究極体激突! ウォーグレイモンVSメタルガルルモン

 脚本:まさきひろ 演出:今沢哲男 作画監督:伊藤智子
★あらすじ
 太一に打ち克つため、むしろ自分というものを知るため、戦いを挑んでくるヤマトとガブモン。
 ふたりが殴りあうなか、ついに究極体同士のバトルが始まってしまいますが、 そのとき光の紋章がなにかに応えて発した光があたりを呑み込みます。

 光の正体は、デジモンワールドの安定を望むものの意志でした。ヒカリの体を借りたその口から、選ばれし子供の真実があかされます。
 かつて現実世界に迷いこんだデジタマを進化させた太一とヒカリ、ふたりに共通するものを持つ6人の子供たち。彼らの心にあわせて作りだされたデジヴァイスと紋章は、世界が闇におおわれた時のためのシステムであり、パートナーデジモンたちをより望ましい方向に導くためのものでした。
 デジモンたちははじまりの地ファイル島で、生まれた時からずっと、ずうっと太一たちが来るのを待っていたのです。

 真実を知った太一はヤマトとあらためて和解しようとしますが、いまだ答えの見つからない彼はパートナーを連れて去り、ミミもまたこれ以上の戦いを忌避してその場に残りました。丈もミミの護衛と説得のために残り、かくして8人はバラバラに行動することになってしまいます。

 しかし、確信している者もいました。今は分かれ分かれでも、必ずおなじ目的のため巡りあうときが来ると……。



★全体印象
 45話です。タイトルコールは坂本千夏さん(アグモン)と山口眞弓さん(ガブモン)。
 影絵はこの二体が向かい合っているものになっており、本編でもまったく同じ絵およびアングルのショットが見られます。

 しかしながら、今回の主軸はそこじゃありません。とうとう映画と本編のリンクや子供たちの過去が、明確なかたちで明かされたからです。

 太一たちは本当の意味で「選ばれて」いたわけですね。後年、選ばれし子供というものの意味合いも微妙に変化していきますが、この時点ではそう。語弊のない言い方をすると向いた個性がチョイスされたということで、なにも太一たちが他より優れているとかそういう話じゃないんだと思いますが、いずれの個性も人間のもっとも誇るべきものばかりなのは確か。ヒカリとタケル(特にヒカリ)はちょっと性質が違うけど。

 そんな心の力にあわせてデジタマの状態から育てられたデジモンたちもまた「選ばれし子供」。だから最初から太一たちのことを知っていたと。
 選ばれし子供のことを英語圏ではdigidestineと呼びますが、言いえて妙。まさに彼ら選ばれし子供たちとそのパートナーたちはデジタルワールドで巡りあい、ともに戦い生きていく運命共同体だったのです。

 そして、大きな流れとして定められた運命であっても、実際には生きるための心が大きくかかわっています。つまり、強い意志ですね。
 意志のあらわれは彼らの中にあったもので、紋章もデジヴァイスもそれらのリンクを容易にしてくれるものでしかない。ですから、太一たちの冒険と味わった数限りない経験は、世界のありようにかかわりなくリアルだったのだと信じます。

 太古ともいえる昔から現在、そして未来。
 合計話数にすると100話ちょっとですが、デジアドの世界で示されたものはまさに大河ドラマです。そこで生きる大勢の人たち──子供も大人もデジモンも──はたしかな存在感をもって、確実に息づいていました。そう、私が感じていたものは「息吹」だったのでしょう。

 伊藤作画はあいかわらずヤマトの表情が際立つというか、痛々しい顔をさせたら右に出るものなし。
 でも太一は顔が横長でつり目がちです。



★各キャラ&みどころ

・太一
 いつの頃からか…おそらくは、完全体進化を最初に為しとげてみた時からつねに圧倒的に正しい位置におり、言葉はいつも正論なのが彼です。ヤマトが言っていたとおり、正しいだけでみんなが納得するなら苦労はありませんが、太一の役目は皆のためになると私心なしに思えれば、たとえ時に罵倒されてでも引っ張っていく旗頭になることだと思います。そうすれば彼があきらめない限り、他の者たちも最後には立ち上がる。
 八神太一という少年には、そういう魅力があるんです。

  どっかの漫画で「真の勇者とは本人よりむしろ、周りの者に勇気をくれる存在である」という言葉が出て来ます。
 太一は、みんなの勇気そのものなのです。責任はいかばかりのものでしょう?

 だからこそ、彼は戦士になっていくことになるのです。折れるわけにはいかないから。ここからは、もっと涙を見せないようにしなきゃいけないから。


・ 空
 皆を気遣い、いたわり、癒す。柔らかさが彼女の持ち味です。
 男まさりながら決して派手ではなく、むしろ地味な役回りに回ることが多いのですが、本来、彼女が持つ個性であるところの愛情とは空気のようなもの。ふだんは意識しないことも多いけど、不足していると人が人らしく育つことも、生きることも不可能です。加減をまちがえると過呼吸にさせてしまう危険はありますが、時に思い切るのもまた愛情。彼女の個性もまた、知らないうちにみんなを包みこみ守っているのでしょう。

 とはいえ、太一に負けず劣らずストレスが溜まりそうな立場です。表立って引っ張っていけない分、むしろよけい悪い。
 実際溜まってたみたいですし。


・ヤマト
  なんとなく思ったんですが、彼って馴れ合いを嫌いそうなところがあります。
 悪い意味じゃなくて──というか、悪い意味での馴れ合いを忌避するかもしれない、というか。

 パートナーはとりあえず別格としても、ほかの子供たちとの関係そのものに疑問を呈したのは彼でした。
 たとえば同好の士として交流を繰り返していたとしましょう。しかし何か具体的なことをするでもなく、ただ好みの話題をループさせて適当に楽しんでいるだけ。そんな現状に、本心から「このままでいいのか?」と言い出せるのが、きっとヤマトなんです。

 今回のような行動が問題だというのは彼がいちばんよく知っているはずです。でもだからこそ、ナアナアで過ごすわけにはいかなかったのでしょう。現状に目をつぶり、太一をほんとうの意味で友として見据えられるよう努力することを怠ったなら、遥かにひどい事になったかもしれないのです。距離を取るべきときに取らないことほど、友情ってものをこじれさせる愚策はないでしょう。

 彼はそれを直感的に気づいたんです。のみならずハッキリ行動としてあらわせられるからこそ、友情の紋章が彼の個性なのですよ。
 いざというときに友として太一に手を貸し、あるいは暴走を諌める。そういう風な役回りに立ちたかったのでしょう。
 ただ、そこにタケルが絡んできたために少々ややっこしいことになってしまったんじゃないでしょうか。


・光子郎
 おう盛な知識欲でどんどん情報収集をするのが光子郎。子供たちの中では一番役割が明確なほうですね。曖昧さがないあたりはいかにも彼らしいですが、目に見えないものを嫌い恐れる姿勢とも紙一重だったと思います。だけど、どこかで不可視の壁を越えたいとも思っていた。彼もいずれは、今よりももっと自分の不安の正体を解き明かし、自分がなにを求めなにを恐れ、どこへ向かいたいのか知りたいと思うようになるのでしょう。

 光子郎もまた、前に進みつづけているんです。
 ヤマトのところでも書きましたが、子供たちはだれ一人「このままでいい」なんて考えちゃいなかったのですね。
 その姿勢を生み出す心の個性こそ、世界そのものが前へ進むためにも必要なものだったんです。


・ミミ
 逆に、ここでいったん足を止めたのが彼女。

 ほかのメンバーとはちがった方向から生じた想いとぶつかって、相殺されたからですね。ふたたび進むには、気持ちのベクトルを揃えねばならなかった。
 立ち止まるために止まったのではなく、進むために一度止まったわけです。なにより自分へ正直であるために。
 ですが、掴んだものがわずかな輝きであっても「この先へ進みたい」と思えれば、ただそれだけで充分。それこそが彼女の強さであり、弱さなのです。

 次回から2話ほどは重点的に描かれるので、注目しておきましょう。いろいろと見えてきそうな気がします。


・タケル
 光の紋章と近い属性な希望の紋章を持つのですが、ミミのところで書いた推測がほんとうなら、純真の紋章を持つものとも実は相性がよさそうです。
 実のところは20話で一回、ミミのほうから声をかけただけでまともに会話してた試しがありませんでしたが…。

 さて、彼が着実に成長していたのもどっかで当たり前の話で、13話の時点で一番大きなきっかけを乗り越えているというか、あそこで決定的に変わったのだと思います。何かこう、ものすごい加速がかかった(このあたりは、前後の感想でも書きましたね)。つまり、彼は気づいたんだと思います。ささやかな希望さえも笑いながら奪う者が確かに存在していて、彼らとは戦う以外の道がないのだということを。ひょっとしたら、タケル自身もあまり意識しないうちに。

 先へ立ちぐんぐん進んでいく勇気の持ち主(=太一)とは、相性がいいでしょう。
 だからって兄を嫌ってるはずがないんですが、ヤマトからすればいい気持ちはしなかったでしょうね。


・丈
 ヤマトの肩をたたくシーンがなんかとても印象的です。

 彼のおもしろいところは、責任感が強くても縛られていない…縛られるのをやめた途端、伸びはじめた点。
 ゴマモンが彼の写し身だというなら、 彼はきっと誰かを信じることと自分ってものを切り離せる人間で──要するにマイペースなんだと思います。
 「僕が信じなきゃ」ではなくて「僕は信じよう。さて、そのために何をしようか」という風に。だから51話で空でさえも救えた。もちろん一人だけではダメでヤマトと二人がかりでしたけど、いつからか自分を確立しはじめていた彼にとっては関係なく、むしろそれが彼の強さです。

 そういえば、彼は2クール目以降いつもほかの子供たちといっしょでした。単独での試練と呼べたのは7話だけ。
 彼らしく地道にじっくり、焦らず成長をつづけていたからでしょうね。ヤマトにとってはちょっと羨ましい性格かも。


・ヒカリ
 「安定を望む者」が宿ってのセリフがほとんどでした。今回は完全に巫女だな。
 何度も声を聴いているから意志の疎通までできてるみたいですが、あまり覚えてないようですね。

 彼女は01の時点だと、成長要素が皆無といっていいキャラです。
 正式参加が終盤手前というのもあるのでしょうが、紋章に象徴される力がより本質的かつ生来のもので、本人の成長と実は無関係なのでしょうか?
 だとすれば、本領発揮は02のほうかも。

 49話のアレはこの時の影響がまだ体に残っていたからかな?


・デジモンたち
 彼らの中に、パートナーを裏切れない何かが仕込まれているのかもしれない。そう考えていた時期がありました。
 あの出会いが偶然でも奇跡でもなくあらかじめ仕組まれたことで、ただ事が予定通りに進んだだけだと。
 でも、彼らに訊いたらきっとこう答えるんでしょう。

 「だから何?」

 上で書いたとおり、パートナーとともに生きた時間も守りたいと思った気持ちも、失敗も成功も喜びも悲しみも、すべて彼らの意志です。彼らにとっては始まりがどうとかより、「予定通り」に進まないことによって起こる数々の恐ろしい事柄のほうがずっと問題。きっとそれが結論でしょう。もしそんな彼らの「意志」を否定する者があらわれても、今度は子供たちが守り助ける。たぶん、そういうことだと思います。

 というか、デジヴァイスと紋章が繋いであるって時点でパートナーデジモンは、子供たちの心の分身なんですよね。
 たぶん彼らはパートナーを守ることで、自分自身をも守っているのです。
 もし子供たちとちがいがあるとすれば、そのことを生まれつき心の奥のところで知っているか、知らないか。この点でしょうね。

 テイルモンをさらっとフォローするピヨモンが大好き。


・デジタルワールドの安定を望む者
 小説版ではホメオスタシスという名前がついていました。
 ホメオスタシスとはギリシャ語で「同一の状態」を意味する医療用語で、よーするに彼らは世界の自然治癒システムなんですね。ゲンナイさんとその分身たちは肉体を持ち、直接的行動=病巣すなわち世界の歪みを正す免疫機構のようなものでしょうか。しかし彼らの力は世界を正常に維持するぶんには問題ないのですが、あまりに重大な疾患が発生すると手も足も出なくなってしまう。だから子供たちの力が必要になったってことですね。

 つまり、選ばれし子供は外部から取り込む薬とか抗生物質。使い方によって毒にも益にもなるような。
 益をもたらしたのが今回の例であり、毒としてはたらいたのがデジモンカイザーの例。それでも両者は同質でさまざまな個性があり、ときにはそれを併用する(=ジョグレス)ことによってあらゆる危機に立ち向かうことができるようになるのでしょう。デジヴァイスは、外部から取り込んだ子供たちと本来世界に在るデジモンたちを結びつけ、強力な治癒効果をもたらすための媒介のようなものってことですかね。

 選ばれし子供たちは、やっぱり異物なんです。

 ただ、あの世界はそれ自体がものすごい早さで進化してますね。後年、あらゆる人類までも呼び込めるようになってましたし。
 あれだけの人々がパートナーを得たということはたいへんな多様性がそなわったといえるわけで、世界の危機にも対応しやすくなってきます。
 あれはデジモンワールド=デジタルワールドの選んだ戦略だったんですね。


・ ゲンナイさん
 若いときの姿がここで初登場です。ピエモンに暗黒球を打ちこまれてましたが、その影響を押さえるためにみずからを老化させていたというのは小説版の話。02でもとに戻っていたのはチンロンモン復活後なので、彼に除去してもらったんでしょう。四聖獣のデータを文字通りの礎としてホーリーストーンを据えていたように見えるので、あれらの破壊が彼の若返りを早めた……というより、そうせざるをえなくなったのかもしれません。

 しかし平田さん、あんな個性のある声なのにもう四役ぐらいやってます。


・ ピエモン
 立体映像のみの出演。また、ガードロモンやメカノリモンはここで初登場です。
 どうやら、暗黒の種の前段階である暗黒球を持っていたようですが…たぶん、本来はアポカリモンの力でしょう。
 ひょっとしたら、それを暗黒の種として育てたのは賢なのかもしれないなあ。ってことは、それがミレニアモンの狙い?
 

・ ピノッキモン
 見物してる最中に吹っ飛ばされただけ。間にこんなエピソードが挟まったりしたせいか、登板期間が長いわりに出番はあんまりありません。
 むしろ、途中から完全にヤマトに食われちゃいましたね。その上メタルエテモンなんて出てくるし…。



★名(迷)セリフ

「要するにいじけてんだろ? 自分の思い通りにならないから!」(太一)

 太一さん太一さん、本質いきなり突きすぎです。物事には順序ってものがですね…(^^;)
 答えるヤマトの表情と言葉が伊藤作画のおかげもあってよけい痛い。


「ヤマト…おれたちのために死んでった連中が、こんな無意味な戦いを望んでると思うのか!」(太一)


 太一がダークマスターズ篇で涙を見せるのは、ここ以外だと最終話ぐらいです。
 彼の考え方がよくわかる大切なシーンですが、これは単に正論であって今のヤマトにはあまり意味を持たないものです。
 背負ってるものの性質が違うというか。


「わからねえよ!! オレだってわからねえんだよ!! くそ、くそっ、くそっ!」 (ヤマト)

 心の叫びです。


「気の済むまでやらせたら?」(テイルモン)

 姐さん……。
 突っかかるゴマモンを見て、ゴマテイルに目覚めた人も結構いるようです。


「もうイヤ! 戦って…戦って……それで何が得られるの! もう、そんなの嫌!!」(ミミ)

 本質的に殺伐とか悪意などと無縁な彼女には、だいぶヘビーな状況です。
 戦いに価値を求めているということはその先に見えているものを知り、どうしたいのか考える時間がほしいということ。
 現地人の言うことをよく聞くのも大事ですね。


「完全体だったんだ…」(光子郎)

 パロットモンを調べて、納得したようなつぶやき。知識欲がまた一つ解消されたような。
 そーいえば、映画にはちゃんと全員出てましたね。


「私の言葉を中継できるのは、この方だけです。
 本当はあなた方がファイル島に来た時、すぐにでもお話したかったのですが…」(ホメオスタシスinヒカリ)


 中継できるのってなんでなのかなあと考えていましたが、そういうものだと思うしかないのかもしれない。
 出てこれなかったのはつまり、ヒカリがいなかったからなんですね。でも、いきなりそういう話をされたって困るでしょう。
 むしろ「彼ら」の登場が遅れたからこそ、この物語はおもしろくなったといえますね。


「おれのは…」(ヤマト)
「友情だったよな?」(丈)


 丈がヤマトの肩をたたく。一瞬のシーンですが、23話などを経ているといろいろ興味深いところです。
 彼もまた、ヤマトにとってかけがえのない友のひとりですから。


「みなさんのデータを検討した結果、太一さんとヒカリさんに共通するものがあったのです。
 それがなにを意味しているのかは、わたしたちにも謎ですが…」(ホメオスタシスinヒカリ)


 なんでしょう。それぞれに何かしら欠けたものがあり、越えるためにあがいているというのはわかりますが…。
 デジモンの助けを借り、さらに補い合うことで大きな力を生むのはまちがいないですけど。


「追え! 紋章をうばうのだ!」(ピエモン)

 いや、紋章はあなたが持ってるんですけど……。珍しいミス。
 その後海底に封印されたということは、ダークマスターズの力をもってしても紋章をこわすことができなかったから、ですね。
 たぶんそれができるのは、アポカリモンだけなんでしょう。


「でも、今は一緒よ!」(ピヨモン)
「…そうだな」(テイルモン)


 自分が一人だけはぐれた経緯を知り、過去を噛みしめるテイルモンとそれを元気づけるピヨモンの場面。
 大好きなシーンのひとつです。彼らはいつでも今この瞬間と先の未来を見ているんですね。


「覚えてる……ボクたち、ずっと待ってたんだ! 太一を…」(コロモン)
「ヤマトを」(ツノモン)
「空を」(ピヨモン)
「丈を」(ゴマモン)
「ミミを」(パルモン)
「タケルを」(パタモン)
「光子郎はんを」
(テントモン)
「いく日もいく日も待ったんだ……。そして、ある日……」(コロモン)


 いったい、どのくらい長い間だったんでしょう? 気が遠くなりそうです。
 太一たちが来た時、コロモンが見せた満面の笑顔と輝く瞳を見るたびに、わけもなくじーんと来てしまいます。
 彼らはなぜこんなにも純粋で、こんなにも優しいのでしょう?


「おれなんかが偉そうに言うことじゃないと思うけど…正しいとか、間違っているとかじゃないと思うんだ。
 ただ、おまえにはおまえの道があり…おれには、おれの道があるんじゃ…」(ヤマト)


 それぞれの道。異なる生き方。お互いがお互いを認めあい、補完しあったときこそすべてを越える大きな力が生まれる。
 いよいよ核心に触れるセリフが出てきた、というべきでしょうか? この言葉は、丈にも大きな影響をあたえてます。

 そういえば、シン兄さんも似たようなことを言ってましたっけ。一時期はそれもあって、彼が前の選ばれし子供かもしれないと思ってたなあ…。


「でも、ヤマトなら大丈夫よ。信じてる」(空)

 流しそうでしたが、こんなこと彼女、ヤマトにしか言ったことありませんよ?
 その後タケルを諭す口調が、これまた優しく柔らかい。


「行く道はちがっても、目的地は同じってこと。どの道も、イバラの道だろうけど」(テイルモン)

 めずらしく、パートナーデジモンのセリフで締め。
 こんなことができるのはやっぱりこの方、テイルモンの姐さんしかいません。


★次回予告
 無意味にぶっとい線ばかりやたら目に付きます。
 メタルエテモンの金歯がイヤーンな感じ。