レナモンは友達!留姫の迷い

 脚本:まさきひろ 演出:吉沢孝男 作画監督:直井正博
10話です。いよいよ二桁代に突入。


■デジタルフィールド
今回で、デジモンは実体化するとき、自身のナワバリをも一緒に持ってこられるということがわかりました。これはもうデジタルフィールドというより、デジタルテリトリーと言うべきかも。


■留姫の回想
グラウモンとガルゴモンの進化は、この回想シーンのみに登場。
いずれも場合こそ違え、テイマーが危機におちいったデジモンを想ったとき、進化につながっています。02までだとなかば当然の法則で、そうではないかとの推測はあっても、それ自体への疑問はありませんでした。今回は、留姫がその役をになっています。


■留姫とクルモンとお母さん
留姫にまとわりつくクルモンを見て、お母さんがまた誤解を…。
でもひとりよがりで空回りしまくっているとはいえ、留姫のことを完全に無視しているわけではないので、いつかは理解しあえるのでしょう。それが早くなるか、このまま遅くなるか。

クルモンを追い払うときの留姫の声は、言葉のきつさのわりにやわらかさもありました。


■レナモンと留姫

「…呼んだ?」

留姫が呼ぶと10秒以内に来るのですかあなたわ! 専属ガードマンみたい…。
しかもむこうのビルの上から…早い!

それにしても、この前パートナーのことがちょっとだけわかった、言った舌の根もかわかないうちに

『たかがデジモンのくせに!』

そのように罵倒する留姫が理解しきれないのも、まあむべなるかな。
そのくせ、自分で廊下を見に行く度胸がなくてレナモンを使ったり。背伸びしているけど、留姫はまだまだ子供なのでしょう。


■タカトと李くん
今回は脇役でしたが、なにげにタカトのカードスラッシュバンクが初登場。あげくに、トドメ役ももっていってしまいました。あれ?

それにしてもタカト君、君、『白い羽根』好きですね。


■間男@アイスデビモン
まるでダゴモン一族のような、陰険な迫り方。そしてその大仰な物言いと小杉ボイス。あ…あやしいーっ!
しかし…それにしても

「そいつを倒して、ふたりでやり直そう」

このセリフは言い過ぎだと思います。留姫をひっつかむしぐさも微妙にやな感じで、あれはもうテイマーになれ、と言うよりも「オレの女になれ」などと言っているようなものです。う〜ん…。
…小五あいてに女になれもないもんですが。

その実力はさすがデビモン系だけあり、キュウビモンをもってしても歯がたたないほどでしたが、タカトとギルモンの意表をついた戦略のまえに、あっさり爆死。
…あれれ?


■別々の方向へ…。
レナモンを友と認めながらも、デジモンの存在そのものに嫌悪をおぼえてしまう留姫。矛盾に満ちた感情をかかえたまま、退場することになります。それを察したか、キュウビモンも留姫とはべつの方向へ…。
タカトはすっかり混乱していましたが、生々しいたとえだとこういうことになりますか。

ある少女がやっていること。彼女はさして大きな疑問もいだかず、それを続けていましたが、悪い男にひっかかり、しかも自分のしていることがそいつと同じだと気づいてしまって、いままでしてきたこと、そして全部の男に嫌悪をいだくようになってしま…

…生々しすぎる。

いずれにしても、この回のしこりが12話につながるのでしょう。



■総括
留姫の話でありながらインプモンなど、余計な要素もめだつお話になっていました。キュウビモンがまるでかなわなかったアイスデビモンを、成熟期でさえないギルモンがあっさり倒すのもあれれ?
という感じですし。なんかアイスデビモンのセクハラ具合が一番目立っていたような…。
ただ、この回は12話へのきっかけみたいなものなので、こんなものかもしれません。
作画と演出は良好でした。絵にかんしては、くずれないとみていいでしょう。


■予告
ばっりばりに動きまくっていました。次回の作監は誰でしょう? 順番からみて、3話の海老沢さんか5話の伊藤さんなのですが…。
なんというか動きのレベルからして違うような?
しかし私の見地って、どうも絵にかたよってしまうなあ…。