光のヴォルフモン 地下迷宮の戦い!
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脚本:富田祐弘 演出:今村隆寛 作画監督:八島善孝 |
第2話です。
●全体印象
まだキャラの内面までは見せてません。デジコードの解放による地域再生など、まだ世界観説明の段階です。
あの虫食いだらけの地形は決して世界が未完成だからだというではなく、ケルビモンの手下のせいだったんですね。で、切り取られた地形を取り戻して新しい地域を目指す、と…………
はっ! これはドラクエ7!!
か、閑話休題…
今回は1話以上にベタベタなお話。子供たちのキャラも薄く、なんだか心配になってきちゃいます。
さてそんな中、パグモン(→レアモン)に襲われるきっかけがチョコ一かけら……どうもおかしいと思ったら、一体きわだって凶暴な奴がいてその影響だったようです。トレールモンに色目(?)を使う友樹たちや、いきなり蹴り一発で鉄パイプをへし折る輝二と、漫画的演出が目立ちました。
また、しょっちゅう泉にモーションをかけている純平といい、その泉に不可抗力とはいえ抱きつかれて赤くなる拓也といい、これまでのシリーズでは目立たなかった男女のシチュエーションが当初から前面に出てますね。
しかし、ひどいヤツだなトレールモン……(^_^;)
作画監督は八島善孝さん。原画にはもう一人、伊藤智子さんがいるので、ところどころそれっぽいカットが見られました。
輝二の表情などは明らかに伊藤さんの絵の雰囲気です。
●歌
繰り返し聞いたらなんか良さげに思えてきました。
『発火点はもうすぐだぜ』と『君を連れて…』のあたりが一番の聞きどころ?
●各メンバー
・拓也
リーダー系ではありますが、ちょっと情けないというか、お茶目なところも持ち合わせてますね。
泉に平手百連発を食らったり、アグニモンになったはいいけど、すぐ戻っちゃったり。
さすが竹内順子さんが演じてるだけのことはある。
・輝二
一人だけ無駄にシリアスです。パグモン相手の立ち回りではかなり人間離れした動き。なんかデビチルを思い出しました。
最後のセリフなど、お前ホントに小学生か? と言いたくなったり。
・泉
爆発力はありますが、ふだんから騒いでいるタイプじゃないようですね。
拓也を年下だと思いこんでいたあたり、帰国子女の感覚?
・純平
かなり情けないキャラです…(^_^;) 進化も一番遅いし、ワリを食わなきゃいいんですが。
・友樹
今回は純平の巻き添え(笑)。
いじめられっ子というから屈折してるのかと思いきや、それほどでもなく。障害に負けない力が欲しいんでしょうか?
・パグモン
ボコモンはいじめっ子だと言ってましたが、さっきまで何匹か一緒にいましたよ?
単体だと弱気になっておとなしくなるのかな?
●戦闘
何の前ぶれもなく突然パグモンが進化。唖然としました。こいつら、自分の意志で進化できるのですか? これもケルビモンの力…?
ヘドロの破壊力は01以上の印象。狭い地形で襲われたら怖い相手でしょうけど、ヴォルフモンにはまるで歯がたたずに瞬殺でした。
しょせんは成熟期…か…。
ところで、ヤツを倒した後のコードはちゃんと解放してあげたのですか?
ヴォルフモンの武器は棍にもなるライトセーバー。輝二の棒術が伏線になってます。
技を使う時になんて言ってたのかわかりませんでした(^_^;) 確認せねば…。
でも、こいつのエレメントが光というのはどう考えても無理があるような気が。ガルル系っていったら氷じゃないんですか?
●今回の名セリフ
1.『まあいいか、オレには関係ない。自分で何とかしな』(輝二)
助けは求めないし誰かを助けることもしない。そんな輝二のスタンスが見えるセリフです。
でも、目の前で危なくなったら真っ先に飛び出すタイプでもあるようですね。
2.『オレがデジモンに進化した……面白くなってきたぜ』(輝二)
あんた、自分がいる場所に疑問はないのか?
●予告
勘違い第2弾。チャックモンの属性は氷でした。水だとばっかり思ってた…。
ビースト形態から考えて、明らかにズドモン系ですね。
そしてさらに心配なのは次回の内容。
アグニモン、お前…いくら炎属性だからって、成長期相手にピンチになるなよ……。
強さの基準メチャメチャ。大丈夫かあー?(^ ^;