キャンバスに油絵の具 春の新作家展が始まる。 去年に続いて、珪藻を描くことにした。 海で採れる、舟型やら円型やら変化に富んだ珪藻たちである。 もっとも、生きていた時の姿とは異なり、生身から脱ぎ捨てたガラス質の鎧みたいなものだ。 ガラスに光があたり、きらめいて美しいのだが、これは何ですかと言われてお終いになりそうだ。 人を納得させる絵は、なかなか描けないのだ。 悩ましいことである。
キャンバスに油絵の具
春の新作家展が始まる。
去年に続いて、珪藻を描くことにした。
海で採れる、舟型やら円型やら変化に富んだ珪藻たちである。
もっとも、生きていた時の姿とは異なり、生身から脱ぎ捨てたガラス質の鎧みたいなものだ。
ガラスに光があたり、きらめいて美しいのだが、これは何ですかと言われてお終いになりそうだ。
人を納得させる絵は、なかなか描けないのだ。
悩ましいことである。