「プロレスの悪口は、プロレスを傷つけない」けっこう前になるが、マンガ『最狂 超プロレスファン列伝』が復刻され始めた。
このマンガはプロレスを描いてはいない。描かれているのはプロレスファンたちだ。したがって私がそうであるように、プロレスに関する予備知識がない人間でもじゅうぶん読める。
と同時に、ある重大なことに気付く。登場人物たちがとる過剰なファン行動の中に、彼らがプロレス以上に愛して止まないものを見つけてしまった。
その愛して止まないものとは「プロレスファンである俺たち」だ。
彼らが属する大学のプロレス研には『プロレス悪口感知レーダー』が装備され、周辺のどこかでつぶやかれるであろうプロレスに対する悪口を監視している。そしていざプロレスの悪口を探知すると、彼らはそこへ「プロレスを守るため」に突撃し、悪口を発したものを「更生」させる。
ところが実は、プロレスの悪口がプロレス自体を傷つけることはない。
八百長と言われようが何しようが見て面白いものは面白いし(F1におけるフェラーリのレギュレーション違反に関するFIAの裁定に対して、サーキットチケット不買運動を起こしたファンはいるのだろうか?)、そもそも仮にそんな悪口ぐらいでプロレスが傷つくのなら、プロレスの底力はその程度、ということになってしまう。
ではプロレス研の面々は、プロレスの悪口から何を守ろうとしているのか。それは「プロレスを八百長だと認識した瞬間に解けてしまう、自らにかけられた魔法」である。
このマンガは、うかつ(!)にもオタクの自己愛というものをあまりにもストレートに描いている。そのためこのマンガを読んで笑う瞬間、同時にえもいわれぬ悲痛さまでもを味わうことになる。
まあ、マンガはフィクションだからいいんだけど、本物のフーリガンはノーサンキュー。
俺はセガファンだけど、セガフーリガンとはお近付きになりたくないし。バーチャロン=リアル論争なんて、まさにフーリガンの行動だよな。「優しい嘘」を誉め言葉として認識できないという種類の。
※これはバーチャロン肯定派・否定派の如何に関わらず、「リアル」というキーワードで語ろうとする人々全般を指す。
それとも、オイラの方が醒め過ぎているんでしょうか?
最近ではプレステフーリガンなんてのもいるらしい。ゆるして。
四肢の疲れは軽減されていても、目にキています〜。
やっぱり以前使っていたロートZiΦじゃないとダメか?
昨日タイマー録画しておいた『ナッシュ・ブリッジス』を観る。
エヴァンが死ななくてよかった……。
近くにユニクロ(ファッションカジュアル量販店)が出来たので行ってみるも、異様な人数の行列を目撃したため、遠巻きに眺めるにとどめる。
やっぱり服は蒲田で買えばいいや〜。安物のデニムシャツを選んで買ってしまう自分が悲しい。
ついでに散髪。
しかし最近、閉店が目立つ。半期決算のせいだろうか。休日出勤しまくっていた間に『ヴォルフィード』を置いていた行き付けのゲーセンも閉店。
蒲田に限らず、なんと住んでいるアパートのとなりにあるパン屋も閉店。ごめんよ。俺は米派なんで、パンには縁遠いんだ。
久々に本屋に行く。
実家に戻り、祖父の四十九日に備える。
当日のことは公に語るべくもあるまい。
親父と話などをする。「配送の仕事の中でプラスになったのは、多くの経営者達に会って話を聞けたとき」と耳にし、やはり人の顔が見える仕事をしなければだめだと思った。
逆に配送の仕事の中で最も顔が見えなかった相手は「学校の教師」だったそうな。荷物を届けても、まともに挨拶すらできない教師がほとんど(9割以上)だとか。教育県千葉の実態がこれだ。子供が腐るのは至極当然。
ふぃー、今週は疲れたー。先週もだったけど。
やはり私には月50時間以上残業するような仕事はできませんな。トシよトシ。←20代だろうが
そうも言っていられないので、体づくりのため煮干しと牛乳を大量摂取。
私が「カトキメカ〜」と言っていたら、某氏が「カトキメカメモリアル」と返してきた。
やはり伝説の木の下にカトキメカが待っていて、某かの告白をするのでしょうか? それともプロパガンダ目的戦争の悲惨さを後世に残すため、不意打ちを食らって轟沈したカトキメカの残骸を記念展示してるのでしょうか??
探偵 神宮寺三郎・未完の依頼すっかり秋めいて朝は肌寒い季節になろうというのに、俺の事務所に来る仕事は少ない。
俺は神宮寺三郎。新宿で小さな探偵事務所を営んでいる。
小さいとはいえ、この界隈では名前の売れている方だ。大事件はともかく、ちょっとした調査の依頼ぐらいは飛び込んできてもいいような気がするのだが……。
そのときドアをノックする音がした。助手の洋子君は奥にいるから、誰か来るとすればお客様だ。
「どうぞ」
ドアを開けて入ってきた男は、中肉中背で髪の短い中年だった。
「探しましたよ、ここの事務所。電話も通じないようで……」
「それは失礼しました。そちらへおかけください」
この部屋には立派な黒電話があるのだが、どうにも調子が悪い。普段は滞りなく通話できるのに、いざというときベルが鳴らなかったりする。洋子君は元の電話機に戻すようすすめるのだが、電話機が悪いようにも思えないし、なにしろ俺のお気に入りだ。アンティークショップでけっこういい値段を支払って手に入れたものだ。
「洋子君、コーヒーを」
「いえいえ、おかまいなく」
客人はそういって、奥の洋子君を制した。コーヒーを飲みたかったのは俺なのだが……。
「それで、どういったご依頼でしょうか」
「実は、失われた『タングラム』を探していただきたいのです」
「タングラム?」
「はい」
返事とともに男は、一枚の写真を取り出した。
「……なんですか、この変な目玉模様は?」
「これがその『タングラム』です……ああっ何を!」
「うちはまっとうな探偵業なんです! 帰ってください! 帰ってください!」
俺は男を押し出すと、慌ててドアを閉めた。
まったく、春先になるとこういった手合いが増えて困る。
え、今は秋だって? 春も秋も似たようなもんだろう。
しばらくすると、ふたたびノックの音がした。
「洋子君、今のうちにコーヒーを」
「もう煎れてますよ」
「よし……どうぞ」
こんどのお客様は、すこし小太りだ。
「実は、失われた『クリムゾン』を……ああっ何を!」
「帰ってください! 帰ってください!」
神宮寺探偵事務所では浮気調査や迷子のペット探しなど、ありふれた依頼を大募集しています。
オタク電話相談室:じりりりりり……がちゃ。
♪やみーを きりさく あやしーいーひーめーい……
こんなしょーもないことを書くぐらいですから、面白いことなんてありませんでした今日。
あ、ひとつありました。『ナッシュ・ブリッジス』の次回予告。
エヴァン・コルテス最大の危機! いきなり銃で撃たれるハーベイの35倍ぐらいピンチです。
オタク電話相談室:じりりりりり……がちゃ。
全国3000万人の紐緒ファンからのカミソリメール禁止。
火曜日にタイマー録画しておいた『たけしの万物創成記』を見ました。
映画特集なのですが、映画の説明よりも、たけしが『マトリックス』を観ては"JM"を思い出して嘆いたりするところが印象的だったのが痛いス。しかし一番痛いのは、こんなことを考えてしまう自分自身。
パキスタンのクーデターで恐るべきは、革命政権が核を使おうとするか否かではなく、核を保有する政権が簡単に覆る時代そのものです。現革命政権が核を使う気が毛頭なくとも、混乱に乗じて第三者が核を奪取することも計算に入れなければいけません。
インドが早急に対話の態度を示したのは正しいのですが、それだけで十分とは考えない方がいいでしょう。
もうひとつ恐ろしいのは、これまで冷戦時代を支えてきた核抑止論が実はキリスト教的倫理観・死生観という狭い土台の上に乗っていたのであり、しかしこれからは必ずしもそうではない、ということです。これまで核保有国は主にキリスト教圏内に限られてきました。(中国は大乗仏教だけれど、小乗仏教よりはキリスト教に近いかも、と言って逃げる)
しかし核はもはや広い世界にバラ撒かれ、その中には「同じ武器で脅し合えば撃ち合うことはない」という理論が通じない民族がないとは限りません。
脅し合いなんてものは、しょせん同じ死生観を持つもの同士の馴れ合いにしか過ぎないのですから。
フジテレビの新ドラマ"TEAM"がいい感じです。少年犯罪者を信じるに信じられない、という苦さが。
個人的な印象として、西村雅彦演じる刑事は同情できるが共感できない、草薙剛演じる文部省のエリートは共感できるが同情できない、という位置にあり、観ていて意外と引き込まれています。
#でも毎週同じような話ばかりだったらイヤだなあ。
BBSには茶化して書きましたが、コルトの民間普及短銃製造中止は治安回復に前向きの傾向だと考えています。
もちろん銃器メーカーはコルト一社ではありませんが、前例ができたとなればいたずらに銃を販売促進することは難しくなるでしょう。
たとえアメリカであっても合法的に銃を求めるには住民票が必要ですし、さらに携帯するためにはコンシールド・ライセンスを取得しなければなりません。実際にそうまでして銃を持ち歩く必要のある人はどれだけいるのでしょうか。
全米ライフル協会が主張する「銃が人を殺すのではない」というのは、ある面から見れば正しい事実ですが、その一方でいたずらに力を手に入れてしまったら意味もなく使いたくなってしまうのが人間です。消極的な側面ではありますが、具体的な必要性のない人にまで銃を売り込むスタイルに歯止めがかかるのなら、それはそれでいい事だと思っています。
職場に行くも、突如の頭痛により作業断念。
大して痛むわけではないが、ここ数ヶ月は頭痛も発熱もしていなかっただけにショックをおぼえる。変なものにあたったか?
近所にハイネケンが売られていないと嘆いていたところ、産業道路沿いにハイネケンの小さな看板が。見ると店の前にハイネケンのパラソルも並べられている。新しくできた、小粋なカフェバーといった雰囲気の店だ。
願ったり叶ったり……といいたいところだが、この小粋ってところが自分にあまり合わないように思える。だれか一緒に行ってみる人募集。ただし来月以降。
職場にいくも、仕事がどうにもはかどらず明日へ回す。
アパートに帰ってメガドラの『スタークルーザー』で遊ぼうとすると起動しない。
エタノールでカートリッジの端子を掃除すると起動するようになったが、セーブデータの大半が消失。運よく最新のセーブデータだけが無事残っていた。使い古された言葉だが、不幸中の幸い。
そのままクライマックスの大戦艦へ。あの男が簡単にくたばるとは思っていなかったが……そうかい! そういうオチかい!
これで心置きなくPC-9801用『スタークルーザーII』を始めることができる。98がちゃんと動くかどうか不安だけど。
80年代マシンのポリゴンでこれだけ遊べるんだから、今の時代まで来るのが早かったんだか遅かったんだか。
嬉しさついでに『ベア・ナックルII』を引っ張り出してクリア。
よくできた『ファイナルファイト』だなあ。いや、『ゴールデンアックス』かも知れない。もちろん前向きな意味で。
自転車のタイヤチューブを交換した後、職場へ。
5日の段階ではてっきりバルブの付け根が裂けたものだとばかり思っていたが、よくよく見ると穴が開いているのはバルブとは反対側の内周。リムに突起があったわけでもない。はて?
チューブにねじれでもあったのだろうか? と思いつつタイヤからチューブを外そうとしたら……チューブがタイヤの裏側に貼り付いとる。なんと移行かい!
移行というのは、ゴムやプラスチックなどを長い間くっつけておくと癒着してしまうというアレだ。ふつうタイヤの場合はチューブに粉をまぶしてあるのだが、そういやこのチューブには粉がまぶされていなかった。メーカー名は伏せておくが、皆様にはちゃんと粉のまぶされたチューブを買うようおすすめする。
ヤなことは忘れよう。引きずってもいい結果にならんし。
OVA『ときめきメモリアル』Vol.2:そうですか、脚本の黒田洋介氏はPCエンジン版からのプレイヤーでしたか。それじゃ突拍子もないストーリー展開とかを書かないわけですね。
え、2巻の感想ですか?
1巻で不満だった「髪を下ろしたままの入浴シーン」(そんなことをする女子はいねぇ)が改善され、詩織のうなじが拝めたのでOKです。そうだよ、2巻でも入浴シーンがあるんだよ! しずかちゃんですか?
あとエンディングに「今日のお題」。コナミ系ラジオドラマではおなじみのものですが、聴いたことのない人は何事かと思ったでしょうなあ。真美姉のヘンなメガネってなんですか? まさか○ング!?
ちなみに映像特典として、気の早いことに『ときめきメモリアル2』のオープニングなどが収録されていましたが、LDプレイヤーの調子が悪いためうまく再生できませんでした。CAVディスクの外周部が弱いんよ。
「ナノマシンを使って、あなたが泣きボクロの女の子を見られないようにしておいたわ」
ハッ! し、詩織!?
↑の『ファミ通wave』を読み返していて気付いたのですが、『フロントミッション3』の主人公ってなんと高専生なんですね。シナリオライターが高専卒なんでしょうか?
あと立石某氏が高専卒ってのも本当? おしえてえらいひと!
今日のリンクは、ゲルトマつながりによって実現してしまいました。
やおい少女と80年代オタクの理想卿。全国約3人のゲルトマファンは、このページのBBSをチェックしましょう。
もしも敬謙なSCEファンというものがいるのだとしたら、君たちは冷酷だ。
プレステツーが苦境に立たされているというのに、なぜヱブ上でSCEを積極的に励まそうとしないのか!
出せば売れると分かってはいるものの、なにしろ積極的な話題が
あ〜疲れたんで今日は日記を上げたらヱブブラウズせずに寝よう。
え、「日記も上げなくていいだろうに」? まあまあ、そう言わずに。
大森の地は日本有数の工場町であるとともに、かつてここに一大海苔養殖産業があったことを匂わせる地でもある。
その地も今は埋め立てられ、その光景が押井守監督のトラウマとなり作品を型づくっている、というのは若干脇道にそれた話。
さて、海苔産業の名残とはすなわち海苔問屋の存在である。東京で海苔が採れなくなった今でも、町工場の合間にポツリポツリと海苔屋の姿を見ることができる。
そんな海苔屋の一軒に目を傾けると、何やら謎めいたポスターが見うけられた。
サッカーのり
さ、サッカーのり?
見ると、お弁当箱に球形のおむすびが収まった写真が。なるほど、これはサッカーボール型のおむすびをつくるためのカット海苔なのか。
しかし問題がある。ご存知のとおり通常サッカーボールの黒色部分は不連続なのだが、このサッカーのりは黒色部分が連続している。つまり出来上がるサッカーボールは白黒反転してしまうことになる。
そして、この海苔はあらかじめある特定の直径を想定してカットされているので、おむすびをその直径にちょうど合わせて握らないと海苔が余ったり足りなかったりしてしまうのだ。
……ひょっとして、専用おにぎり型が同時発売されますか?
さー全国の自転車修理ファンお待ちかね!
久しぶりに俺の自転車がパンクしたよ! コラそこのお前、喜ぶな!
タイヤゲージ装備で加熱膨張に備えたはいいが、今度は冷え込んでバルブまわりのゴムが収縮して亀裂が入ったと来た。
くぅ〜っ、修理したい〜!
↑修理しなければ、ではないところが病的だね
しかしこんなときに限って、中途半端に仕事が増えるのだった。週末まで歩きだべ。
神戸空港の埋め立て予定海域でなんと機雷が発見され、爆破処理されたそうですが……なぜ今まで見つからなかったんでしょ?
なんかこう、クリミナルな臭いがしませんかね? さすがに「瀬戸内海の環境を破壊するな!」とか言って機雷を仕掛けるテロリストはいないと思いますが。
オタク電話相談室:じりりりりり……じりりりりり……じり……がちゃ。
フィクションだべ。
パソコンのRAMを64MBから96MBに増強したので、快適なつもり。
余った16MB SIMMを合成して32MB SIMMをデッチ上げる計画を検討中。
一日中、グデーッとしていた。
スーパーで買ってきたばかりの玉子パックを粗相し、いきなり玉子5個のスクランブルエッグを食すはめに。
その他特記事項なし。
フラッと渋谷へ行き、『スペースチャンネル5』のイベントを観に行ったモロ。
アキバではなかったので試遊台はなかったモロ。ジャンケンでモロ星人に勝つとモロ人形がもらえたモロ。もちろん指名されるのはコギャルばかりで、俺様のようなアキバ系にくれてやる気はなかった様子モロ。
街のどこかで引換券を配ってもいたらしいけど、土地カンがなさすぎる俺様にはどこで配っていたかついに分からなかったモロ〜。
しかし渋谷も相変わらず不思議な街よの。地下街よりも地上の方がアンダーグラウンドな空気で満たされているし、センター街から落ち着いたところへ行こうとするとラブホ街。そこからさらに移動するとカフェとかが並んでいるけれど、そのまたさらに移動するとまんだらけがあるし。
駅前で右っぽい宣伝カーの人が面白い事を言っていたにょ。
「日本が戦争をしていたのは中華人民共和国ではなくて中華民国だというのに、なぜ中華人民共和国から南京大虐殺などの戦争責任を問われるのか!?」
にょにょ、斬新な発想だにょ。「責任問題なんて頭がすげ変わればオッケー」って暴論はよく聞くけど、「それが例え相手の首であっても」ってのは初めて耳にしたニャー。
渋谷の後で秋葉原をフラフラ。安くて速いCDドライブを探したり(結局気に入った品がなかった)している間に、買おうと思っていたギアソリ画集を買い損ねる。
画集の宣伝を観ていて改めて思ったのだが、ソリッド・スネークという男は行動がセガールだけど体格はジャン=クロード・ヴァン・ダム、しかし顔つきはドルフ・ラングレンというスゴい男だ。
「貴様は人殺しを楽しんでいるんだよ」
「違う!」
「ほう……それでは貴様が首からぶら下げているゲノム兵たちの耳は何だ?」
「うっ!?」
というわけで、ソリッド・スネークのファンを自称する人は『沈黙の要塞』だけじゃなくて『ユニバーサル・ソルジャー』もチェックしましょー。もちろん1だけね。
トライタワーにアーケード版カメニンジャが入荷していたので久しぶりにやってみたが、やはり涙が出そうなほど単調だった。同時期のコナミゲーム最高峰は『エスケープキッズ』だという確信が更に深まる。
臨界事故のおかげで、中華人民共和国建国50周年パレードを気にする日本人はあまり見かけません。かく言う私も事故の方が気になりますが。
北京の軍事パレードでは、チベットに緊張は走りませんか?
いや、なんつーか中国バブルもそろそろ陰りが見え始めているそうで。
なにしろ先日の報道における上海起業家に対するインタビューでは「今日は昨日よりもよかったので、明日は今日よりも発展するに違いない」という漫才ならば冬に海が沸騰しそうな理屈を真顔で話していたので、いったん右下がりになり始めたら凄惨な経済状態に陥るのではと懸念します。
もっとも浮かれている資本家とは対照に人民政府は懸念を抱いているようで「革命精神を忘れるな」とか言っているそうですが、どれだけ聞こえていることやら。
日本や韓国に加えて中国まで沈んだらどうするのさ? と、先に沈みだした国の人としては思わざるを得ません。
さかのぼり、9月30日(木)
中日ドラゴンズの優勝に湧く今日、東海村のウラン濃縮工場で核分裂臨界事故が起こった。
後の報道に「今回は平素よりも高濃度の濃縮を行なったが、作業者にその経験がほとんどなく、しかも作業手順を十分理解していなかったために起こった人為ミス」との会社側発表があったが、これが本当であれ誤魔化しであれ空恐ろしいものを感じざるを得ない。
発表が本当であったならば、濃縮工場が人為ミスの介在しやすいシステムで運用されていたことになる。しかも機械を使用すべき工程を手作業で行なっていたというのだから、驚嘆することすら忘れて呆然とするほかない。
また、もしも発表に嘘があったとすれば、これ以上に大きな問題が隠されていることになる。
あらかじめ憶測であることを断わっておくが、もしも工場の回転率が原発の需要を下回っており、それを補完するためにあえて危険な濃縮法を意図的に行なっていたのだとしたら……。
原子力産業は、まだまだ「見えない」システムだ。しかも我々はそれに依存し続けなければ生きていけない。
東京都世田谷区の現教団本部を追い出されたオウム真理教幹部以下の信者たちは、豊島区のマンションに暫定移転を試みるも、地域住民らの猛反発に遭い引き返さざるを得なくなった。
「帰れ帰れと言いますが、どこへ帰れと言うんですか!」
普段は屁理屈ばかり並べる彼らの正論を久々に聞いた気がする。
もともと彼らは社会から何らかの抑圧を受けた結果、寄り集まった集団である。そしてその存在を守ろうとする彼らの言動は、皮肉にも、しかし当然ながら抑圧をより強固なものと変える結果となった。本来破るべき殻を、より強固にすることで生きようとしてしまったのだから。
オウムに反対する豊島区住民の代表が言う。
「これで終わった訳ではない。引き続き24時間の監視体制を敷き、オウムの侵入を断固阻止する」
たとえ彼らがその目的を達しても、別のどこかでは同じようなことが繰り返されている。そしてそれは、オウム真理教の有形無形に関わらず、彼らが群れて生活する限りは必ず続く問題だ。
信者脱会の斡旋とカウンセリング、そして社会復帰の手助けという地道な道のりを経なければ解決を見ることはないだろう。そしてそれは、社会全体がそのように意識しなければ実現できないだろう。
地域住民だけに負担を強いる訳にはいかない。一番の敵は、教団と住民の対立構造を煽るマスコミかも知れないのだ。