日記:平成23年 5月


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5月29日(日)

 3週間ぶりの日記とか、どゆこと。
 近ごろは意気消沈ぶりがすさまじく、思えば今年に入ってから映画を観に行ってないし、パッケージゲームソフトを買ってもいない。
 が、「すぐ終わるよ!」と言われた映画は無理して観てしまうのだからアレだ。

 おなじみ第一次大戦の撃墜王リヒトホーフェンを題材にした映画。
 日本での公開は本国上映から3年越しで、2週間限定、しかもドイツ映画なのに英語吹き替え版を持ってきたときたもんだ。
 なんだか冷遇されている気がしなくもないが、日本の小屋を取り巻く諸々の事情があるのかもしれぬと邪推したりしなかったり。
 私のことだから空戦シーンを目当てに行ったわけだが、実のところ飛行シーンは少ない。が、それでも観てよかったと思っている。

 第一次世界大戦というのはそれまでとは色々な点が異なる戦争だったが、その中でも憶えておきたいのは勝つために手段を選ばない戦争だったということだ。
 もちろんそれ以前の戦争にも凄惨な行いはあった。が、勝つことは手段であった。強大さを見せ付け、土地を奪い、物を奪うための。
 だが第一次大戦はオーストリアが皇太子夫妻を暗殺されたことへ報復することが動機であり、ほとんどの国はそれに巻き込まれる形で参戦したことから、明確な勝利目標もなく、ひたすらただ勝つことだけが求められた。

 そんな時代の貴族パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン。彼は撃墜した敵機のエンブレムを部屋に飾って誇らしげにする反面、敵に対して敬意を払う「騎士道」を重んじていた。
 上官はそんなマンフレートらを疎んじていたが、撃墜王ベルケの死後、軍は凄惨な戦いの中で兵たちの士気を上げるため、マンフレートを英雄として祭り上げようとした。兄弟パイロットは絵になるとばかり、血気盛んな彼の弟ローターもマンフレートと同じ飛行隊へ送り込まれるが……。
 戦争映画というよりは、戦争という状況の中にいたリヒトホーフェン個人を追う映画だ。しかしそこからは、第一次世界大戦という時代の特殊性を否応なく感じさせられる。

* * *

 近ごろ買った漫画:

 前者の血だまりっぷりと、後者の非血だまりっぷりのギャップがすげえ。

 内容は例によりてアレな漫画なのに、段々ほのぼの漫画に思えてきました……。


5月 8日(日)

 今回ウチの職場は10連休というお盆以上のビッグヴァケーションで、それを利用して秋葉原まで2回自走し、2日〜6日は輪行帰省し、そのうち4日には館山まで往復したのだけれど……
 それだけやって、休み中の走行距離が165kmにしかならなかった。
 天候の悪い日もあったことを考えればそんなに少ない距離でもない気もするが、一方でこの倍くらい走ってもいいだろうという気もしたり。

 あと写真は、試しにネットブックを持っていったこともあり望遠を持っていかなかったので、スナップをぺたぺた貼っておくこととします。


5月 1日(日)

 なんだかこの日記も、週報どころか月報っぽくなってきましたよ……?

 春の代表的同人誌即売会になった感のあるCOMIC1でしたが、今回は今ひとつ勢いがなかった感じが。
 それなりに人はいるものの、会場時に入場列で拍手がなかったとか、チェックしていたサークルさんの1/4ほどが欠席していたとか(注:全体の出席率はもっと高いはずです)、どうにも勢いを感じませんでした。
 震災の後であることに加え、近年は他にも連休中の即売会が増えて分散したこともあるのかも。

* * *

 近ごろの散財・PC編:

 デスクトップPCとiPod touchの間を埋めるべく購入。具体的には、録画再生中のwebブラウズであるとか、外出中(主に実家)での作業補助用。
 なくてもなんとかなるものではあるが、大型タブレット機のコストは本当に妥当なのかという疑問もあり、安いネットブックを買ってみた次第。
 省電力重視のAtom N550とはいえ、自分が8年前に買った旧PCより高性能なんではあるまいか。こちらは4スレッドPinetrail+DDR3-1333、他方はシングルスレッドNorthwood+DDR-266である。
 ネット上ではファンがうるさいとの評判だったが、古いデスクトップよりは格段に静かだし、BIOS設定をいじれば必要なときだけ回転するように変更できる。
 むしろ個人的に気になったのは、トラックパッドがマルチタッチ対応のためか横に広く、キーボードを打つときにも間違って触れてしまい、不意にカーソルが移動したりすることであった。マルチタッチ自体も感度が今ひとつで、細かなスクロールがしづらい。追々ミニマウスも買ったほうがいいかもしれない。

 上記HP miniは出荷時RAM容量が1GBしかなく、ブラウザを使っているだけで頻繁にHDDがスワップする。しかも一番もたつくのはIMEのかな漢字変換なので、容量を増やさないと実用性が低い。出荷時から2GB(Atom N550の最大認識容量)を載せてくれればいいのだが、逆に載せてくれなかったからこそ値崩れをしたわけでもあり。
 ネットブックだから当然だがスロットは1つしかないので、元から載っていた1GBを外して交換することになる。この1GB SO-DIMM、どなたか買ってくれないかしら。無理だよな、世の中で大量に余っているはずだから。

 調子の悪くなったHDDケースを更新するために購入。ついでにe-SATAも試してみようと思ったり。
 FATの飛んでしまった中身HDDを移し換え、ユーティリティをかけ、PS3に繋ぐ。古いケースと違ってまるっきり問題が起きない。古いケースはFAT云々以前にUSB-SATAブリッジが死にかけていたのかもしれない。
 しかし、ケースに付いているファンが意外とうるさいから、基本的にデータ退避用だな。

 実家PCのケースがいいかげん古く(なにしろ自分が15年前に買ったキットのケースなのだ)、ファンが怪しい音を立てているので、更新すべく購入。
 12cmファンが2個付属して安いもの、という条件で行き当たったのがこれ。しかし上記のHDDケースよりも安いぞ。やっぱり親不孝なんかねオレ。

* * *

 近ごろの散財・漫画編:

 衝撃的な、しかしガンスリらしいといえばガンスリらしい巻。が、ここで13巻が終わってしまうのか……14巻までの待ち時間は長そうだ。

 ドドッと買ったけど、諸般の事情によりしばらく積んでおくー。


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