限定つくもたんクーポンで更に値引きだ。
(特に手持ちで帰ったので、軽さは重要)
現行普及モデルでは最小の21.5インチワイドとはいえ、今の自分の部屋にはやや余るので、例によってVESAアームで縦置き。
LEDバックライトとはいえエントリーモデルなので、発色は淡め。この辺は仕方のないところか。
問題に思えるのは、省電力モードを有効にした際バックライトの輝度をこまめに調整するのだが、それが画面の切替より一瞬遅れるので、やたらチラチラと輝度が変化してしまうこと。一瞬目をそむけるのが疲れ目防止のコツ(・∀・)
知名度が低めの高橋監督作品購入2本目。
幕末、伝奇、劇中劇しかも復讐劇と、見るべきところは多いのだけれど、あまり話題にならなかったのはさびしいのう。
「崎元さんの最近の曲もいいけれど、90年代の曲が聴きたいなー」と思っていたところへ再販。
ST-Vの音源は、FM音源の流れを汲むPCMなので、ゲームミュージックの結節点を感じさせる。
第3刷にしてようやく買えたよー。これから読む。
原作(アニメ)のほうは、見せ方がとてもうまいのだけれど、逆に言えば見方をガチガチに決められているのよね。
はて、こちらはいかがか。
実は個人的に今期一番注目のアニメは『夢喰いメリー』なのだった。ムシキングとキャシャーンSinsで視聴者の気分を急降下させた山内監督を甘く見るなよ。
しかし、アニメのムックを買うのはえらく久しぶりだ。特に放送中のアニメについては、講談社の∀ガンダムムックが途中で打ち切られるという仕打ちを受けてから手が出しづらくなっていたのさ。
これまで使っていたサイコンがかなり磨耗してきたので購入。
総走行距離が引き継がれないことになるが、過去の走行距離は現在のそれではない。最近なかなか走れないこともあり、心機一転と行きたい。
夜の走行が多いのでバックライト付きを選んだんだが、結果ワイヤレスとか複数ログとか、あまり必要性を感じない機能もついてきた罠。
後日試すこととす。